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不要になったシューズがバスケコートに変身!?アルバルク東京「OUR SHOES, OUR COURT プロジェクト」


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7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 11 住み続けられるまちづくりを 12 つくる責任つかう責任
不要になったシューズがバスケコートに変身!?アルバルク東京「OUR SHOES, OUR COURT プロジェクト」

トヨタアルバルク東京(以下アルバルク東京)は、不要になったシューズを回収してバスケットボールコートの素材として再利用する「OUR SHOES, OUR COURT プロジェクト supported by adidas」を3月1日より始動しました。

収益性だけでなく、環境問題や社会問題への取り組みが求められるようになっている近年のスポーツ施設の果たす役割について考えてみましょう。回収の方法や日程なども詳しくお伝えします!

OUR SHOES, OUR COURT プロジェクト supported by adidas」とは?

アルバルク東京は、『東京で、共に生きる人たちと幸せに暮らしていける環境を作っていきたい。』という思いのもと、社会的責任プロジェクト「ALVARK Will」に取り組んでいます。

2025年3月の1ヶ月は「カーボンニュートラルアクション強化月間」として注力しており、その具体的な取り組みのひとつが『OUR SHOES, OUR COURT プロジェクト supported by adidas』です。

これは、不要になったシューズを回収し、工場で粉砕・分級後、廃タイヤチップに混ぜ合わせてコート素材として施工する取り組みです。バスケットボールコートの製作には、スポーツ領域のビジネス支援を行っているTOPPAN㈱の新技術「RE:MixCourt(リミックスコート)」が国内で初めて導入されます。

本プロジェクトが活用されるのは、2025-2026シーズンからアルバルク東京のホームアリーナとして運用開始する「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」。東京お台場のメガウェブ跡地に2025年秋に開業予定の多目的アリーナで、その4階部に作られる屋外バスケコート「adidas SPORTS PARK」が『OUR SHOES, OUR COURT プロジェクト supported by adidas』の舞台となります。

【adidas SPORTS PARK概要】
場所 :2025年秋開業予定の新アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO」屋外4階部
設備 :バスケットボールコート1面/ゴール4基(一般公式、ミニバス各2基)
開放時間 :今後公開予定

アリーナやスタジアムなどの大型施設建設は、収益性だけでなく環境配慮や社会問題への取り組みが求められる時代です。「サステナビリティ」を重点テーマの1つとして掲げている「TOYOTA ARENA TOKYO」では、国内アリーナでは初となるLEED認証プログラム(環境に配慮した建物を評価する国際的な認証制度)の取得を目指しています。また、アリーナ内で使用する電力は再生可能エネルギーを100%使用したり、会場で発生する廃棄物の全量リサイクルを目指すなど、持続可能な運営に向けて取り組んでいます。本プロジェクトもその取り組みの一環として実施されます。

シューズ回収は、いつどこでするのか?

シューズの回収は、以下の日程で行われるアルバルク東京ホームゲームで実施されます。会場内に設置された回収ボックスに投函する方法です。

3月29日(土) ファイティングイーグルス名古屋戦(有明コロシアム)
4月26日(土) 川崎ブレイブサンダース戦(国立代々木競技場 第一体育館)


回収対象のシューズは、履きつぶしやサイズアウト等により不要になったバスケットボールシューズやスニーカーです。ただし、土などの付着物や汚れの多いシューズや革靴、サンダル、ブーツ、スパイクやスタッド付きシューズ、鉄などの硬い素材を含むシューズは回収できません。

また、上記2日間での回収のほか、選手やチームスタッフからの回収も実施し、想定回収数は1000足を予定しています。回収後は7月から屋外コートの施工を開始し、9月以降に「adidas SPORTS PARK」が完成予定となっています。

本プロジェクトの始動にあたっては、アルバルク東京の選手からもコメントが寄せられています。

#3 テーブス海 選手
「僕たちそして皆さんが履き終えたシューズがコートに生まれ変わるなんてワクワクします。ぜひこのプロジェクトに参加して、adidas SPORTS PARKに遊びに来てください!」

#10 ザック・バランスキー 選手
「僕たちが普段の練習や試合で履いているシューズがこうやってコートになっていくのはいいこと。アルバルク東京はこういう地球にやさしい活動をもっとやっていかなければいけないと思っています。自分もそのコートでシュートを打てる日を楽しみにしています」

「adidas SPORTS PARK」は今年秋の開業後、イベントで使われない日は一般に開放され、誰でも利用できる屋外空間になる予定です。この「OUR SHOES, OUR COURT プロジェクト supported by adidas」は、子どもたちが“自分のシューズがこのバスケコートになったんだ!”と、リサイクルを実感し関心を持つ良い機会にもなるはずです。

3月29日(土)と4月26日(土)は、不要になったシューズを持って会場に出かけてみてはいかがでしょうか。シューズの回収と引き換えにオリジナルステッカーのプレゼントがあるそうですよ。

OUR SHOES, OUR COURT プロジェクト supported by adidas
https://ourshoes-ourcourt.jp/


執筆/フリーライター こだまゆき