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グッドデザイン賞受賞、サステナブル企業「テラサイクル」って何者?

グッドデザイン賞受賞、サステナブル企業「テラサイクル」って何者?

#SHOW CASE
  • つくる責任つかう責任
  • 海の豊かさを守ろう

みなさんは「リサイクル」が実際、どのような流れで行われているかご存じですか?「リサイクル」をするのは実はとても難しく、多くの廃棄物は埋立地へ行くことが多いそうです。世界のリサイクル率を見てみると、ドイツが67%に対し、なんと日本は19%しか行われていないのです。*1

今回は、そんなリサイクルに着眼したビジネスを展開する米国のある企業をご紹介します。その名も・・・「テラサイクル」です!

テラサイクルは「捨てるという概念を捨てる」というミッションをもとに、あらゆる廃棄物やリサイクル不可能だと思われるものを回収し、新しい形に生まれ変わらせるリサイクルシステムを作っています。
多数の大企業と手を結び、海洋プラスチックなどのリサイクルが難しいものを新製品として世の中に生み出します。 今までテラサイクルが行うリサイクルで生まれた製品は、公園の遊具やベンチ、肥料など様々。

テラサイクルのオフィスでは、噛み終わったガムまでもリサイクルするそう。
本国のオフィスを紹介している動画はこちら

テラサイクルが展開する「捨てる概念を捨てる」活動って?

テラサイクルは、埋立地に行くしかなかった廃棄物を回収しリサイクルする事業を21カ国で展開しており、日本もそのうちのひとつです。
世界中で捨てる概念を捨てる活動を行っているテラサイクルですが、具体的にはどのような活動をしているのでしょうか?その実態に迫っていきます。

1.リサイクル
ブランドやスーパーなどで不要になった容器類の回収をはじめ、あまり聞きなれない「タバコの吸い殻」のリサイクルも行っています。(日本未対応)
日本で行われている活動には、資生堂やCosme Kitchenなどのブランドにおいて、同様に容器類の店舗回収によるリサイクルプログラムがあります。
また、Ziplockとのリサイクルプログラムでは回収したジップロックが傘に生まれ変わるユニークなモノまで。
リサイクルプログラム一覧はこちら

2.Loop:再利用できる容器へ
Loopはテラサイクルが生み出したサービスの一つで、2019年1月に米国で発表されて以来、フランス、イギリス、カナダで展開しているゼロ・ウェイストを目指したサービスです。
従来使い捨てにしていた、洗剤やシャンプーなどの日用消耗品の商品パッケージや容器を、繰り返し使えるガラスやステンレスなどからできている容器に変更することで、プラスチックのごみを削減する新しい商品提供サービスとなっています。容器もスタイリッシュでデザイン性に優れています。
サービス紹介動画はこちら

日本でも始められるテラサイクルを使ったエコ活動とは?

そんなテラサイクルが運用するLoopが、ついに日本でもスタート。8月31日から限定地域で実証実験を開始します。申請フォームはこちら

また、イオンではLoopと提携したゼロ・ウェイストのサービスがスタートしてoおり、対象店舗にて、再利用できる容器に入った商品を買うことができます。webサイトはこちら

今後のテラサイクルの日本での展開に注目です。

私たちが日頃使用している日用品などのゴミを減らし、少しでも環境にとってプラスの方向に改善できるよう、日々の生活で意識を向けてみてはいかがでしょうか。


*1出典:なぜ日本のごみのリサイクル率はヨーロッパに比べて低いのか?

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