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「女性が社会を変える、世界を変える」—実践女子大学 次代を担う女性の自立と実践力育成


この記事に該当する目標
5 ジェンダー平等を実現しよう
「女性が社会を変える、世界を変える」—実践女子大学 次代を担う女性の自立と実践力育成

持続可能な社会を牽引する女性のエンパワーメント

少子化が進む現代、私立大学の過半数にあたる約6割、女子大学にいたっては約7割が定員割れに直面するという厳しい現状があります。しかし、その逆境において、教育の質と社会に直結する独自の取り組みで存在感を放っているのが実践女子大学です。「女性が社会を変える、世界を変える」という建学の精神を掲げ、社会の多様化に対応し、真に自立して活躍できる女性の育成を推進しています。
本稿では、SDGsの目標5(ジェンダー平等を実現しよう)の達成に貢献する、同大学の社会との連携や新たに始めた学生主体の発信に焦点を当て、次世代の女性リーダーを育むための具体的な教育基盤の構築について紹介します。

実践力を磨き、社会課題に直接向き合う社会連携プロジェクト

同大学は、建学以来一貫して実践的な知識と技術の習得、そしてそれらを実社会で活用できる実践力の育成に注力しており、大学1、2年生を対象にした正課外のプログラム「Jミッション」や全学年を対象にした社会連携プロジェクトなど学生が主体となって企業や地方自治体と社会の課題解決に挑む体制が整っています。
これまでに累計705件もの企業連携実績を有し、全国15の地方自治体との地域活性化プロジェクトを展開しています。例えば、日本相撲協会と連携したオリジナルちゃんこプロジェクトや、渋谷区のオーバーツーリズム対策に向けた動画作成など、学生が実際のビジネスや地域課題に触れる機会を豊富に提供しています。こうした実社会での経験は学生の主体性を育み、高い就職率にも結びついています。

国際女性デーに始動。学生がPodcastで学校の魅力を発信する新プロジェクト

女子大学の価値や役割が社会に十分に伝わりにくいという課題に対し、同大学は新たなアプローチで情報発信に取り組んでいます。2026年3月8日(日)の国際女性デーに合わせ、音声プラットフォームSpotifyを活用した、耳で体験するオープンキャンパスプロジェクトを始動しました。
女子大の偏見に切り込むテーマや1日のスケジュールを軸に、Z世代の学生自らが企画・出演し、飾らない言葉で女子大の等身大の姿を発信しています。学生自身が世間のイメージや偏見に向き合い、自らの言葉で多様な価値観を発信・議論することは、次世代の女性たちのエンパワーメントに繋がる重要なステップといえます。

この時代だからこそ女子大を選ぶ理由―多様性あふれる渋谷への集約

学生とトークセッションを行う木島 葉子理事長の画像

大学のあり方が問われる今、同大学は次なる改革に向けた大きな決断を下しています。2031年4月をめどに、全学部を多様な人や情報が集まる渋谷キャンパスへ集約することを決定しました。これにより、学びの充実と、社会との接点の拡大をしていく方針です。
また、2026年3月に開催されるオープンキャンパスでは、卒業生である木島葉子理事長と学生による「この時代だからこそ女子大を選ぶ理由 ― 女子大学のあり方の変化 ―」と題した学生とのトークセッションが予定されています。女子大学の歴史的役割と、現代社会で求められる力、そして女性のキャリア観の変化について対話を行うことで、女性のエンパワーメントの重要性を社会にアピールします。

女性のエンパワーメントが描く持続可能な未来

実践女子大学の取り組みは、単なる大学の生き残り戦略にとどまらず、未来のために自ら社会や世界をより良くしようとするマインドをもった人材を輩出するという、ジェンダー平等推進の好事例です。
近年は、男女参画社会が進み、より多様な分野で女性の活躍が認められている中、実践女子大学では、ジェンダーに限らず、未来のために自ら社会や世界をより良くしようとするマインドをもった人材を育てる必要があります。
そのため、実社会との連携によるスキルの習得や、学生主体の発信活動により自己肯定感を高めることが、次代を担う女性たちを育てる大きなです。
教育を通じた女性のエンパワーメントへの投資が、どのように持続可能な社会づくりへと繋がっていくのか、同大学の挑戦は、これからの女性の活躍のあり方に一つの答えを示しています。