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進路選択におけるアンコンシャスバイアスを考える


この記事に該当する目標
1 貧困をなくそう 4 質の高い教育をみんなに
進路選択におけるアンコンシャスバイアスを考える

10月といえば社会は、内定式の季節。
自分らしく働ける進路を選ぶことは人生の中でも大きなターニングポイントですね。
高等学校を卒業後、社会に出る道も、専門学校に通う道も、はたまた留学する道も。
みなさんは高校生の時どのような未来を描き進路を選択しましたか?

「その進路で安定した仕事に就けるの?」「希望の仕事に就けなんじゃない?」親からこんなことを言われた経験がある方もいるのではないでしょうか。

高校生だから、未成年だからという理由で本人の進路を親などが否定してしまうのは、年齢というアンコンシャスバイアスを基に判断している不平等な社会なのかもしれません。

高校生の約2人に1人は「親などから就きたい職業を否定された」経験あり

「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンに実践スクール事業を展開する株式会社バンタンは、全国の高校生男女1,000人を対象に進路に関する調査を実施。約2人に1人が、親や先生など周囲の人から就きたい職業を否定された経験があることが分かりました。高校生の90%以上が「好きなことを仕事にしたい」と思う一方で、約半数が親などに「安定した仕事に就いて欲しい」、「大学に行って欲しい」と希望の進路を否定されたことがあるというのです。

30代男女1,000名に行った調査では、約半数が高校生時代、進路に関して否定的なことを言われても自分のやりたいことを仕事にしていると回答。30代が自分のキャリアに満足している理由の第1位は「自分の好きなことや得意なことを仕事にしたから」という結果に。
高校時代に「就きたい仕事・進路を選択できたか」が将来の満足度を左右するとも言えます。

学業教育・職業訓練とSDGs目標1・8の関係

SDGsでは教育について、目標1「貧困をなくそう」のターゲット04「誰もがお金を稼ぐために必要なモノや知識に手が届くように」、目標4「質の高い教育をみんなに」ではターゲット03「すべての人に、手頃で質の高い高等教育を」、ターゲット05「どんな人でも平等に、教育や職業訓練を受けられるようにしよう」という目標が掲げられています。

世界では日本のように環境が整備されておらず、様々な理由で教育を受けられない子どもたちがいます。特に途上国では教育を受けることが貧困から抜け出し、安定した仕事に就くチャンスにも繋がるため、誰もが教育を受けられる社会を目指すことが大切です。そして、その先のステップとして、先進国においてもアンコンシャスバイアスなく、誰しも平等に自分の好きなことや得意なことを仕事にできるような環境を整えることが重要です。

世界で一番“社会に近いスクールを創る”バンタンの取り組み

バンタンが先月公開したブランドムービー「私の未来は、可能性に溢れている」篇は、夢に向かって進む全ての人に向けて、好きなことに対する情熱を輝かせようというメッセージを伝えています。
ファッションの道に進みたい、クリエイターになりたい、パティシエになりたい、自分が本当に好きなことを仕事にする道に進みたいけど、周りからの意見なども気になり踏み出せない。そんな生徒のリアルな体験と想いを元に制作。
否定的なことを言われても、勇気を出して前に進み、輝く未来を作り出す物語です。好きなことを持つ全ての若者を応援しています。

また過去には、ユニクロなどを展開する株式会社ファーストリテイリングが取り組む「 UNSTEREOTYPE School 」プロジェクトの一環として、在学生のデザインする「新ボーダーレスファッション」を展示。本メディアでも過去に取材しました。
その時の記事はこちら:性別や国籍、人種、年齢にもとらわれない「新・ボーダレスファッション」展示を取材!

多様性の尊重や食品ロスの削減などの社会課題にも着目し、調理授業で余った食材を商品化した「バンタン食堂」も営業、さらに大阪府とSDGsの普及啓発用動画を制作するなど、SDGs達成へ向けたプロジェクトも多数展開しています。

「世界で一番、社会に近いスクールを創る」を目指し、若者の描くキャリアをファーストにおいて、世の中に様々な気付きを発信する。バンタンの取り組みに今後も注目していきたいですね。


Vantan(バンタン)公式サイト