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Uberが世界的プライド月間を祝して乗車ルートをレインボーカラーに

Uberが世界的プライド月間を祝して乗車ルートをレインボーカラーに

#SHOW CASE

「LGBTQ」という言葉をご存知でしょうか?
Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシュアル)、Transgender(トランスジェンダー)という4つのセクシュアリティを示す「LGBT」は比較的認知度が高く、耳にしたことがある方も多いかもしれません。
「LGBTQ」とは、これにQueer(クイア)やQuestioning(クエスチョニング)というセクシュアリティの頭文字をとった「Q」がプラスされた言葉で、セクシュアルマイノリティは「LGBT」だけではない、という認識から生まれたものです。
「LGBTQ」をはじめとしたセクシュアルマイノリティへの差別や人権問題については、以前から全世界で大きな課題とされており、日本でも理解増進法に関するニュースが連日取り上げられています。

SDGsの目標5には「ジェンダーの平等を実現しよう」が設定されていますが、実はこの目標の中の項目には、女性の人権に関する記載はあるものの、LGBTQに関する直接の目標設定はされていません。しかしながら、SDGsの中に明確な表記はなくとも、“誰一人置き去りにしない”というSDGsの理念は変わらず、LGBTQについても等しく尊重されるべき、という認識は年々広まっています。

そんな中、配車サービスUberが、世界的なプライド月間である6月の期間限定で、さまざまなセクシュアリティの尊厳や多様性を表すレインボーカラーで乗車ルートを彩っています。

Uberは今回の取り組みについて、「Uberはダイバーシティ&インクルージョンの推進を大きな目標の1つとして掲げています。配車アプリUberや、デリバリーアプリUber Eatsを始めとする私たちのプラットフォームをご利用されるお客様、パートナーの皆様は実に多岐に渡ります。
だからこそUberはその多様な個性を尊重し、Uberのプラットフォームを安心安全にご利用いただくことができ、プラットフォームにかかわる全ての方々が自分らしくいられることを目指しています」とコメントしています。

UberにはLGBTQのインクルージョンを推進する社内コミュニティ「Pride at Uber」があり、毎年6月を「Uber Pride月間」と呼び、社内外で多様性の尊重を呼びかける活動を行っているそうです。

またUber は、アメリカの人権NGO「 ヒューマン・ライツ・キャンペーン財団(HRC)」が実施している、LGBTQの方々が働きやすい環境を創出している企業に贈られる賞Corporate Equality Index(CEI)にて、2016年からBest Place to Work for LGBTQ Quality/Disabilityを受賞しています。
実際にUberで働く社員からは、「Uberに在籍し、人種や性別等の違いで苦労したり、悩んだりしたことはありません。むしろ、ありのままの自分でいることを歓迎される環境にあり、こうしたカルチャーのおかげで常に自身のベストを尽くすことができますし、同僚にもインスピレーションを与えることができると思っています」
「最高のパフォーマンスはありのままの自分であることから生まれるー。Uberはそうしたカルチャーを持つ会社で、LGBTQIA+を含め多様な個性を持つ社員が生き生きと働くことのできる職場環境作りが行われており、誰もが安心して快適に仕事をすることが出来ると感じます」というポジティブなコメントが寄せられています。
今回のレインボーカラーの乗車ルートを見てもらうことで、多様性について改めて認識する機会を提供しているUber。これを機に、プライド月間や多様性について考えてみてはいかがでしょうか。

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