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SHOW CASE

フューチャーライフビレッジで「未来の暮らし」、「未来への行動」を考える


この記事に該当する目標
4 質の高い教育をみんなに 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 11 住み続けられるまちづくりを
フューチャーライフビレッジで「未来の暮らし」、「未来への行動」を考える

2025年大阪・関西万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、⼈類共通の課題解決を世界で共有し、英知を集め、アイデアを交換し、未来社会を共創することを目指しています。
フューチャーライフヴィレッジは、⼈が主役のパビリオンです。さまざまな参加者が「未来の暮らし」、「未来への行動」をコンセプトとする多種多様な「問い」と「提案」を持ち寄ることで、参加者同士や来場者との対話が生まれ、未来社会はどんな姿かをみんなで考え、共に創り出していく共創(co-create)を実現する場となります。

未来社会を考える3つのエリア

フューチャーライフヴィレッジ内では、「未来の暮らし」と「未来への行動」のコンセプトから、「フューチャーライフエクスペリエンス」「TEAM EXPOパビリオン」「ベストプラクティス」の3つのエリアが存在します。
「未来の暮らし」を考える「フューチャーライフエクスペリエンス」では、未来の食、未来の文化、未来のヘルスケアを中心に、会期中数多くの企業団体が、⽇々の暮らしに近い分野の展示や発表を行い、未来を提案します。
「未来への行動」を考える「TEAM EXPOパビリオン」 では、参加者が主⼈公となり、「未来への行動」を宣言することで、発表者と来場者が対話し、未来社会の実現に向けた新たな共創を生み出すことを目的とした場です。
また同じコンセプトの「ベストプラクティス」では、世界が抱える課題を解決する良質なプロジェクトを選定し、展示・発信するプログラムとなっています。グローバルな視点の問題提起と、その解決に向けたより良い未来への取り組みを知ることができます。

環境問題に配慮したヴィレッジ

フューチャーライフゾーンに位置する、ヴィレッジは大阪・関西万博の若手建築家のメンバーである小室舞さんが設計し「多様でありながら1つ」をコンセプトとして取り入れたデザインです。様々な展示やイベントが行われるユニット群が並んだ中心部分に中庭が設けられ、そのユニットをリングとして繋いでいる、まさに万博の特徴を踏襲したヴィレッジです。
中でも、中庭に面した屋外展示棟は、内外壁ともに鉄筋トラスで構成された開放的な空間です。壁には再資源化した建材である石を敷き詰めた蛇篭壁面(鉄線で編んだ篭に玉石を詰め敷設)を採用し、光や風が通り緑も育つことで地面や中庭の自然と連続するマテリアルデザインとなっています。光や風を取り込む山屋根、雨水を集める谷屋根、効率的に室内を覆う片流れ屋根の3種類の屋根を配置し、それらが少しずつ重なることで柔らかい木陰を生み出します。また中央の中庭に向かって傾斜する屋根は効率的に雨水を集めます。
「未来の暮らし」を考えるフューチャーライフヴィレッジはまさに、目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」に必要な知恵や技術があり、目標11「住み続けられるまちづくりを」にもつながる建物です。

様々な企業が社会課題を解決する未来を考える

「未来の暮らし」を考える「フューチャーライフエクスペリエンス」では、常設展示エリアに5つの企業団体として、「国立研究開発法⼈ 宇宙航空研究開発機構」「株式会社フソウ新未来テック」「株式会社JASC」「一般社団法⼈ メタバース推進協議会」「Zero Gravity Art」があります。その中の「国立研究開発法⼈ 宇宙航空研究開発機構」は「月に立つ。その先へ、」をテーマに大型LEDビジョンで見ることのできる月面映像や月の探査機の模型を展示予定しています。

また期間展示として最短1週間ごとに団体・企業が変わる展示エリアでも様々な「未来の暮らし」を提案します。こちらは期間ごと展示が変わるため、社会課題を解決するために様々な企業が参加し、また企業の社会活動の受け皿の一面という側面の機能もあります。
入れ替え期間も閉館日なしで、火曜日からスタートし月曜日がクローズとなるため、気になる展示に合わせての来場をおすすめします。

私たちの「未来の暮らし」「未来への行動」を考え、一歩踏み出すきっかけへ

フューチャーライフヴィレッジで未来の社会はどんな姿かをみんなで考えることは、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」、目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、目標11「住み続けられるまちづくりを」など多くの目標達成に寄与し、持続可能な社会の実現に向けた「未来の暮らし」「未来への行動」への重要な一歩となります。

2025年大阪・関西万博ではたくさんの国々が様々な展示を行いますが、フューチャーライフヴィレッジにも立ち寄って、少し先の未来に思いを馳せてみるものいかがでしょうか?