製品の廃棄率1%以下を目指す地球にもお財布にも優しいワークマン
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「コスパが良い!」と聞いても、「サステナブル」には結びつきにくいかもしれません。2019年の国連貿易開発会議によると「アパレル産業は世界で2番目に環境汚染をしている」という指摘をうけています。そこから脱却すべく、サステナブルなアイデアがワークマンのアイテムには詰め込まれています。機能的であり、ファッション性も高い。さらにコスパがいいなんて実現できるの?ワークマンの掲げるサステナビリティとは、そして着回しにも便利な人気商品も見ていきましょう。
近年、SNSやブログで、低コストスタイリングや着回し術が参考にされている中、“ワークマン女子”がニュースになっていました。女子限定というわけではなく、元々は作業服がメインだったワークマンの利用者は男性が中心でしたが、今ではSNSで#ワークマン女子のハッシュタグ数が5.7万投稿もされているほど、ワークマンアイテムをコーディネートに取り入れる女性が増えてきているようです。
1着は持っておきたい!?人気の「ワークマンプラス」とは
「ワークマンプラス(WORKMAN Plus +)」とは、アウトドア・スポーツ・レインウェアの専門店です。「高機能×低価格のサプライズをすべての人へ」をコンセプトに、冬の防寒や夏の暑さ対策など、低価格でありながらも高い機能を兼ね備えた商品が販売されています。2018年に、今までの作業服だけでなく、一般利用者も着用しやすい「ワークマンプラス」を発表して以来、右肩上がりの成長を続けています。2021年3月期の決算では売り上げに当たる営業総収入が1000億円を突破し、ワークマンプラスを展開する店舗数は321店と、全919店のうち約3分の1以上を担うほどになりました。ファッショナブルなデザインは日常のコーディネートにも取り入れやすく、値段以上の高品質な商品の数々を展開しています。
暖かさ最強説「着るこたつ」
ワークマンには「着るこたつ」と呼ばれるアイテムがあります。それは、電熱ヒーターが内蔵されたワークマン最強の防寒着とされるヒーターベスト。ベスト自体は3,900円(税込)と安価で、専用バッテリー4,900円(税込)が必要になります。温度設定は3段階の調整が可能。撥水効果もあり雨にも強く、裏側には保温効果の高いアルミプリントが施されています。電源を入れればすぐに背中がぽかぽかと暖かくなるという声が多く、首回りまでヒーターが暖めてくれます。寒い時期のマストアイテムであるインナーダウンやアウターとして、様々なシーンで着用できるデザインは、日常生活でもヘビーユースしてしまいそうです。
ゆったりキレイめシルエットが欲しければこれ!ワークマンの機能性シェフパンツ
オーバーサイズやゆったりシルエットブームに火がつき、様々なブランドから発売されているシェフパンツ。別名をコックパンツともいい、料理人のワークウェアとされてきました。ワークマンの超撥水シェフパンツは、5つの機能が揃っている優れものです。1つ目は、ゆったりとした履き心地に、イージー仕様が合わさることで伸縮性が向上。履き心地は抜群です。生地も耐久性がありながら、厚すぎず動きやすい仕様になっています。2つ目は、6つのポケット。ファスナー付きのものから500mlのボトルがすっぽり入るビッグサイズのポケットもあるので、ポケットに貴重品を忍ばせれば、手ぶらで出掛けられます。3つ目は、リフレクター機能。サイドポケット部分にある小さなロゴは、反射板としての役割も担っています。4つ目は、ベンチレーション機能。ベンチレーションとは、蒸れを軽減させるための風通しや換気を意味します。先ほどのビッグサイズのポケットはメッシュ素材なので、開けておけば換気も可能。5つ目は、商品名にもなっている「超撥水」。水を弾いて染みることはありません。多少の雨なら気にせず使えます。このような機能が5つも盛り込まれたシェフパンツが、ワークマンでは1,500円(税込)で入手可能。機能性だけではなく、シルエットもデザイン性が高いので多くの人から愛されています。
ユーザーだけでなく、働く人と地球にも優しい
冒頭でもお伝えした通り、アパレル産業は世界2位の環境汚染産業とされています。ワークマンは「利用者を喜ばせるために無理な期限を設ける」など、スタッフに負荷をかけることはありません。働く人にも優しく、掲げた目標は時間をかけても必ず達成すると、公式サイトにも記されています。
環境に配慮する取り組みで言えば、デニム製品の生産時には、ブリーチ剤で色を落とすことが水質汚染へとつながるため、レーザー光線加工に切り替えて排水を削減しています。これはSDGs6番目の目標「安全な水とトイレを世界中に」に該当します。
また、製品の廃棄率を1%以下にしています。多い型であれば、S〜7Lサイズの在庫を持ちますが、同じデザインを長く販売することで、廃盤やモデルチェンジの際に生じる廃棄を出さないようにしています。これはSDGs11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」に当てはまります。この他にも再生可能エネルギーの利用や廃棄物の再利用などもしています。
ファッションやトレンドは、シーズンや時代ごとに移り変わっていくものです。それを追いかけ、ファストファッションの中に身を置くことに慣れてしまっている現代人は、購入から廃棄するまでのスパンがとても短いのが現状。しかし、これからは長く使えて着心地が良いこと、自分自身やQOLを満たすことが重要になってきます。環境問題に取り組むアパレルブランドは、世界中でも少しずつ増えてきています。何を選び、どんな着こなしをするか。消費者である私たちには、選択の自由が広がっています。欲しいものや買いたいものが地球や環境に配慮した選択だったとしたら、気づいたときには、世界は少しずつ、でも確実に変化していくのではないでしょうか。
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