「とやまクラフト寿司」から歴史あるまち巡り、限定企画展まで。食・スポーツ・芸術で楽しむ秋の富山
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秋が深まる11月の富山県。富山湾の豊かな恵みを味わう「食」はもちろん、雄大な景色の中を走るマラソンや、歴史あるまちを巡るロゲイニング、心を豊かにするアートとの出会いなど、この季節ならではの楽しみが待っています。
県では11月を「寿司といえば、富山」月間とし、地元の食材や食文化の魅力を発信する「とやまクラフト寿司」などの取り組みも展開。おいしいものを味わうだけでなく、スポーツや芸術を通じて地域の歴史や文化に触れれば、富山の新たな一面が見えてくるはずです。
今回は、食・スポーツ・芸術の3つの切り口から、秋の富山の魅力をご紹介します。
11月は「寿司といえば、富山」月間!自然の恵みが育む富山の寿司と秋の味覚
富山湾には、日本海に生息するといわれる約800種類の魚のうち約500種類が生息しており、「天然のいけす」と称されるほど魚種が豊富です。
10月10日~12日に大阪大学で開催された「国際フードスタディーズ学会」では、地質と食文化の関係を探求する「美食地質学」の権威である研究者が、富山の寿司の美味しさを裏付ける論文を発表。立山連峰からのミネラル豊富な雪解け水や、富山湾の独特な海底地形など、富山ならではの自然環境がいかに極上の海の幸を育んでいるのかが学術的に解き明かされました。

そんな富山県では、11月を「寿司といえば、富山」月間と定め、さまざまな施策を展開しています。中でも注目なのが、「とやまクラフト寿司」。県内のイタリアン、フレンチ、中華、スイーツなど地元の名店の多彩なシェフが参加し、富山湾の魚介や県産野菜を自在に組み合わせ、富山の暮らしや食文化を体感できるよう開発したものです。
とやまクラフト寿司には、ひと口で富山のすし・暮らしごと味わう・富山の恵みを体感する、という、「とやまクラフト寿司3か条」も定められており、昨年から引き続き19店舗で「とやまクラフト寿司」メニューを提供。今年度は新たに最大10店舗が参画します。

また、富山ガラス工房では、マグロや白エビなど、全12種の中から好きなネタを選び、本物そっくりのガラスの寿司をつくることができる「寿司制作体験」も。すしだけでなく、“ガラスの街”としても知られる富山の魅力を一度に楽しむことができます。

そして富山県は、知る人ぞ知る米どころ。2018年にデビューした、富山の水・大地・人が育てたブランド米「富富富(ふふふ)」は、あっさりとした上品な甘みと旨みがあり、冷めてもおいしく、寿司のシャリにも適しています。10月には新米シーズンを迎えており、今まさに旬のおいしさを楽しめます。

さらに、10月31日・11月1日には「新そば祭り in TOGA」が開催されます。利賀の新そばをはじめ、全国のそばの食べ比べや、岩魚・五平餅などの郷土料理の販売、そば打ち名人の実演、郷土芸能の披露など、地域ならではの食と文化が楽しめます。
富山マラソンや宿場回廊ロゲイニングで、地域の魅力を再発見!
11月の富山で注目したいものとしてお寿司を紹介しましたが、富山では11月、「富山マラソン」や「宿場回廊ロゲイニング」など、気になるスポーツのイベントも開催されます。

今年11月1日に行われる「富山マラソン」は、全国的にも珍しい“3つの市”を通過するコース編成。風情と情緒ある古い街並みから雄大な立山連峰、美しい富山湾、そしてのどかな田園風景へと移りゆく様々な眺望が満喫でき、RUNNETの全国ランニング大会100撰にも選出される人気の高い大会です。

そして11月8日に開催されるのは、「宿場回廊ロゲイニング」。ロゲイニングは、地図とコンパスを頼りに、制限時間内に設定されたチェックポイントをできるだけ多く回り、獲得した合計得点を競う野外ナビゲーションスポーツです。
いにしえの宿場町・滑川のチェックポイントを巡る「宿場回廊ロゲイニング」では、観光、グルメ、体験を楽しみながら、映画『大コメ騒動』のロケ地にもなった国登録有形文化財「旧宮崎酒造」など、滑川のまちの魅力を再発見することができます。
秋の富山でアートに触れる。富山県美術館の「つぐ minä perhonen」にも注目

食・スポーツと並び、もう一つ秋の富山で楽しんで欲しいもの、それが芸術です。
日本を代表する建築家・内藤 廣氏が設計した美しい美術館「富山県美術館」は、富岩運河環水公園内にあり、川沿いの風景とともにアートを楽しむことができる場所。ピカソ、シャガールら巨匠から富山を代表する作家まで幅広い作品展示のほか、ポスター・椅子などのデザインコレクションを鑑賞することができます。
また、東は雄大な立山連峰を見渡せ、西は夕陽を眺めることができるほか、夜景スポットとしても注目されています。
ここで12月22日までの期間限定で開催されているのが、企画展「つぐ minä perhonen」です。ファッション・テキスタイルブランド、ミナ ペルホネンの活動をひもとくこの展覧会。100年後も存続するブランドとしてのあり方を模索しながら独自のプロダクトを生み出してきたその活動を、貴重な原画やテキスタイルにくわえ、刺繍、織、プリント工場の様子などを通して紹介しています。
富山県では、「とやまクラフト寿司」を通じた地域の食の魅力の発信や、マラソンやロゲイニングを通じて歴史的建造物や地域の文化の価値を知ってもらう機会づくりなど、さまざまな取り組みを行っています。
こうした取り組みは、地域の文化遺産や文化的な魅力を守り、次世代へとつないでいくことにも通じる、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」に寄与するものです。
富山で、食・スポーツ・芸術を楽しみながら、恵みや歴史、文化に触れる。今年はそんな秋を過ごしてみませんか。
執筆/フリーライター Yuki Katagiri





