「おいしい」をあきらめない糖質ケア。健康と向き合う新しい選択肢とは?
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健康に気をつけたいけれど、「おいしいものは我慢したくない」——。そんな本音を抱える人は多いのではないでしょうか。味の素株式会社の調査によると、糖質ケアに関心がある人が増える一方で、実際に取り組めている人はまだ少数派という現実が見えてきました。意識と行動のギャップが生まれる背景には、我慢を前提とした健康習慣の難しさがあります。そんななか、「おいしさ」と「健康」の両立をめざした新しい選択肢が登場しています。
「糖質ケアが気になる」人は57.3%
外食や差し入れ、お付き合い。「今日はいいか」と、つい糖質をとりすぎてしまうこと、ありますよね。気をつけたい気持ちはあるのに、毎日は続かない。
「健康には気をつけたい。でも、おいしいものを我慢するのはつらい」
そんなジレンマを抱える人は少なくありません。
健康志向が高まる現代、「糖質ケア」への関心は年々高まっていますが、実際に行動に移せている人はまだ多くないのが現状です。
こうした背景から生まれたのが、味の素株式会社の『白米どうぞ®』。炊飯時に加えるだけで糖の吸収を穏やかにしつつ、白米のおいしさはそのままに楽しめる調理料です。2024年3月に通販限定で発売され、わずか10か月で100万食を突破するヒット商品となりました。
この反響を受け、同社は2025年2月に「糖質ケアに関する意識調査」(全国の20〜60代男女1010人対象)を実施。57.3%が「糖質ケアが気になる」と回答し、関心の高さが改めて浮き彫りとなりました。


気になる理由のトップは「年齢を重ねてきたから」
日常生活の中で「糖質ケア」が気になる理由のトップは「年齢を重ねてきたから」。その他にも、運動不足や食生活の乱れなど、日々の生活に不安を感じている人の多さがうかがえます。


68%は「実際にはできていない」
ところが、そのうちの68.0%は「対策はできていない」と回答しています。
関心はあるのに行動が伴わない——。このギャップこそが、日常的な糖質ケアの大きな壁なのです。


関心が最も高いのは20代男性、最も低いのは50代・60代男性
最も糖質ケアを「気にしている」割合が高かったのは20代男性。一方、最も関心が低かったのは50代・60代男性でした。生活習慣病のリスクが高まる年代こそ、関心を持つべきにもかかわらず、実態は逆。
これも現代の健康課題のひとつといえそうです。


また、「糖質ケアをしている」と回答した人の中でも、その方法は「砂糖入りの飲料を避ける」「間食をしない」「野菜から食べる」など、“がまん”や“制限”を前提としたものが中心でした。
しかし、このような方法はストレスにつながりやすく、長期的に続けることが難しいという課題もあります。
食の楽しみを我慢するスタイルでは、続けるモチベーションが保てず、むしろリバウンドや自己否定感を生むこともあります。これでは、心身ともに健やかな状態を保つのは難しくなってしまいます。


おいしさを諦めたくない…が最大の壁に
糖質ケアができていない理由として最も多かったのは、「おいしいものを気にせず食べたいから」でした。おいしさと健康のどちらかを選ばなければいけない。そんな固定観念が、多くの人を“健康から遠ざける原因”になっているのかもしれません。


がまんしない健康習慣へ、新しい選択肢
こうした「健康」と「おいしさ」の両立に対する課題に対して、新しい提案が生まれています。
味の素株式会社が開発した『白米どうぞ®』は、炊飯時に加えるだけで、糖の吸収を穏やかにしつつ、おいしさを保つことができる調理料です。2024年3月に通販限定で発売され、10か月で100万食を突破するヒット商品となりました。




さらに2025年2月からは全国のスーパーでも販売を開始。手に取りやすく、日常に取り入れやすい糖質ケア製品として注目を集めています。
「白米をあきらめたくない」「家族みんなで無理なく健康を意識したい」——。そんな声に応えるように、手軽さとおいしさを兼ね備えたこの商品は、現代の健康ニーズに寄り添った存在といえるでしょう。
同社の管理栄養士・内山真理恵さんは、「糖質ケアは年齢が高いほど意識すると思っていましたが、実際は若い世代の関心が高く、意外でした」と話します。また、「おいしさは妥協したくないという理由で、ケアを続けられない人が多い」とも指摘し、「白米のおいしさを保ちながら糖質ケアができる『白米どうぞ®』は、まさにそうした方にこそ選んでほしい」と語っています。
健康習慣は「努力」ではなく「選択」へ
健康的な生活習慣の普及は、SDGsゴール3「すべての人に健康と福祉を」だけでなく、ゴール12「つくる責任 つかう責任」にもつながります。個人が無理なく続けられる健康行動を支える商品や仕組みは、社会全体の医療負担の軽減にも寄与します。小さな選択の積み重ねが、より持続可能な未来をつくっていくのです。
『白米どうぞ®』のように、日々の食卓に自然と溶け込む製品が増えれば、「おいしさ」と「健康」は、もう二者択一ではなくなります。
がまんするのではなく、楽しみながら健康を守る。そんな新しい価値観が、いま求められているのかもしれません。
未来の自分のために、今日の選択を少しだけ変えてみる。その小さな一歩が、健康で持続可能な社会の実現につながっていくのです。
『白米どうぞ®』
https://www.ajinomoto.co.jp/hakumaidouzo/
執筆 / フリーライター 小見山友子