新しい循環を生みだすフラワーショップ「earth song」今日だけでなく、未来も彩る花をえらぶ。
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持続可能な社会の実現に向けて、都市の新しいあり方が問われる今。TAKANAWA GATEWAY CITYのイベントスペース「マチアイ」にて、同施設が掲げる理念「地球益」の実現に向けた、地域と資源の新しい循環「New-Circulation」をコンセプトとした、フラワーショップ「earth song」が開催中です。花を通して新しいライフスタイルを提案しています。自然や地域とのつながりを体験する事ができ、SDGsの目標達成に向けた取り組みを日々の暮らしに自然に取り入れるきっかけとして、注目を集めています。
地域と資源をつなぐ「earth song」が届ける、サステナブルな花の魅力
「earth song」は、地球にも人にもやさしい「スローフラワー」や、高輪周辺で役目を終えた花をきっかけに、地域や資源のあたらしい循環をうみだすフラワーショップです。見た目の美しさだけでなく、「背景」を持つ花々が集められています。
「スローフラワー」とは、生産・流通において農薬や化学肥料を使用せず、環境負荷の少ない方法で育てられたお花のことです。旬を大切にし、地域でその季節に育った花を近いエリアで消費することで輸送による環境負荷を減らし、生産者と消費者の距離を縮めることができます。こうした関係性を通して、花が本来持っている価値や魅力を、より深く感じることができるのです。


「earth song」では、そんな自然のリズムにあわせて育った力強い「スローフラワー」を使ったブーケに加え、廃棄前のお花を原材料とした様々なオリジナル商品を展開しています。
・廃棄されてしまうはずだった草花をドライフラワーにし、南米の聖なる木パロサントと、草花を引き立てるプリザーブドフラワーとともにアレンジした「ボタニカルボトル」
・張りと艶のある綿100%の生地で作った風呂敷に、廃棄されるはずだった花を使った色をまとった「花染め風呂敷」
・一つひとつに個性がある花をあしらった「ボタニカルキャンドル」
など。


ただ美しいだけでない花との出会いが、消費の在り方を見直すきっかけを与えてくれます。さらに、リサイクルガラスの「フラワーベース」なども販売されており、買い物そのものが環境への配慮や生産者へのリスペクトに繋がり、それを誰かに贈ることで、その想いがさらに広がっていきます。
花を楽しむだけじゃない、未来につながる体験を
「earth song」の魅力は「買う」だけにとどまらず、「持続可能な未来につながる体験」も用意されています。
会場インフォメーションには、「やがて花が生える特別な看板」が設置されています。紙にお花の種がすきこまれた「シードペーパー」を活用し、紙からはやがて芽が生え、お花が咲きます。さらに、瓶内で花が微生物によって分解されていく様子を観察することのできるアート作品「フラワーコンポスト」も設置されており、来場者が飾り終わった花を瓶内に入れて循環の輪に参加することができます。変化を経た「フラワーコンポスト」は最終的に堆肥化され、また新しい生命を育む土として、循環していきます。


これから開催予定のワークショップ「earth song original 花染めハンカチ」では、店内で売れ残ってしまったお花を使って、自分だけのオリジナルハンカチを作る体験ができます。花を無駄なく活用し色や香りを楽しみながら、花の新たな価値を感じることができます。体験を通じて、サステナブルの本質に触れることができる貴重な機会です。


日常に「地球益」を。小さな選択から始まる未来
「earth song」は、花を選ぶ、買う、贈る。そんな日常の行動が、実は地球とつながっているという気づきを、自然と与えてくれます。花を通して環境や地域とのつながりを実感できる体験は、TAKANAWA GATEWAY CITYが掲げる「地球益」という少し大きなテーマを、身近なものとして感じさせてくれます。“大きなことじゃなくていい。まずは一輪の花から”、自分にできるやさしい選択を見つけに「earth song」を訪れてみてはいかがでしょうか。