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Z世代と考えるSDGs 剛力彩芽が「若者から学ぶ」意外なSDGsとの距離感とは

Z世代と考えるSDGs 剛力彩芽が「若者から学ぶ」意外なSDGsとの距離感とは

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  • 人や国の不平等をなくそう
  • 気候変動に具体的な対策を

女優、剛力彩芽さんと持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」を学ぶニッポン放送の特別番組『SDGs MAGAZINE』。2021年10月29日の第19回放送の冒頭で、剛力さんは同番組のオリジナル企画「剛力彩芽とZ世代とで考えるSDGs」に言及し、そこで得た“学び”について語った。

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『SDGs MAGAZINE』のオリジナル企画「剛力彩芽とZ世代とで考えるSDGs」では、学生時代にフィリピンやネパールでの国際ボランティアを経験し、NPOに属する国際ボランティアチームを立ち上げるなどしてきた社会人1年目の23歳、鈴木俊樹さんを剛力さん自らインタビュー。(剛力彩芽とZ世代とで考えるSDGs『そういう授業は“まだ”なかった』狭間にいる若者たちとSDGsの距離感
Z世代と呼ばれる若者たちとSDGsの間にある意外な“距離感”を知り、感じるものがあったことを明かした。

「私は、若者世代が学校でSDGsについてかなり以前から習っているものだと勝手に思っていたのですが、実は授業のカリキュラムとしてSDGsが組み込まれたのは意外と最近のことなんですよね。1990年代後半の生まれだと、授業でSDGsというワードを聞く機会がほとんどなかった。鈴木さんの場合は、たまたま一人の先生が話題に出したくらいだと言っていて、『そうなんだ』と思いました。ある意味、Z世代と一括りにして20代前半の若者は、みんなSDGsを知っているという見方も良くないなと、鈴木さんとお話をして改めて思いました」

SDGsが学校教育に組み込まれるようになったのは、実はつい最近のこと。小学校では2020年度から、中学校では21年度からと、まさに始まったばかりという状況だ。鈴木さんが「学校でもまだSDGsについて習うことはなかったです。いわゆる『狭間』の時期でした。知る機会があまりなく、基本的に周りの人の興味関心も薄かったというか、一般にはまだ広まっていなかったと思います」と話すように、「Z世代=SDGs世代」と決めつけるのは、まさに画一的。スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんに象徴される、気候変動や社会問題への意識、関心が高いと言われるZ世代だが、イメージと現実の間には一定のギャップが存在するようだ。

「シンプルに、海外に行きたいという単純な動機」で国際ボランティアの活動を始めたという鈴木さんは、ネパールのインフラ不足など世界の課題を実際に知ることで、SDGsにつながる取り組みを「楽しいという気持ち」になったという。「鈴木さんには、海外の国際ボランティアで経験したこと、海外に行ってみたいからボランティアをやってSDGsにつながっていったこと、日本でボランティア団体を立ち上げるまでに至ったことなど、いろいろなお話を伺いました。『こういうことをやってみたい』という思いが、いろいろなにところにつながっていく、挑戦することが知ることにつながっていくという、すごく大事なことを改めて感じました」と剛力さん。世代、教育など、SDGsを浸透させていく上で壁となっているものは多々あるが、それらが“言い訳”に過ぎないことも“狭間世代”の一人である鈴木さんは教えてくれている。

このオリジナル企画「剛力彩芽とZ世代とで考えるSDGs」は今回が第2弾で、4月の第1弾では、剛力さんが「Climate Live Japan」実行委員会共同代表の小出愛菜さん、山本大貴さんと鼎談を行った。(剛力彩芽とZ世代とで考えるSDGs第一弾)そこでも「意識高い系」などと一括りにされてしまう現状に対する思いなどが、大学を卒業したばかりの小出さん、高校3年生の山本さんから発せられた。

他にも『SDGs MAGAZINE』では8月の放送で中学生・高校生・大学生の3世代をゲストに招き、剛力さんらとの座談会を実施(【SDGs座談会】剛力彩芽とSDGsネイティブなZ世代とで考える未来の形)したり、N高(学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校)などと協力して「生徒がSDGsを“自分ごと”として考え、行動する」ことを目指したプロジェクトを進めたりするなど、「Z世代」にフィーチャーした、さまざまな取り組みを行っている。その根底にあるのは、「若者から学ぶ」姿勢。剛力さんも「実際の声って、やっぱり説得力がある」と話しており、若い世代を巻き込みながらSDGsの輪を広げていくことも、2030年の「ゴール」に向けて大きな意味を持つといえそうだ。

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