多様化する空間ニーズに対応|小松ウオール、加賀工場2号棟竣工で生産能力を最大1.5倍に
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働き方の多様化に伴い、オフィスに求められる空間のあり方も変化しています。
必要に応じて空間を仕切ったり、つなげたりできる可動間仕切の需要が拡大する中、小松ウオール工業株式会社は生産能力の増強や研究開発機能の強化に向け、石川県加賀市に「加賀工場2号棟」を建設しました。
9月4日には竣工式が行われ、新たなものづくり拠点が完成。主力製品である可動間仕切の生産能力を従来の最大1.5倍に引き上げるほか、研究開発棟を併設し、IoTやAIを活用した生産管理にも取り組みます。
可動間仕切の生産能力を最大1.5倍に。中期経営計画を推進


働き方やオフィス環境が変化する中、空間を柔軟に変えられる「可動間仕切」への需要は拡大しています。こうした需要に対応するため、新工場では主力製品の生産能力を従来の最大1.5倍に増強。同施設の開設は、中期経営計画「NEXT VISION 2028」で掲げる「3つの基本方針」を具体化する重要なステップとなります。
方針1つ目は、既存の間仕切事業の成長に向けた生産・供給体制の強化です。都市部の大型オフィスビルの再開発をはじめ、首都圏を中心に拡大する需要への対応力を高め、安定供給を目指します。また、品質の向上や製品バリエーションの拡充を進め、多様化する空間デザインのニーズに応えていきます。
2つ目は、新規製品や次世代製品の創出に向けた研究開発機能の強化です。新工場に併設する「研究開発棟」には、製造・開発・生産技術・品質保証の各部門を集約。部門の垣根を越えたものづくりを進めます。
さらに「モックアップエリア」や「試作場」を設け、顧客を招いて試作や情報交換を行うことで、オーダーメイドや物件ごとのニーズにも対応。高付加価値製品の研究・開発につなげます。
3つ目は、生産・物流オペレーションの高度化です。最新鋭の製造設備に加え、IoTやAIを活用した生産管理システムの最適化を進めます。また、広大なストックヤードを確保し、製造から出荷までの工程を効率化。より柔軟で確実な納品体制の構築を目指します。
2027年5月、本格稼働へ


今回の建屋竣工を第一フェーズとして、今後は併設する「研究開発棟」の内装工事や製造設備の搬入・設置を順次進めます。2027年5月の本格操業開始に向け、安定供給体制の確立と製品・サービスのさらなる向上を目指します。
技術開発と生産基盤の強化が支える、これからの空間づくり
加賀工場2号棟を新たなものづくりの拠点として整備し、生産能力の増強に加えて研究開発や試作、IoT・AIを活用した生産体制の高度化を進める小松ウオール。こうした取り組みは、SDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に通じるものです。
働き方やオフィスの使われ方が変化する中、求められる空間も多様化しています。企業が技術開発と生産基盤を強化し、変化するニーズに対応することで、柔軟な空間づくりはさらに広がっていくことでしょう。
執筆/フリーライター Yuki Katagiri






