暖かい日が増えても油断できない!コジマが教える節電しながら寒暖差を快適に乗り切るトレンド家電

東京都は、「電⼒をⒽへらす Ⓣつくる Ⓣためる」の頭⽂字からとった“HTT”をキーワードに、都⺠・事業者等への働きかけを通じて脱炭素社会に向けたアクションを実施しています。
3つの中で、電力をⒽへらすは私たちが最も取り組みやすいアクション。
2024年に東京都「HTT取組推進宣⾔企業」として登録し、節電対策や再⽣エネルギー活⽤を推進する家電量販店のコジマに、寒さがまだ続くこの時期に使いたい、”節電もできる”ヒートショックや防寒対策に役立つアイテムを教えてもらいました。
HTT、まずは「Ⓗへらす」からはじめよう
寒気⾃体が“数年に⼀度”レベルの強さであり、さらにその寒気が⻑期間にわたって列島に居座り続ける“居座り寒波”が到来した2月。これから3月になり日によっては暖かい日もありますが、本格的な春までまだまだ油断はできません。
寒暖差が⼤きくなることで知られる12⽉〜3⽉までの期間においては、気温の変化によって⾎圧が上下し、⼼臓や⾎管の疾患が起こることを意味する「ヒートショック」への注意が⼤切です。暖房の効いたリビングから脱⾐所に移動し、温かな湯船に⼊るときの温度差で起こりやすいヒートショックは、10℃以上の温度差がある場所が危険とされています。エネルギー価格の⾼騰などから電気代の値上げが続いている現在は、⾝体への負担、家計の負担を意識しながら、寒暖差対策を⾏うことが重要です。
HTTの活動には、使っていない電気やエネルギーを無駄にしないために、電気をこまめに消したり、使っていない家電の電源をオフにすることでエネルギーの無駄を「Ⓗへらす」、太陽光パネルなどを使⽤して、太陽の光を電気に変えるなどの「Ⓣつくる」、そしてつくった電気を電池にためておく「Ⓣためる」があります。これらすべてを⾏うことが脱炭素社会へ向けたアクションであり、停電時や緊急時など必要なときにすぐに電気が使えるようになるコツです。
なかでも「Ⓗへらす」は、誰でも今⽇から簡単に始められる活動です。まずは、ここから、HTTの第⼀歩を始めてみましょう。
試しておきたいトレンド家電「ウェアラブルヒーター」


電熱線などの発熱する素材を使って、元の素材以上の暖かさを提供できる「ウェアラブルヒーター」。
体の近くで発熱するため、少ない消費電⼒でも効果的に暖まるのが特徴です。
家事や在宅ワークを⾏うなかで、部屋を移動するとき、各部屋の暖房家電の電気をこまめに消している⽅に届けたい最新の家電は、どこへ⾏っても体を暖めてくれる強い味⽅。⾸からかけるタイプや洋服に取り付けるものまでさまざまな仕様のウェアラブルヒーターは、夏場にハンディファンを使⽤している現代⼈が取り⼊れやすい最新トレンド家電です。
ウェアラブルヒーターを使⽤する際、電気代がかかるのはバッテリー充電時。電圧が 3.7V で10,000mAh のモバイルバッテリーを充電する場合、1回の充電につき、約1円ほどで充電することができます。このため1ヶ⽉間、毎⽇充電して使う場合、約30円の電気代になると計算できます。わずかな金額で利用できるウェアラブルヒーターをうまく活用することで電気代の節約につながります。
ウェアラブルヒーターの具体的な例としては、電気カイロや電気湯たんぽ、着る毛布などがあります
電気カイロ カフェラテ(HashTAG)
ホットドリンクをモチーフにした約 128g のコンパクトな電気カイロ。2 段階の温度切り替え機能付きでカイロとしても 5000mAh のモバイルバッテリーとしても使⽤でき、 1 台 2 役なアイテム。3.5 時間の充電で約3〜5時間暖かさを感じられます。
どこでも電気着る⽑布(YAMAZEN)
お好みに合わせてヒーターの位置を選べるリバーシブルな着る⽑布は、暖房⾯積や温度の切り替えも可能な“最強の部屋着”。お⼿持ちのモバイルバッテリーを繋いで使⽤することも可能で、PC 操作、⽔回り作業など暖かいままどこでも何でもできるアイテムです。
電気湯たんぽ(HashTAG)
お湯を沸かす⼿間なく約10分で蓄熱し、膝の上で約6時間、⾜裏の使⽤で4時間、⽑布の中で約8時間暖かさが続く電気湯たんぽ。コードレスで家中どこでも冷えやすい⼿元やお腹を温められるアイテムです。蓄熱電気代は約2.1 円/1 回(31 円/1kWh で算出)
節電しながら快適なおうち時間が過ごせる最新あったか家電
寒さで外出する意欲が低下したり、寒い屋外より快適な⾃宅で過ごしたいと考える⼈が増える冬は、ほかの季節と⽐べ、⽇中の在宅時間やおうち時間が増える傾向が。そんな冬には、家で暖かく快適に過ごすための最新家電がおすすめです。
家にいる時間が増えることで電気代も気になりますが、ここからは節電もしながら暖まることができるおすすめ家電を紹介します。
遠⾚外線暖房機 ハイブリッドセラムヒート(ダイキン⼯業株式会社)
遠⾚外線の特性を活かして、パワーに強弱をつけるリズムモードや、室内温度が 22℃に達すると現在の運転/パワー調整つまみの設定と室内温度に応じて、消費電⼒を抑えて運転する温度センサー、⼈の不在を察知すると15 分後に⾃動停⽌する⼈感センサーを搭載したエアコン。暖かさはそのままで、通常運転時の約15%節電が可能です。
エアコン 三菱ズバ暖 霧ヶ峰(三菱電機株式会社)
ユーザー満⾜度約93%を誇るこの商品は、極寒にも負けない暖かさを実現した節電にぴったりなエアコン。外気温が-15℃でも最⾼60℃の温⾵吹き出しで⾜元からしっかり温めるハイパワー運転を⾏うなど、⽇本各地の寒さに負けないアイテムです。
⾼精度⾚外線センサー搭載で⼈の居場所・動きを感知し⼀⼈ひとりの体温を見分け、温度調整を⾏う運転モードや、オン/オフ(スタンバイ)をムダのないタイミングで⾃動で切り替え、省エネ運転を⾏う「省エネ ムーブアイ」を搭載。
また、⼈の脈を⾮接触で計測し、脈から⼈の感情を測定し温度・気流を⾃動制御する快適センサー「エモコアイ」も搭載し、消費電⼒量を抑えます。
浴室暖房乾燥機(⽇⽴グローバルライフソリューションズ株式会社)
暖房、⾐類乾燥、浴室乾燥、涼⾵、換気にと1台5役でオールシーズン⼤活躍する本商品は、グラファイトヒーター搭載で、照射10分で素早く浴室内を暖かくする優れもの。ヒートショック好発期に⼊浴前の予備暖房としてぜひ使⽤したい温度差のバリアフリーを叶えるアイテムです。
⾐類乾燥時は、送⾵と換気での乾燥と、運転完了⼀時間前にはグラファイトヒーター+温⾵仕上げ乾燥し、冬でもカラッと乾燥します。
浴室乾燥時は、ヒーターを使わない送⾵と換気のみの乾燥です。夏や湿度の低い⽇に、おすすめです。
脱⾐所の⼈の動きを感知する人感オート運転で、⾃動で運転開始・停⽌するため、消し忘れの防⽌にも役立ちます。
コジマが⾏う“HTT”のこれまでとこれから
電気代⾼騰に対する経費⾯でのメリットがきっかけとなりHTTの取組を始めたコジマは、節電対策以外にも、地球温暖化対策のためのCO2削減として再⽣エネルギーの活⽤を⾏っています。その結果として、節電対策は、電気使⽤量の削減及び電気代の削減に繋がったほか、再⽣エネルギーの活⽤では、会社全体でのCO2排出量の削減を実現しました。
持続可能な社会の実現のために、継続的な取組から始めることが重要と考えているコジマ。社内でのノウハウが蓄積されてきたことから、⻑期的にはサプライチェーンを巻き込んだ取組を進めていきたいといいます。
コジマのように、様々な企業が今HTTの取り組みを積極的に始めています。HTTをキーワードに、あなたもできることがあるはず。
まずは家電の見直しからはじめてみるのも良さそうです。