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パラスポーツをより身近に。ワントゥーテンが取り組む「CYBER SPORTS」プロジェクトとは。

パラスポーツをより身近に。ワントゥーテンが取り組む「CYBER SPORTS」プロジェクトとは。

#SHOW CASE
  • 働きがいも経済成長も
  • 人や国の不平等をなくそう

一年の延期の上、直前まで開催も危ぶまれていた東京オリンピックが8月8日に閉幕を迎えました。日本選手が過去最多のメダルを獲得した今大会。閉幕した今現在でも連日テレビを賑わせていますね。 

世界規模で影響力の大きいオリンピック・パラリンピック競技大会は、持続可能性に配慮して開催されることが求められています。そこで、東京2020大会では、「Be better, together/より良い未来へ、ともに進もう。」というコンセプトを掲げ、SDGsに貢献するべく、様々な工夫をして運営がなされていました。選手村のダンボールベッドなどもその一つとして挙げられますが、こちらはTVなどでも大きく取り上げられ話題になっていたので知っている方も多いかと思います。

また、オリンピック大会と同じくSDGs貢献を目指して運営されるパラリンピックは8月24日(火)から開催中。近年ではメディアでも取り上げられるケースが増えてきたパラリンピックですが、その注目度は、オリンピックと比べるとまだまだ低いのも状況です。

そんな中、AIなどの先端技術を駆使し、エンターテインメント性等と融合させてあらゆるものをアップデートすることで、新しい体験を可能にするクリエイティブ集団、株式会社ワントゥーテンは、パラリンピック、ならびにパラスポーツの注目度が低い理由を、”人々にとって身近でないから”と考え、パラスポーツをもっと身近なものにすべく、2017年にCYBER SPORTSプロジェクトをスタートしました。

CYBER SPORTSプロジェクトは、デジタルテクノロジーによって多くの人々がエンターテインメントとしてパラスポーツを体験できるようにする取り組みです。平均時速35㎞、最高60㎞にもなる車椅子マラソンのスピードを体感できる車椅子型VRレーサー“CYBER WHEEL X”や、今大会の選手村にも設置され選手たちにも好評だった“CYBER BOCCIA S”が開発されています。ヨーロッパで誕生したパラリンピック正式種目のボッチャを、設置された様々な場所で体験することができ、設置場所が増えれば競技をより身近に感じられるようになるでしょう。デジタルスポーツという形でパラスポーツが広まり、多くの人々が楽しめるようになれば、自然とパラリンピックへの注目も高まると予想されます。CYBER SPORTSプロジェクトを通じて実際に体験することで、人々がパラスポーツを障害のある人だけのスポーツではなく、数多のスポーツの一種に過ぎないのだ、と身をもって理解することをワントゥーテンは目指しています。これは、東京2020大会が掲げるSDGsへの貢献にも寄与するものとなるでしょう。

“CYBER WHELL X”
“CYBER BOCCIA S”

SDGsは、持続可能な世界の実現を目指す17の目標からなります。それぞれの目標の中にはより細かいターゲットが設定されており、例えば目標10「人や国の不平等をなくそう」には、「2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。」というターゲットが存在します。パラスポーツへの理解は、このターゲットの達成の第一歩となることでしょう。スポーツという一分野で他者への先入観をなくすことが、目標8「働きがいも経済成長も」に繋がるような雇用の平等にも繋がるかもしれません。

CYBER SPORTSプロジェクトは、“Ignite Everyone, Update Everything”を掲げるワントゥーテンにふさわしい、画期的かつ有効的なプロジェクトだと言えるでしょう。密集しての運動が難しいコロナ禍にも合った、時代の先端をゆく新たなスポーツの形です。みなさんもCYBER SPORTSシリーズを体験して、その楽しさを実感してみてはいかがでしょうか。


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