世界最大級のファッション祭典、MET GALA。世界から大注目されるビリー・アイリッシュの衣装とは…!
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コロナの影響で一時は行うことが叶わなかったMET GALA。昨年2年越しに開催された際は、心待ちにしていた世界中の人々から注目されました。その中でもひときわ人々の注目を浴びたのは、こちらの記事でもご紹介したオスカー・デ・ラ・レンタの華麗な衣装を身に纏ったビリー・アイリッシュ。メディアに大きく取り上げられ、自身のインスタグラムに投稿されたドレス姿のポストには1900万超えのいいね!数がつきました。
ここまで注目された理由は、着用したオスカー・デ・ラ・レンタによる美しいドレス姿だけではありません。日頃から動物の権利について発信してきたビリーが、MET GALAでそれを着用することを条件に、今後、同ブランドから一切毛皮を使用したアイテムを販売しないことを約束したものだったからなのです。1着のドレスが起こした反響は凄まじく、人々がファーのあり方や必要性を考えるきっかけとなりました。
今年も無事開催されたMET GALAも、大物セレブたちによる華麗な晴れ舞台が世界中を魅了しました。そんな中、昨年に続き大きく注目されたビリー。
前回の金髪とは打って変わって漆黒の黒い髪で登場。今年はどんな騒ぎを起こしてくれるのかと、メディアも気が気ではありません。
MET GALAでは毎年、違ったドレスのテーマが提示されます。今回は「Gilded Glamour」、金色の魅力。これに対してビリーは、グッチのアンティーク風なカスタムドレスで、彼女らしくテーマを表現しました。もちろん、ビリーが着るからには、前回と同様、美しさの背景にある制作ストーリーにも見どころがあります。ドレスは、クリエイティブディレクターのアレッサンドロ・ミケーレの過去のコレクションで使った素材の残り物をアップサイクルしたそう。美しく、煌びやかに光るドレスが余った布で作られたなんて、言われなければわからない事実ですよね!
また、ドレスだけではなく、ヒールの素材もヴィーガンだそう。文字通り頭から足先まで、サステナブルな要素の詰まったスタイルであることが分かります。
できるだけ環境に優しいものにしたかったと語る彼女。一人一人の小さな選択が、周りの人々に影響を与え、それが積り積もって大きな違いを生みます。私たちも、彼女の選択を踏まえて今一度動物のため、環境のため、自らができることを考えるきっかけにしたいですね。