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ランイベント参加へのハードルが一気に下がる革命ツールが登場!?AIを活用した情報プラットフォーム「Run Concierge」


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3 すべての人に健康と福祉を
ランイベント参加へのハードルが一気に下がる革命ツールが登場!?AIを活用した情報プラットフォーム「Run Concierge」

スポーツ体験をパーソナライズする AI プラットフォームを運営するNeurun, Inc.(ニューラン)が、
ランニングイベントの情報プラットフォーム「Run Concierge(ランコンシェルジュ)」を展開することが発表されました。Neurunは、アシックスの投資子会社であるアシックス・ベンチャーズが出資するスタートアップ企業です。

この「Run Concierge(ランコンシェルジュ)」の登場により、これまで大変だった「レースに関するすべての情報を把握する」という作業が非常に楽になり、ランナーがレースに出場するハードルが格段に下がることが期待されます。

最適化された“自分だけのため”の情報が手に入る

「Run Concierge」は、ユーザー個人の好みやニーズに基づいてカスタマイズされたコンテンツを提供すべく、Google Maps Platform および Google Cloud の最新技術をはじめ、トレーニング、リカバリー、栄養、地元のニュースなどを扱うさまざまな企業と連携します。ランナーはチャット機能を通じて AI と対話することができ、これまで以上に簡単に、自身が探している正確な情報を包括的に入手することができます。

まずは、アシックスが保有するレース登録プラットフォームの Race Roster(レースロースター)と Njuko(ニューコ)のサービス展開先である北米、ヨーロッパ、オーストラリアのランニングイベントを対象に、今夏からサービスを開始予定。その後は、世界中の主要なレースイベントでの展開をめざすとともに、よりパーソナライズされた新たなランニング体験ができるサービスを創出していくといいます。

レースやギアの提案、コースプレビュー、レース周辺の宿泊施設やグルメ情報の提供まで

「Run Concierge」が行うのは、レースの詳細な情報や一人ひとりにあったギアの提案、没入感のある 3D レースコースプレビュー、そしてレース外の体験の充実です。

ランナーは、プラットフォーム上で質問するだけで、レースの基本情報や、各マラソンコースの標高、地形、天候に応じてパーソナライズされたトレーニングやレース当日の計画に関する情報へアクセスできるほか、ギアやサービスの提案も受け取ることができます。そしてインタラクティブな没入型の 3D コースプレビューによって、レース当日までにルートや高低差などコースの詳細を予習し、レースに対する自信を深めながら心の準備をすることができます。さらにホテル、食事、レース周辺のアクティビティなどに関する情報も調べることができ、ランナーだけでなく応援に行く人もユニークで思い出に残るような体験ができるようサポートします。

「Run Concierge」の登場で、レース出場がもっと身近なものに

初心者ランナーにとっては、レースに出てみたいと思っても、アクセスはどうか、レベルはどうか、気候はどうかなど、そもそもどのレースなら出場しやすいのかわからないものです。どのレースに申し込むのがいいのかと悩んでいるうちに結局月日が経ってしまった、という人もいるのではないでしょうか。また、いざ申し込んだはいいものの、何を準備したらいいのかわからず色々調べるのに時間がかかり出場前に疲れてしまった、なんてこともあるかもしれません。

NEURUN, Inc. CEO ケイド・ネッチャー氏も、「いままでレースに関するすべての情報を収集することはランナーにとって大変なことでした。今回の協業を通じて、すべてのランナーにレース当日の準備に必要なあらゆる情報をよりリアルタイムにパーソナライズされた形で提供することで、ランナーがより効率的に自信をもって準備できるよう支援していきます。」とコメントしています。

走ることは本来、特別な道具やスキルがなくてもできる、多くの人がトライしやすいスポーツの一つです。自分に合ったレベルのレースやギア、トレーニングの方法などを提案してくれる「Run Concierge」の登場で、これまで躊躇っていた人も、レースに参加できるきっかけになるかもしれません。
SDGsの目標3は「すべての人に健康と福祉を」。健康な体づくりのため、レースへ出場してみたいと思った方は、「Run Concierge」のサービス開始をお楽しみに。


執筆/フリーライター Yuki Katagiri