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東通グループが描く、未来の街づくりとSDGs:不動産で「もっと自由な」社会を


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11 住み続けられるまちづくりを 17 パートナーシップで目標を達成しよう
東通グループが描く、未来の街づくりとSDGs:不動産で「もっと自由な」社会を

6月2日、TOKYO NODE HALLで開催された「東通グループ事業戦略発表会(TOTSU NEXT VISION)」。
この日、東通グループは「信じる未来、託す東通グループ 街の魅力を高める革新的なパートナー」というコーポレートスローガンのもと、2030年に運用資産規模3,000億円達成を目指す壮大な目標と、2025年より始動するプロジェクト「不動産をもっと自由に大作戦」を発表しました。

不動産売買、賃貸管理、土地開発、ホテル事業など多岐にわたる分野で“街づくり”の最前線を走り続けてきた東通グループの新たな挑戦は、単なる企業成長に留まりません。そこには持続可能な開発目標(SDGs)とも深く結びつく、より良い社会の実現に向けた強い意志が込められていました。

本記事では、東通グループが描く未来の街づくりが、いかに私たち一人ひとりの生活に「もっと自由な」選択肢をもたらすのかを掘り下げていきます。

資産運用、不動産投資の規模の拡大

東通グループが今回発表した、2025年より始動する一大プロジェクト「不動産をもっと自由に大作戦」は、5つの作戦に分けられています。

作戦その①は、「資産運用を自由に!大作戦」。今年東通アセットマネジメント株式会社を設立したことが、目標である運用資産3,000億円を現実のものにするための大きな一歩となっています。東通グループは、不動産金融を通して投資家の資産を増やすことを目指しています。

作戦その②は「不動産投資を自由に!大作戦」で、こちらは小口化商品事業。不動産投資や不動産での資産形成をまだしていない初心者も挑戦しやすい入口のようなものになりたいとしており、AIを活用した手法や機能の展開も考えているそうです。

新たなスタイルの宿泊施設の建設にも着手

作戦その③に挙げられたのは、「宿泊体験を自由に!大作戦」。「立地や周りの環境に応じて、コンセプトを柔軟に設計してまいります。」と話す東通グループが現在すでに宿泊施設の建設を始めている場所は東京の港区芝浦。

画一的で機能重視のビジネスホテルとは違う、”ゆったりした雰囲気”が感じられるようなホテル、がコンセプト。それが外観からも伝わるように設計されています。

賃貸の常識を覆すまさに「自由な」物件の開発

作戦その④は、「賃貸をもっと自由に!大作戦」。スタンダードな賃貸物件シリーズとなるTHE TOTSU シリーズというブランドを立ち上げ、多様化の時代に沿った物件をリリースしていきます。

シャワーがあればバスタブはいらない、自炊はしないからキッチンはいらない、部屋の中に車やバイクを置きたい、水槽に囲まれたいなど、これはあくまでも例ですが、家に求めるものは人それぞれ。これまで賃貸ではできないと思われていたそんなニーズに合わせた物件の開発を、このTHE TOTSU シリーズで叶えていきたいといいます。

この企画は既にスタートしており、大型ペット共存型賃貸マンションを品川に建築中。屋上にドッグラン、入口にはペットの足洗い場を設け、ペットが過ごしやすいよう室外部分を広くした間取りにするなど、他にない新たな賃貸住宅を作り出しています。

他にも、本来何部屋かに分かれるような広いスペースを一つのワンルームにする、ゴルフ練習エリアを設ける、など、間取り、内装のカスタマイズが自由にできる、IOTも導入したオーダーメイド型賃貸マンションを四谷坂町に建築中。住宅だけでなくオフィスの取り扱いも予定しているそうで、物件選びの幅が今後大きく広がりそうです。

そして作戦その⑤は、「上質な暮らしを自由に!大作戦」。「東京一等地で上質な暮らし」がコンセプトのこちらはTOTSU PREMIUMシリーズというブランドで、賃貸の高級レジデンスです。この第1弾は建築家の隈研吾氏や、ケン・コーポレーションの髙山一頼氏とともに、白金台2丁目に建築する予定だといいます。

リモートワーク、AI技術なども広がり、SDGsも求められる今、理想の暮らし、理想の住まいは多様化しています。未来を生きる私たちに、どんな住まいが必要なのか。その答えと真摯に向き合い新たな住宅を作りあげていく東通グループ。企業のこうした姿勢が、今とはまた違うこれから10年後、50年後のよりよい街、そして自由な社会をつくっていくのかもしれません。


執筆/フリーライター Yuki Katagiri