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JAXA×GAKU×PARCO共同SDGsプログラム「農暮らす/agri class」3月27日(日)開催!


この記事に該当する目標
13 気候変動に具体的な対策を 15 陸の豊かさも守ろう
JAXA×GAKU×PARCO共同SDGsプログラム「農暮らす/agri class」3月27日(日)開催!

地球は今、気候変動や大気汚染、海水面の上昇など、数えきれないほど多くの問題を抱えています。プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)とも言われている世界で、10代の若者に、今地球で起きていることを知り、身近に感じ体験し、そして自分の生活に直結する“自分ごと”として考えるきっかけを提供するのが、地球環境を宇宙から観測し続けてきたJAXAと10 代のためのクリエーションの学び舎GAKUとPARCOが共同で開催するワークショッププログラム「農暮らす / agri class」です。

全4回からなるこのワークショップでは、各回のテーマごとに、農や食を中心にサステナブルな取り組みを行うクリエイターや専門家を招き、それぞれが普段活動するフィールドでワークショップを実施しています。毎回冒頭では、日本の宇宙開発を担い宇宙から地球環境の変化を観測し続ける「JAXA」職員による特別講義も。地球規模で進行する環境問題を知識として学び、クリエイターの視点から最前線の課題意識や取り組みに触れ、体験を通して実感することで、これからの時代のクリエーションのあり方を考えます。最終回となる第4回目は、「地球とミライ」をテーマに、3月27日(日)開催予定です。

JAXAは、さまざまな地球観測衛星を開発し、地球環境を観測しています。その中の一つが温室効果ガス観測衛星の「いぶき」。「いぶき」から見えたのは、増え続ける温室効果ガス、止まらない温暖化の現状です。温暖化と言うと多くの方は砂漠化や海面上昇などを想像されるかもしれません。しかし、それだけではなく大雨や猛暑日の増加、農業・酪農業・漁業など私たちの生活にも既に影響が出ています。

ワークショップでは、この「いぶき」の認知拡大を目的に行われて大きな反響を呼び、カンヌ国際広告祭も受賞した「未来レストランいぶき」というプロジェクトを手掛けたADK Marketing Solutions クリエイティブ・ディレクター大塚智氏と地球観測衛星の運用に携わるJAXA研究員が講師として登壇。地球の環境課題にどのように取り組んでいけばいいのか、環境に配慮するためのアイディアや活動を、クリエイティブな思考から考えます。

日時:2022年3月27日(日)11:00〜15:00
会場:渋谷PARCO 9階 GAKU
受講料:無料
対象:10代
定員:15名程度
主宰:株式会社パルコ、GAKU
プログラム協力:JAXA
詳細:https://gaku.school/class/agriclass/
※GAKUのホームページで受講生を募集中です
講師:安部眞史(JAXA 第一宇宙技術部門衛星システム開発統括付 研究開発員)
特別講師:大塚智(ADK Marketing Solutions クリエイティブ・ディレクター)

講師プロフィール:
安部眞史(JAXA 第一宇宙技術部門衛星システム開発統括付 研究開発員)
理工学研究科 電気工学専攻 修士課程修了。2009年のJAXA入構以来、地球観測衛星の研究開発に従事。温室効果ガス観測技術衛星2号(GOSAT-2)の開発を経て、現在の業務は人工衛星の新規ミッション検討。
大塚智(ADK Marketing Solutions クリエイティブ・ディレクター)
物理とアートを学んだのち、広告会社ADKに入社。仕事は、あらゆるクリエイティブのスタイルで、ブランドづくりの可能性を探ること。結果、広告を作るはずが、料理をつくったりジオラマをつくったり盆栽をつくったりしている。趣味はDIY。東京のオフィスと山梨の山小屋の2拠点で活動中。

これまでの「農暮らす / agri class」

第1回 野菜とダイバーシティ 2021年10月31日(日

日本の在来種の野菜を身近なスーパーマーケットでみかけることはあまりありません。また標準規格外の野菜は、栄養や味とは関係なく廃棄の対象となってしまいます。
本来、自然と同じように野菜にはもっと多様な姿があります。江戸時代から続く須永農園の須永さんは、年間250種以上の野菜苗や生鮮野菜を生産され、野菜本来の可能性を探求し続け、プロの料理人の評判を呼んでいます。「野菜とダイバーシティ」では、実際に須永さんの農園を訪れて収穫体験もしながら、ダイバーシティを体で実感し、これからの農のあり方について考えました。

第2回 食肉とCO2 2021年11月28日(日)

食肉や畜産が及ぼす環境課題が指摘されて久しくなります。例えば、牛のゲップは世界の温暖化ガスの4%を占め、アマゾンの森林伐採も家畜のえさとなる大豆の栽培が原因となっています。一方で、食肉をしないライフスタイルが浸透したり、昆虫食、「害獣」食、代替肉食といった分野にも注目が集まっています。料理家の森枝さんは、食における新しいあたりまえを生み出すために、環境課題に向き合える美味しい食のあり方を探求され続けています。「食とCO2」では、森枝さんと、同じく渋谷パルコに店を構える掛川さんがクリエイティブアレンジを加えた代替肉を食べながら、これからの食のあり方を考えました。

第3回 綿花と水 2021年1月16日(日)

コットンのTシャツを1枚につくるために2.7tもの水が使われているといいます。そして、国内でも毎年10億着もの服が廃棄されているそうです。ファッション産業が及ぼす環境課題は重大です。とはいえ装うことの営みは、豊かな暮らしに欠かせません。近年、古着屋リメイクなどが改めて着目され、若者世代の消費意識も変化してきているといわれます。ファッションが「消費」するものから、誰もが「生産」するものへと変遷しているようでもあります。そこで、これからのファッションのあり方を提唱する石川クリス陽大さんをお招きし、実際にアップサイクルとしての「ハンカチ」を一緒に製作しながら、これからのファッションのあり方を考えました。

  • [日程] 2022/03/27 11:00 〜 15:00
  • [会場] 渋谷PARCO 9階 GAKU
  • [対象]10代
  • [募集人数] 15名程度
  • [受講料] 無料