おいしい国産ゼリーが食べられなくなる?|メリーチョコレートが挑む「サクランボ収穫支援」の舞台裏
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本格的な夏を迎える今日この頃、夏の手土産に果物を使用したフレッシュな果実ゼリーを選ぶ方も多いはずです。しかし今、私たちが何気なく楽しんでいる国産果実のお菓子が、大きな危機に直面していることをご存知でしょうか。
夏のギフトとして人気の「国産果実の果樹園倶楽部」をはじめ、日本各地の豊かな恵みを詰め込んだ果実ゼリーを届けているメリーチョコレートは、そんな危機に瀕している国産の味を守るべく「サクランボ収穫支援」を実施しました。日本の農業界が抱えている問題と、メリーチョコレートが懸ける想いに迫ります。
「サクランボ」が抱える2つの問題
現在、農業界では人手不足や気候変動により、果実を取り巻く環境が年々厳しさを増しています。特にゼリーなどの原料となる加工用果実は、生食用に比べて取引単価が低いことなどから労働力が回りづらく、収穫自体が困難になるケースが増えています。


なかでも、初夏の味覚であるサクランボは、以下の理由から加工用原料の減少が早くから懸念されていました。
①収穫期が極端に短い
他の果実と比べても収穫のタイミングが短く、特定の時期に爆発的な人員が必要になります。
②品種の違いによる壁
生食用と加工用(主に受粉の役割を果たす品種)で育てる木が異なるため、人手不足のなかではどうしても加工用の収穫まで手が回りにくい現状があります。
このまま原料が減り続ければ、お菓子メーカーは国産果実を使った商品を諦め、海外からの輸入原料に頼らざるを得なくなって行く可能性があります。
「安心の国産」を守るため、メーカー自ら収穫の現場へ!


「あまくて美味しい、誰もが安心して喜んでくれる国産の味を守りたい」――。そんな想いから、メリーチョコレートは動きました。
加工用原料の取引先である角田商事株式会社を通じ、山形県の「株式会社アンスリーファーム」にて、メリーチョコレートのスタッフが直接サクランボの収穫をサポートする収穫支援を実施したのです。
※株式会社アンスリーファームでは生食用サクランボのみ生産しています。メリーチョコレート商品に同社のサクランボは使用していません。
生産現場の維持から一緒に支えていく、温かくも泥臭い挑戦の裏側には、私たちがもらったときに心から嬉しくなる国産ゼリーの安心とおいしさを、未来へとつなぐ強い約束が込められています。
2日間で約750kgを収穫!熱い収穫支援を実施


営業、企画、生産といった商品に直接関わる部門だけでなく、経営戦略や情報システムなど、まさにメリーチョコレート全社から集まった社員18人が現地へ赴きました 。高所での作業には脚立を使い、真っ赤に色づいた「佐藤錦」を丁寧に収穫しました 。2日間で収穫した量は約750kgにのぼり、これはアンスリーファームの今期見込みの約5%に相当します。
今回の取り組みを終え、メリーチョコレートの担当者は、日本の農業の未来に向けた熱いメッセージを寄せています。


「サクランボの収穫支援に全社をあげて取り組むことが、微力ながらも『就農人口の減少』という社会課題の解決と、当社商品の安定生産に繋がると信じています。今後もどのような形でご支援できるか検討を続けていきたいです」
現在、多くのメーカーにおいて、原材料の高騰を理由に商品の内容量を変更したり、仕様を見直したりする防衛策の動きが相次いでいます。
そうした厳しい市場環境の中で、メリーチョコレートのように「まず現地に赴き、状況を深く知った上で、その手伝いをする」というモノづくりの根本的な部分にまで立ち戻る活動は、非常に貴重であり深く感心させられるところです。
単なる表面的なコスト調整や仕入れの関係にとどまらず、社会課題の解決と自社商品の未来を現場の泥臭い支援から支えようとする姿勢こそが、これからの企業活動のあるべき姿を示しているのかもしれません。
ただモノを消費するだけでなく、その背景にある企業の『姿勢』や『ストーリー』に、目を向けてみてはいかがでしょうか。





