世界の歌姫アリアナ・グランデが ビューティーブランドをローンチ予定? ハリウッドセレブも注目するクリーンビューティーとは
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世界の歌姫で女優のアリアナ・グランデが、2年の歳月をかけて準備してきたと言われる自身ののビューティーブランドをローンチすることをローンチを示唆する予告動画を公開しました。
正確な日時等はまだ発表されていないものの、SNSの開設や様々な都市で広告を公開するなど、今注目を集めています。
アリアナのビューティーブランドはその名も・・・「r.e.m beauty」です。
まだブランドについての正式な発表がされていないため、詳細は不明な部分が多いですが、ヴィーガンである彼女は動物保護などに関して強い意思を持っているので、クリーンビューティーブランドになるのではないかと言われています。
皆さまはクリーンビューティーとSDGsの繋がりをご存じでしょうか?
SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」にもあるように、海洋プラスチックによる海の汚染はとても深刻で、一刻も早く状況の回復が必要とされています。
その原因になっているプラスチックを大量に生産している業界のひとつが、美容業界なのです。
イギリスで発足したプラスチック問題に対する意識向上キャンペーン「ゼロ ウェイスト ウィーク(Zero Waste Week)」によると、美容業界では年間約1,200億個のプラスチック含有パッケージを生産していると言われているそうです。 このような現状を変えるべく、バイオプラステックなどを使用する工夫も必要になってくるのではないでしょうか。
クリーンビューティーとは?
近年、オーガニックだけでなくクリーンビューティーやクルエルティフリーという言葉が浸透してきていますが、実際どのようなブランドの事を示しているのでしょうか。
実はクリーンビューティーは明確な定義付けがされていないので、ブランドによってそれぞれ取り組み方が変わってくるのが特徴です。
ですが、定義はされていないものの、クリーンビューティーはいくつかのポイントで語られることが多いです。
そのポイントとは、環境に配慮されているかや人に悪影響のない成分を使用しているのか、動物実験は行われていないのかなどが挙げられます。
例えば、パリ発のスキンケアブランドSHIGETA PARISでは、動物実験をしないことをはじめ、原材料の透明性やオーガニック認証などを取得しています。
クリーンビューティーには、
・オーガニックコスメ:植物性の原料を使用したブランド
・ヴィーガンコスメ:認証をとっており、動物性(はちみつなど)の素材ものを一切使っていない製品
なども含まれています。
オーガニックコスメなどは、農薬を使用していないため、身体に害のある成分を含んでおらず、自身の健康を守ることができます。また、動物実験なども行わないことで多くの命を守ることができ、オーガニックコスメやヴィーガンコスメなどを選ぶことで、目標15の「陸の豊かさを守ろう」の1番にある「自然の恵みを、守り、回復させ、持続可能な形で利用できるようにする。」を実行することができるのではないでしょうか。
つまり、クリーンビューティーとはこのようなポイントをブランド自身で組み合わせ、そのブランドらしい透明性のあるアイテムを世に生み出してることを示します。
美容業界のサステナブルを考える上で、環境問題は避けて通れない課題ですが、海外のブランドをはじめ、実は様々な取り組みが行われています。
配合されている成分がクリーンなものなのか?ブランドとして地球環境のことを考えているのか?自分の肌に身につけるアイテムだからこそ、選択する際に色々と考えを巡らすことが出来るはず。その“選択”も、すぐに実践できるSDGsのアクションの一つなのかもしれません。