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アパホテルが取り組むSDGs 後編「アパ社長カレー」「TABETE」…「食」でも社会貢献


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アパホテルが取り組むSDGs 後編「アパ社長カレー」「TABETE」…「食」でも社会貢献

当WEBメディアと連携し、パーソナリティの新内眞衣さんとともに未来の地球をより良くするための
17の持続可能な開発目標からなるSDGsを楽しく分かりやすく学べるニッポン放送のラジオ番組『SDGs MAGAZINE』。毎週土曜日の正午から午後4時までオンエアされているニッポン放送「土田晃之 日曜のへそ」内でお笑いタレント、土田晃之さんとともに生放送で届けられている同番組では5月18、25日の放送で「アパホテル」を2週にわたって特集した。今回はその後編。ニッポン放送の内田雄基アナウンサーが、アパホテル株式会社の代表取締役専務を務める元谷拓さんに、「アパホテルの食とSDGs」について話を聞いた。

「TABETE」で食品ロス削減

客室やアメニティに取り入れられている「アパホテルのSDGs」に迫った前回に続き、後編となる5月25日の放送で焦点を当てたのは、「食」にまつわるSDGs。全国に916ホテル 、12万4947室(2025年5月15日現在)を誇る日本を代表するホテルグループの「食」に関する取り組みを深掘りするべく、元谷専務を内田アナが東京・赤坂のアパホテル本社で直撃した。

内田 「今週もアパホテルの元谷専務にお話をうかがっていきます。よろしくお願いします」

元谷 「はい。よろしくお願いします」

内田 「今週はアパホテルの『食』にまつわるSDGsについてうかがっていければと思うのですが、具体的にはどのような取り組みをされているのでしょうか」

元谷 「直営レストランでアパホテルの『&リゾート』系のブランドなどでは『ラ・ベランダ』というバイキングレストランを営業しているスタイルが多く、大型施設でのビュッフェ、食べ放題で提供しています。ただ、どうしても時間帯によっては(料理が)少し余ってしまったりするので、『TABETE(タベテ)』というところと提携して、少しお安めの値段のお弁当スタイルでバイキングを詰めて提供できる形にすることで、無駄がなくなるよう協力している感じです」

内田 「ビュッフェで、どうしても余ってしまうお料理をお弁当スタイルにして提供されている、と」

元谷 「食べ放題レストランだけれども、丸い大皿とかで自分の好きなものをバーっといっぱい取ると、食べきれないぐらい取っちゃったりしますよね」

内田 「ありますね」

元谷 「それを防ぐために、当社では九つ(仕切り)皿とか六つ皿という、お皿に窪みがあって、そこに入れることによって、ちょっとずつたくさんの品数に対応できるメラミン皿を提供しています。大皿にも入れられるんですけど、そうした9つ、6つに分かれたお皿にちょっとずつ、かわいく盛りつけることで、取り過ぎない、フードロスを減らせるようにしています。美味しかったらまたおかわりすればいい、という感じにさせていただいているんです」

内田 「そうした取り組みもしながら、それでも残ったものは『TABETE』というサービスで提供されているということですね。実際には、どういったものがお弁当の中に入っているのでしょう」

元谷 「当社のレストランは月替わりでメニューを変えるので、旬の美味しい食べものが入ります。最近だと『やみつきピーマンの唐揚げ』という人気メニューがありまして…」

内田 「なんですか、それ! すごく美味しそうなんですけど」

元谷 「ピーマンを種ごと専用のフライヤーで揚げるのですが、外側がバリッバリに香ばしくなって、中は種ごと入っているので野菜特有の苦味が熱を通すことで甘みや旨味に変わっている。タマネギも生だと辛いけど、火を通すと甘くなるじゃないですか」

内田 「はい」

元谷 「そういう感覚で、揚げることによって甘みが増して苦味がほぼなくなっているので、ピーマンが苦手な子供たちや大人でも『ピーマン、食べられないんだよね』って言っていた人が食べたら、『これは美味しく食べられる』って言ってしまうぐらい人気のメニューです。ピーマンなので、カロリー的にも身体に優しいんですよね。鶏の唐揚げより、こっちの方がいいんじゃないのかなっていうくらいで、『やみつきピーマンの唐揚げ弁当』という形で出したら、結構売れるんじゃないかな思うほどの人気メニューです」

内田 「そんな美味しそうなお料理がお弁当に入っているんですね。そのお弁当を、大体おいくらで提供されているのでしょうか」

元谷 「日によって違いますが、700円前後くらい。1000円はいかないと思います」

内田 「えっ! 今、東京都内でお昼を外で食べようと思ったら2000円近くいくようなところもある中で…」

元谷 「それも含めて、フードロス削減のための協力ということだと思いますので」

アパホテルの直営レストランでは、美味しい朝食にこだわり、ご当地メニューを含む60種類以上の朝食バイキングを日々提供しているが、ビュッフェでの提供スタイルである以上、どうしても最後には料理が余ってしまい、アレンジが効かない料理や食材の多くはこれまで廃棄するしかなかった。そこで、2023年2月から導入されたのが、元谷専務が説明するフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」。株式会社コークッキングが運営する「TABETE」は、「食品ロス」の危機に面している食べものを周辺のユーザーとマッチングするアプリで、アパホテルのほかにもさまざまな飲食店、スーパーマーケットなどが参画。自治体とも連携し、食品ロス削減という社会貢献を持続可能な形で展開している。

この取り組みに、スタジオの面々も興味津々。新内さんは「めちゃめちゃ、すごいアイデアですね!」と感嘆し、土田さんは「本当にこれ、SDGsですよね!」とうなずいた。

内田 「先ほどアプリで調べてみたのですが、このスタジオ周辺のアパホテルでも、『5つ限定 何時から何時の間に取りに来てください』みたいな表示が出ているんですよね。それを押すと、600円から700円ぐらいでお弁当が受け取れるんです」

土田 「写真を見ても、めちゃめちゃ豪華じゃないですか」

内田 「そうなんですよ」

土田 「ビュッフェで残っているやつとは言いながらも、要はいろいろな種類の料理があるっていうことですよね」

新内 「そうですね」

内田 「お肉も野菜もあって、バランスもいいですし」

土田 「これがその値段って、ちょっとマジで考えられないですよ」

内田 「正直、ビュッフェの残っているお料理を見て心が痛くなる瞬間って、あるじゃないですか」

新内 「あります、あります」

内田 「あれがお弁当になって、しかも安い。タイミング良く、運良く見つけられれば、自分でも食べられる。食品ロスの削減に貢献できると思うと、かなりいいですよね」

新内 「すごいですね!」

内田 「皆さんも、ぜひ『TABETE』というアプリで調べて、活用してください」

■「アパ社長カレー」もSDGs

そして、次の話題はアパホテルの「食」といえば…の「アパ社長カレー」。

土田 「有名ですね」

内田 「お2人は食べたことがありますか」

土田・新内 「いや、ないです!」

内田 「元谷社長のお写真が載っている『アパ社長カレー』ですけど、すごく美味しくて、私は大好きです。しかも、美味しいだけじゃなくて、さまざまな形でSDGsに貢献しているということなので、そちらについてもお話をうかがっています」

~東京・赤坂のアパホテル本社にて~

内田 「もう一つ『食』の取り組みとして挙げられるのが、やはりアパホテルといえば『アパ社長カレー』」

元谷 「はい。実は、ほとんどの人が『アパ社長カレー』という名前を聞くと、『あの派手な帽子を被った、あの方(アパホテル社長の元谷芙美子さん)がつくったのかな』と言われるんですけど…」

内田 「(笑)。そう思いますよね」

元谷 「実は、私がつくったんです。なので、本当は『アパ専務カレー』じゃないかと」

内田 「(笑)。そうなんですか?」

大きな帽子を被った姿が印象的な元谷芙美子社長のポートレート写真が大きく印刷された「アパ社長カレー」だが、販売開始は2011年4月。アパグループ発祥の地、石川県の名物「金沢カレー」をベースに、アパホテル直営レストランで生まれた本格派ビーフカレーとして「モンドセレクション銀賞」など数々の賞を受賞しており、その美味しさが話題になっている。

アパホテル直営レストランの味を統一しようと“業務用カレー”として企画された中で生まれたレトルト食品だったが、今や累計1111万色を超える大ヒット商品となったこのカレー。その企画・プロデュースを担ったのが、実は創業者で現グループ会長の元谷外志雄さんと、社長の元谷芙美子さんの次男である元谷拓専務だった。味へのこだわりはもちろん、人気キャラとのコラボなどさまざまな仕掛けを展開し、今やアパブランドを代表するものとなっている。カレーをきっかけにビジネスを広げる、その独創的な戦略は「アパ社長カレーの野望」(青春出版社)という著書にも記されており、大きな注目を集めてきた。

元谷 「『アパ社長カレー』プロデューサーとして、2011年の東日本大震災が発生する直前につくりまして、最初は復興支援で被災地に送っていたんです。賞味期限が製造から2年間あるので、防災備蓄に最適だと。地震や集中豪雨のような外に出られない時に、この『アパ社長カレー』が、ご自宅や会社にある程度備蓄されていると、賞味期限も長いですし、人にあげても喜ばれる。味もわりと美味しくなってしまいまして(笑)、防災備蓄にしたはずなのに、美味しすぎて毎週食べてしまう『備蓄不可能カレー』だとも言われています」

内田 「(笑)」

元谷 「備蓄したはずなんだけど、みんなにあげたり、食べたりして、なくなってしまうと(笑)」

ちょうど「アパ社長カレー」の販売が開始されたのが東日本大震災直後。最初につくった約3000食を宮城県の救援物資集積所(消防学校)に送り、非常に喜ばれたという逸座を持つ社会貢献活動に深く関わる商品でもある。常温保存で賞味期限が2年間あることから、防災備蓄としても重宝されており、2018年の西日本豪雨でも被災地に1万食を寄付。全国のアパホテルのフロントで販売されている「アパ社長カレー」自体が、万が一の際に宿泊客の生命を守る備蓄になるという側面もある。また、一般社団法人日本赤十字社と連携し、献血記念品として提供するなどの取り組みも行われてきた。

内田 「こちら、スタジオの土田さん、新内さんにも食べていただきたいですね」

元谷 「もちろん! 土田さんから、どんなコメントがいただけるか楽しみなので、多めに送っておきます。カレーうどんもありますので」

内田 「カレーうどんもあるんですね」

元谷 「土田さん、サッカーがお好きですよね。このカレー、実はサッカー日本代表のオフィシャルカレーにもなったんです」

内田 「あっ、このパッケージ…サムライブルーの」

元谷 「はい。味は同じなんですけど、パッケージがサッカー日本代表になっています」

内田 「こちらは、なでしこジャパンですね。ピンク色の包装になっています。たくさん、いろんなアパカレーが出てきました。うどんはレンジで…」

元谷 「チンして食べられます」

内田 「土田さん、新内さん。このさまざまな『アパ社長カレー』をスタジオに持っていきます!」

元谷 「お味見して下さい」

■スタジオでも絶賛の嵐

元谷専務の厚意でスタジオに届けられた「アパ社長カレー」を前に、土田さんも新内さんも大喜び。早速、2人は「いただきます!」と舌鼓を打ち、「美味しい!」「うまっ!」との声が何度も響いた。

内田 「土田さんは『カレーうどん』、新内さんは『アパ社長カレー』ですね。しかも、このごはんは『アパ社長ごはん』というもので、カレーにちょうどぴったりの量になっています」

新内 「めちゃくちゃ美味しいです!」

内田 「はい、めちゃくちゃ美味しいんです。このコクというか、やっぱりホテルならではの濃い感じのカレーですよね」

新内 「本当に、本格ビーフカレー!」

土田 「なんかレトルトっぽくない」

新内 「止まらないですね」

内田 「累計1111万食売れています。しかも、アパホテルはサッカー日本代表のオフィシャルパートナーでもあり、パッゲージが今は男子の日本代表となでしこジャパンになっています」

土田 「すごいです。だって代表メンバーの写真の上に、元谷社長がいるわけだから」

内田 「並んでいますからね」

土田 「サッカーの神様みたいじゃない?」

内田 「(笑)。今、新内さんに食べていただいている『アパ社長ごはん』と『アパ社長カレー』ですけど、チンして『ごはん』を半分折りたたむと、ちょうどカレーが入れられる窪みになって、お皿を使わなくていいんですよ」

新内 「洗いものも減りますね。SDGsだ!」

内田 「そうなんです。専務が、この『アパ社長ごはん』を半分に折ることを『キャメルクラッチ』と言っていました」

土田 「なるほど! プロレスの技ですね」

内田 「はい。土田さんにぜひそう言ってくださいと(笑)。辛さはどうですか?」

新内 「皆さん、食べられるぐらいの」

土田 「俺、辛いのが苦手だけど、いける。ちょっと辛いな~ぐらい」

新内 「そうですね。スパイスを感じます」

内田 「そして今、新内さんが使っている、その金色のスプーンは『アパ社長カレー専用ゴールドスプーン』でございます」

土田 「あっ、新内さん専用スプーンじゃないんだ、それ」

新内 「(笑)」

土田 「新内さんが、自分で家から持ってきたやつじゃなくて!?」

内田 「専務が『ぜひ、それもアピールしておいて』と。スタジオの中がカレーのいいにおいで充満しています。防災食にもなるという、このカレー。非常に美味しい『アパ社長カレー』をお聞きの方も食べたいんじゃないかなと思うのですが」

土田 「これ、どこで売っているの?」

内田 「アパホテルで売っています」

さらに、「アパ社長カレー」の専門店「アパ社長カレーショップ」も展開。2017年11月には首都圏1号店として「アパホテル 飯田橋駅南」の直営レストランとして出店し、2025年4月には「アパホテル&リゾート 横浜ベイタワー」に首都圏2号店もオープンした。

土田 「へえ、すごいね。ホテルがやることじゃないもんね」

新内 「しかも、『アパ社長カレー』のパッケージの裏面を見ると、SDGsに配慮したペットボトル再利用品を(含む素材をパウチに)使用していることなどが書かれていて、いろいろとそういうところにも感度が高いですよね」

土田 「ちゃんと、こだわっている」

新内 「はい。すごいなと思いました。前回のお部屋と併せて、本当にいろいろと取り組んでいるとのことなので、そこもぜひチェックしていただければなと思います」

2週にわたって特集した「アパホテルのSDGs」。部屋から食まで、滞在を通して自然と社会に貢献できる数々の仕組みを導入しているアパホテルの取り組みに、スタジオでも感心の声が止まなかった。