SDGsってなんだ?ユニセフが親子で学べるSDGsサイト「SDGs CLUB」を公開
この記事に該当する目標
日本ユニセフ協会では、子どもたちがSDGsを主体的に学べるサイト「SDGs CLUB」を公開しています。
SDGsがつくられるまでの歴史や課題の背景など、実は大人でもすべて理解している方は少ないのではないでしょうか。そんな「SDGsってなんだ?」という素朴な疑問にも答える、親子でも楽しめるサイトが誕生しました。
サイト内では、SDGsの背景にある課題をわかりやすく解説した「SDGs17の目標」、世界の子どもたち、若者たちの活動事例やユニセフの活動を紹介した「世界を変えるヒント」といったコーナーが用意され、子どもたちの“知る・考える・行動する”を促進するような構成に。
アニメーションや図、動画などを活用し、子ども目線でわかりやすく、内容を理解しやすいような工夫が施されています。
子どもたちが主体的に学ぶための3つの特徴は、大きく分けて以下の3ポイント。
① 全ターゲットの子ども訳
17の目標のもとにある169のターゲットを日本ユニセフ協会が子どもにわかりやすく翻訳した、オリジナルの「子ども訳」を掲載しています。「子ども訳」といえでも内容は充実しているため、大人が読んでも理解を深められるのがポイント。
② 多彩なビジュアル資料
目標やターゲットの背景にある現状を知り、解決策を考えるヒントとなる資料や統計データを、動画やイラスト、図表、インフォグラフィックスなど様々なビジュアル資料で紹介しています。
③ アクションにつなげる「行動宣言」ページ
自分にできることや将来に向かってやりたいことを考え、言葉にし、共有することで一人ひとりのアクションへとつなげる「みんなの行動宣言」投稿ページを開設しています。SDGsを「知る」だけではなく、「行動」に移す導線が素晴らしいポイントです。
「世界を変えるヒント」のページでは、様々な課題に対して行動を起こしている世界の子どもたち、若者たちのインタビュー動画がまとまっています。日本の中で生まれ育つと、どこか別の世界のことと思いがちな社会課題ですが、自分の年齢と変わらない子どもたちが行動を起こしている場面を見ることで、自分事として考える機会になりそうですね。
家庭から学校まで
子どもたちへのSDGsに関する教育機会の充実を機に、家庭内でSDG が話題になる日も遠くない未来に実現しそうです。
また、夏休みの調べ学習に使用されたり、中学校3年生の社会科(公民的分野)で利用できる教材が用意されていたりと、家庭内だけではなく学校教育の場面でも活用できるようになっています。
SDGs CLUB:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/
ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。
日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )