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美しい水辺を守るために。ベイエリアに位置するホテル「メズム東京」の取り組みとは


この記事に該当する目標
14 海の豊かさを守ろう
美しい水辺を守るために。ベイエリアに位置するホテル「メズム東京」の取り組みとは

地球の面積の7割を占める海。私たちの食生活の多くも海の恵みから成り立っています。その海が大きく分けて2つの要因により、深刻な状況になっていることはお気づきでしょうか。

1つ目は水産資源の乱獲が増え続けていること。資源を生み出す母体である海の環境を壊すような形で水産物を獲ってしまうと、資源は枯渇し、再生する力も失われてしまいます。日本では古くから水産物を食料として利用してきており、水産物が食生活上の重要な位置を占めています。将来に向けて水産物の安定供給を図るためにも、日本の恵まれた水産資源を適切に管理し、持続的に運用していく必要があります。

2つ目は海洋汚染です。近年、プラスチックごみが海に流れ込み、生き物の命を奪っていることなどが問題になっていますが、日本も例外ではありません。身近な東京湾でも漂着ゴミをはじめ、経済活動の活発化と人口増加に伴い、産業排水や生活排水が増加。さらに干潟・浅場などの埋め立てにより、生物が育ちやすい環境や自然浄化機能が減少していることから、沿岸域の環境の悪化も問題となっています。

その中でも近年特に注目されているのが「マイクロプラスチック」問題。マイクロプラスチックとは、陸上で紫外線などにより劣化し5ミリメートル以下まで細かくなり、排水溝や河川など経て海に流れ出たプラスチックのこと。
このマイクロプラスチックは、海中に低濃度で漂う汚染物質(PCB※1、DDP※2など)を吸着することが分かっています。そして、そのマイクロプラスチックを海洋生物が摂取し、その後の生物濃縮によって海鳥や人体への影響が起こることも懸念されています。
実際に、東京湾で捕獲された海洋生物の内部からもマイクロプラスチックが検出されています。

さまざまな企業や国の取り組みによって、水質や環境の改善が進んでいると言われている東京湾ですが、まだまだ問題は尽きません。
※1 ポリ塩化ビフェニル
※2 有機塩素系の殺虫剤や農薬

そんな東京湾の近く、ベイエリアに位置するホテル『メズム東京、オートグラフ コレクション』では、ホテルのコンセプト「TOKYO WAVES」と、ホテルのブランドカラーであるミッドナイトブルー、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマに、2021年12月1日(水)~12月31日(金)の期間で『BLUE FANTASY(ブルー・ファンタジー)2021』を開催中。こちらは東京湾の海洋保全にもつながる取り組みとのこと。

東京海洋大学水圏環境教育学研究室への寄付

この、「BLUE FANTASY 2021」期間中の収益の一部は、メズム東京が位置する「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」内にある竹芝干潟の水質モニタリングや生物調査など、東京湾の海洋環境保全に繋がる取り組みを行う東京海洋大学の佐々木剛教授へ寄付。教授が推進する「養殖産業と海洋リテラシー教育推進プロジェクト」に役立てられるそう。

100%再生プラスティックのオリジナルコースターを販売&サステナブルなドリンクを提供

期間中は、ブルーを基調としたマーブル模様がおしゃれな、メズム東京のロゴ入りコースターを数量限定で販売。「BOPE」はペットボトルのキャップなどの廃棄プラスチックだけを原材料として使用し、一つひとつが職人によるハンドメイドの100%再生プラスチック雑貨のブランド。そのため、同じ模様と色合いが他にひとつとしてない世界に一つだけのコースターを手に入れることができます。

また、『BLUE FANTASY』にちなみブルーのアイテム(ブルーの服やメイク・ネイルなど)を身に付けて、バー&ラウンジ「ウィスク」を利用すると、エコでサステナブルなドリンク(カクテルまたはモクテル)を1日先着30名限定で提供。柑橘類の皮などを再利用し、ミクソロジストが美しい水辺をイメージして爽やかなテイストに仕上げているドリンクは必見です。

東京湾や竹芝干潟の保全にもつながり、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」の達成の一助にもなりうる今回の取り組み。みなさまも個人のアクションとして是非体験してみてはいかがでしょうか。


公式ウェブサイトはこちら