“SDGs”と“企業”をもっと近づける!SDGs MAGAGINE

B Corp認証を取得した「ブルックラディ蒸留所」が環境にも配慮したイベント『ブルックラディ The Pop-Up』を開催!

B Corp認証を取得した「ブルックラディ蒸留所」が環境にも配慮したイベント『ブルックラディ The Pop-Up』を開催!

#SHOW CASE
  • つくる責任つかう責任

世界で広がりを見せているB Corp認証をご存知ですか?
B Corp認証とは、
環境や社会へのパフォーマンス、透明性、説明責任、持続可能性において優れた会社に与えられる認証制度のことです。米国ペンシルバニア州の非営利団体「B Lab」により2006年に発足した制度で、厳しい評価基準を満たしている営利企業のみが認証を受けることができます。具体的に認証を得るには、五つの分野(ガバナンス、従業員、コミュニティ、環境、カスタマー)から構成される200点満点の認証試験において、80点を獲得することが条件となっています。

海外ではサステナブルな企業としての指針のひとつにもなっており、欧米を中心に認証を取得する企業が増えているこのB Corp認証ですが、日本で同認証を取得している企業はわずか6社。日本国内ではまだまだ認知度が低いとされています。

■B Corp認証を持つブルックラディ蒸留所とは

そんなB Corp認証を、2020年にウイスキーとジンの蒸留所としてはヨーロッパで初めて獲得したのが、スコットランド アイラ島の西海岸沿いに位置する「ブルックラディ蒸留所」。2012年にフランスの酒類メーカー「レミー コアントローグループ」の傘下となったこの蒸留所では、1881年に設立された当時のままの伝統的な蒸留設備を使用しながらも、革新的なウイスキーづくりが行われており、「ザ・クラシックラディ」や「ポートシャーロット」などの多くのウイスキー愛好者から愛されている銘柄を生産しています。

テロワールを重んじ、徹底して原産地を追及したブルックラディのウイスキーは、100%スコットランド産の大麦を原料に造られています。さらに、ボトルに記載されたコードを入力するだけで、「どこで蒸留され、どこで熟成されたのか」などの基本情報を誰でも見ることが出来たりと、情報の透過性も大切にしているウイスキーブランドです。

■環境にも配慮したイベント『ブルックラディ The Pop-Up』

そんなB Corp認証を持つ「ブルックラディ蒸留所」を日本で展開するレミーコアントロージャパンが、4月6日~11日の6日間、六本木ヒルズ大屋根プラザにて、初のポップアップイベント『ブルックラディ The Pop-Up』を開催しました。
会場では、定番のウイスキーのほか、アイラ島をオマージュしたフードやスイーツと共に味わえるだけでなく、世界でも限定数しか造ることができない、シングルカスクの限定ウイスキーを販売。イベントには、6日間合計で2,000人を超える方が来場しました。

今回のイベントで注目すべきは、ウイスキーのみではありません。「ブルックラディ蒸留所」があるアイラ島を再現した会場も見どころの1つです。驚くべき特徴は、イベント会場を彩る木々や麦畑はほぼすべて、そのまま自然に返すことができるというオールナチュラルな会場作り。なんと会場全体の80%を自然に戻すことができるようになっていたそうです。

今回の取り組みは、これまで捨てられていたイベントの装飾品をリユースの形に変化させるきっかけになれば、との思いから実現。
アイラ島に生えている木を再現するために設置されたヤマボウシの木は、立川の梅田園から借り、イベント終了後は再び梅田園へ返却。また、大麦は一部江戸川区自然動物園に寄付され、子供達になかなか見ることができない大麦の自然の姿に触れる機会を提供しています。そして、シーズンが終わり、枯れた時には干し草にして動物たちのベッドへと生まれ変わる仕組みとなっているとのこと。

テロワールを重んじ、自然を大切にするブルックラディ蒸留所だからこそできたこれらの取り組み。
ブルックラディのウイスキーを楽しむと同時に、企業としての環境への取り組みにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

カテゴリーの新着記事

新着記事

Page Top