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【今年読まれた記事ベスト4】“I am Malala”のマララさん、結婚を発表!


この記事に該当する目標
4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう
【今年読まれた記事ベスト4】“I am Malala”のマララさん、結婚を発表!

2021年に最も読まれたSDGsMAGAZINEの記事は…?2021年1月1日から12月15日までに掲載された記事のPV数を元に、ランキングベスト5をまとめました!読者の皆さんが注目したSDGsのニュースと一緒に、早速今年1年を振り返ってみましょう。

本日ピックアップするのは第4位のこちらの記事!
“I am Malala”でお馴染みのマララさん、結婚を発表!

※この記事は11月22日掲載したものです

人権運動家として、11歳の頃から女性の人権、教育推進を目指して活動を続けるマララ・ユスフザイさん。先日自身のSNSを通して、結婚したことを明かしました。


今年10月、スウェーデン王立科学アカデミーから、米プリンストン大学の真鍋淑郎教授が今年のノーベル物理学賞を受賞されたことが発表されましたね!地球温暖化の予測を察知する研究で、世界に大きく貢献されています。
また真鍋教授は現在90歳で、日本人最年長のノーベル賞受賞者だというニュースも大きく取りあげられています。ちなみに世界最年長受賞者は、2019年のノーベル化学賞受賞者である、ジョン・グッドイナフ教授。彼はその時97歳で、声明では「97歳まで生きれば何でもできる」と語っていました。

今回、おめでたい結婚のニュースでも話題になった、マララ・ユスフザイさん。彼女もまた、ノーベル平和賞の受賞者ですが、受賞した2014年当時はまだ17歳。なんとグッドイナフ教授の80歳も下、歴代史上最年少での受賞でした。現在24歳となり、結婚を明かした彼女。改めて、どのような活動をしてきたのか振り返ってみましょう。

マララ・ユスフガイさんって誰?

パキスタン出身の彼女は15歳の頃、女性が学校で教育が受けることを禁じたタリバンに背いたことで、タリバンらのメンバーによって銃撃されます。奇跡的に一命を取り止めた彼女ですが、そんな恐ろしい体験をした後も活動を止めることはありませんでした。
例えば、国をこえて世界の女性が教育の機会を持てるようマララ基金を設立したり、自伝、“I am Malala”を執筆したり、アメリカの人気テレビ番組“The Daily Show”の司会 ジョン・スチュワートや当時の大統領バラク・オバマ氏との対談を通してパキスタンの現状、女性が教育を受ける権利を主張。そうした活動を続けた結果、若干17歳の世界最年少にてノーベル平和賞を受賞したのです。

世の中に向けて演説をするマララ・ユスフガイさん
画像出典:CBC NEWS
15歳の当時、タリバンのメンバーに撃たれながらも一命をとりとめた彼女
画像出典:マララさんのInstagram(@malala)

自伝“I am Malala”

彼女の著書、“I am Malala”は、日本では『私はマララ』というタイトルで出版されています。
当時たった15歳の彼女の身に起こった壮絶な体験や、そんな経験ののちも人前に立ち、女性の教育を受ける権利を訴え戦い続ける彼女の勇気ある主張が綴らています。本書は世界中の多くの人に世界の現状を知らせ、こころを揺さぶり、現在は36もの言語に翻訳され、多くの人に読み継がれています。

24歳になったマララさんが結婚したという今回の喜ばしいニュース。写真に写っているのは、多くの人やメディアに強いまなざしで訴えかける人権運動家ではなく、愛する人の横でこの上なく幸せそうに微笑むマララさんの姿です。

マララさんと、夫、アーサー・マリクさん
画像出典:マララさんのInstagram(@malala)

勇気ある行動で世の中に大きな影響を巻き起こす彼女が、私たちと何も変わらない1人の女性であることを改めて再確認させられます。
今、SNSによって、誰もがあらゆる情報を得て、意見を持ち、発信することが可能な時代になりました。性別問わずすべての人が自由に教育を受けられるという、当たり前であるべきはずの未来に向けて、私たちも彼女と一緒に一歩一歩進んでいけたらと思います。

次回は第3位を振り返ります。一体何がランクインするのか…どうぞお楽しみに!