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福岡空港 国際線ターミナルが3月28日にグランドオープン!“未来にやさしい”空間づくりの挑戦


この記事に該当する目標
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 12 つくる責任つかう責任 15 陸の豊かさも守ろう
福岡空港 国際線ターミナルが3月28日にグランドオープン!“未来にやさしい”空間づくりの挑戦

3月28日に福岡空港の国際線ターミナルがついにグランドオープンを迎えました。リニューアルを手がけたのは、「未来にやさしい空間を」を掲げる株式会社船場。
船場では、エシカルデザインを推進し、SDGs目標「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」「12.つくる責任つかう責任」「15.陸の豊かさも守ろう」といった自然のサスティナビリティを大切にしています。
船場が考える「エシカルデザイン」は、サプライチェーン全体で未来にやさしい空間を共創していくことです。「つくる」だけでなく「つかう」や「すてる」まで責任を持った空間づくりに取り組むため、大量生産・大量消費が目立つ内装業界で、サプライチェーンを再構築し「つかう資源」と「すてる資源」を循環させ、地球に負荷をかけず、新たな価値を生み出すことに挑戦しています。

今回は、「街の観光名所の一つとなるような驚きと感動のある空港」をコンセプトに、国際線ターミナルビルの大空間を活かしたダイナミックなデザインで、世界各地から訪れる多くの人の記憶に残る空港を創り上げ注目を集めています。

福岡空港が”快適さと楽しさを追求した空間”へリニューアル

1999年より供用を開始した福岡空港国際線ターミナルビルでは、2018年度には旅客数が691万人(1999 年比287%)となり、出到着機能や店舗サービスなどの不足、施設の狭隘化が課題となっていました。
そこで、福岡国際空港株式会社は『3F:Free「楽に」・Fast「早く」・Fun「楽しく」の改善』を掲げ、2022年5月より増改築工事に着手しました。

今回のリニューアルでは、船場が福岡の伝統工芸や文化的モチーフを空間全体に取り入れ、地域文化の発信拠点としての新しい空港体験を提案。福岡国際空港と共に、福岡・九州・西日本の空の玄関口を、日本の魅力を世界に発信し、訪れた人の記憶に残る場へと変貌させました。

約4倍の広さとなった免税店エリアは、「中州の街並み・屋台・祭りの山車」という福岡を象徴する3つの要素を取り入れ、福岡の光景を連想させる空間へと一新。巡った観光名所のひとつとして数えられる場となることを目指し、日本の雰囲気や文化を楽しむことができる空間を創り上げました。

日本の伝統文化が生きるダイナミックな空間

伝統工芸品の中には、伝統を継承しながらも、斬新で現代的なデザインへと発展を続けて
いるものも多くあり、その唯一無二で精密な技芸は、海外でも高く評価されています。

船場は、日本に到着して初めて目にする場所や、旅立つ前に最後に滞在する場所となる国際空港で、多くの人に伝統工芸を存分に魅せ、楽しませることで、文化の存続・発展に貢献することに挑戦。
空港らしさや遊び心を取り入れるため、各工房へ何度も足を運びデザインディレクションを行い、空間に落とし込んでいます。

福岡空港“1600万人の未来”を見据えて

福岡空港は、「2048年に国際線年間旅客数1,600万人」という壮大なビジョンを掲げ、大規模なリニューアルに着手しました。新たなステージとして、2025年3月28日にグランドオープンを迎えた北側増築エリアでは、新保安検査場、免税店、フードホールなどが本格的に供用を開始。
これにより空港全体が「空の玄関口」から「訪れる価値のある場」へとアップデートされています。
空間設計を担った株式会社船場は、アクセスホール、コンコース、各種ラウンジに至るまでの広範なエリアを担当し、東京駅や新大阪駅など数々の大型交通ターミナルを手がけた実績を活かしながら、東京と九州のデザインチームが一丸となってプロジェクトを推進。今後も、地域の文化と未来志向が調和する“新しい空間体験”としての空間づくりを目指していくそうなので、気になる方は、ぜひホームページをチェックしてみてください。

【株式会社船場について】
株式会社船場は、「未来にやさしい空間を」をミッションに掲げ、商業施設、オフィス、教育、医療など多岐にわたる分野で空間づくりをトータルサポート。エシカルデザインを軸とした持続可能な社会の実現を目指しています。

公式サイト:https://www.semba1008.co.jp