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自然エネルギーの爆発的普及へ!パワーエックスが蓄電と送電技術を進化させ、電気を船で運ぶ時代を実現するための事業を展開

自然エネルギーの爆発的普及へ!パワーエックスが蓄電と送電技術を進化させ、電気を船で運ぶ時代を実現するための事業を展開

#SHOW CASE
  • エネルギーをみんなにそしてクリーンに

風力や太陽光などの再生可能エネルギーは、持続可能でクリーンなエネルギーとして注目を浴びています。しかし、気候や土地によって生まれる電力が異なるために、余剰した電力が生まれることをご存じでしょうか?余剰した電力は売ることもできず行き場を無くし、無駄となってしまいます。その無駄をなくすために、新しい取り組みをしている企業を発見しました。株式会社パワーエックスでは、余剰した電力を蓄えるための蓄電池工場と蓄電池を運ぶための電気運搬船を造り、クリーンエネルギー輸送の実現を目指しています。

環境や自然に優しく、送電事業を展開

洋上風力でつくられたクリーンな電力をバッテリーに直接蓄電後、「Power ARK」という電気運搬船により、洋上から世界中の変電設備まで無人で電力を運搬します。この運搬方法は、海底の掘削等、大規模な敷設工事が必要となる海底ケーブルと比較すると、環境や自然に著しく優しく、災害にも強い、これまでにない送電事業となっています。また、海底ケーブルから解放されることで、洋上風力発電所の設置場所の選択肢が広がり、海で囲まれた日本の豊富な自然エネルギーのポテンシャルをより生かすことが可能になります。燃料ではなく、電気を電気のまま運ぶ新しい方法で、日本の抱える自然エネルギーや系統の問題を大きく解決し、自然エネルギーの爆発的普及に貢献しています。

船で電気を運搬。洋上風力発電の爆発的普及を実現

日本の海域にある洋上風力発電所から海岸に自然エネルギーを輸送するため、2025 年までに、「電気運搬船」の初号船の開発を行っています。初号船「Power ARK 100」は、船舶用蓄電池を 100 個積載し、220MWhの蓄電能力を保持することが可能。本船は完全に電気のみで航行する仕様とバイオ燃料などを併用して航行する仕様があり、短距離から長距離の電気輸送に対応しています。電池のみで推進する場合でも、300km 程度の沖まで航行し、陸地から遠い沖合や離島、電力網のない様々な場所に電気を届けることが可能です。また、持続可能なバイオディーゼル等を併用することでさらなる遠距離化ができ、国境を超えた大陸間のクリーンエネルギー輸送も実現可能となります。

蓄電池を溜める工場を設立

電気運搬船には大型蓄電池を大量に、低コストで積載する必要があります。同時に、これから来るとされている脱炭素社会において、自然エネルギーの普及には同じく大型蓄電池が必要となります。パワーエックスは、大型電池工場を日本国内で建造し、船舶用電池、電気自動車(EV)急速充電器用電池、グリッド電池などの大型蓄電池の製造及び販売を行い、 電池を大量に製造することでコストを下げ、今後拡大する蓄電池需要に対応します。

私たちの生活の中で必要不可欠なエネルギーの一つでもある電力。ごみを無くそう、再利用しようという取り組みが増えてきている中、パワーエックスの取り組みの様に、余剰した電力を蓄えて効率よく必要な場所へ導電することができれば、日本だけはなく、世界中で再生可能エネルギーの使用率をあげることができるのではないでしょうか?


パワーエックス公式HP

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