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環境にやさしいバイオ燃料「E10」がイギリスで導入
#SHOW CASE新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、公共交通手段を使わない移動手段として不可欠な存在となっている車。この夏、イギリスで普通車の燃料として、これまで利用してきたガソリンから、E10という新しい燃料が導入されました。Eというのは、エタノール、10はガソリンとの混合比率を意味しています。
元来のガソリンはエタノールを5%混合しているのに対し、E10は10%と、倍の混合率があります。それだけでなく、穀物や砂糖、廃棄剤から作られたバイオエタノールを利用しています。再生可能なエネルギーであるこのE10は、イギリスで現在走行している95%以上の車で利用することができると言われています。
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サステナブルなエコ燃料、バイオエタノールの原材料は、主にサトウキビやトウモロコシなどを発酵して製造します。E10はすでにヨーロッパをはじめ、アメリカやオーストラリアなどで広く使用されています。E10には再生可能エタノールがこれまでのガソリンの2倍含まれていることで、まず期待できるのは、CO2の排出量を大幅にカットできることです。地球温暖化を抑制させ、気候変動にも大きく差をつけます。E10を導入することで、年間にすれば約75万トンのCO2排出量を削減でき、これはどれくらいなのかというと、道路上の車を35万台取り除くのと同じくらいだそうです。燃料の種類でここまで変わるなんて、驚きですよね。
また、CO2排出量削減のほか、ほんの少しですが、ガソリンと比べて燃費が良いところもE10の長所です。その差は1%と大きいとは言えない数値ですが、人々の生活にかかせない車において、みんながシフトチェンジすることで、その差は大きな違いを生むはずです。
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人々の生活において必要不可欠なもので、どうしても有限資源を必要とするものはたくさんあります。このように、環境面にメリットのあるエコな素材にシフトチェンジして出来る限り環境破壊を抑えることは、今後の課題の1つです。
E10を導入するためには、それに対応する車種を増やすことが必要です。日本でもはやくE10が普及され、サステナブルの選択肢がまた一つ増えるといいですね!