「これも売れるの?」牛乳パックをメルカリで出品。その行方は
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2013年にメルカリがリリースされてから約10年、今や日常的に取引が行われています。高額の商品から数百円の商品まで、ありとあらゆる物が出品されていますよね。また「売れるなんて思ってもみなかった!」と、ゴミとされてきたものが売れることもあります。もし、今家の中にあるゴミと分類されるものが、お金に変わるとしたらどうでしょうか?家計やお小遣いの足しになれば嬉しいですよね。今回はゴミをゴミとせず、お金にかえて、地球環境の改善にも貢献できると話題の方法を調べてみました。
「捨てる」から「売る」という選択へ
夏休みの宿題のなかで各家庭の悩みの種としてついてまわる、自由研究。その材料をメルカリで売買するエコノミクスが、TVやネットでも取り上げられました。売買されている材料の中には、牛乳パック、ラップやトイレットペーパーの芯、卵パックなどがあります。工作の材料として使う際、普段使っているものでも大量に必要な場合、いきなり集めることは難しいものです。そんな時、材料集めに苦戦した家族がメルカリなどフリマアプリで購入しているそうです。
実際に、メルカリ通信によると、「ラップの芯」がキーワードに含まれる検索数が、夏休み期間中に上昇しているとのこと。2021年は前年比の約1.5倍、2022年は2021年を上回る検索数で推移しています。ラップの芯以外にも、ペットボトルのキャップなどが、色別・メーカー別などで販売されており、自由研究の材料に役立てられています。
3Rはもう古い?「10R」時代へ突入!
家庭の中のゴミを資源へと変えるための発想として今回ご紹介するのが「10R」です。Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3Rが定着し、そこへRefuse(リフューズ)が加わることで、より環境に配慮した4Rまでは皆さんも聞いたことがあると思います。実は、そのRは今や10個まで考えられています。
・Refuse(リフューズ:拒否)
ゴミになるものを拒否する。製造・流通地点で発生源を断つ
・Repair(リペア:直す)
壊れても直せるものは修理して使う
・Remix(リミックス:再編集)
新たな創造のために既にある資源を再編集する
・Refine(リファイン:分別)
廃棄するときは分別する
・Rethink(リシンク:再考する)
自分に本当に必要なものかどうか考える
・Rental(レンタル:借りる)
個人として所有せず借りて済ます
・Returnable(リターナブル:戻す)
リターンとほぼ同じ
・Reform(リフォーム:改良する)
着なくなった服などを作り直す
・Reconvert to Energy(リコンバート・トゥ・エナジー:再返還する)
利用できないゴミは、燃やす時の熱を利用する
・Rebuy(リバイ:買う)
リサイクルされたものやリユース品を積極的に購入または利用する
・Regeneration(リジェネレーション:再生品)
再生品の使用を心がける
・Reasonable management(リーズナブル・マネジメント)/ Right disposal(ライトディスポーサル)
適正処分、正しく環境に沿った処分をする
・Recreate(リクリエート:楽しむ)または、Refresh with Green-Break(リフレッシュウィズグリーンブレイク:環境保全型余暇を満喫する)
環境保全型余暇や自然保全型余暇を満喫することは、潜在的な自然体験欲求の充足のみならず自然環境の保全にも役立つ
・React(リアクト:響き合う)またはDiffuse(ディフーズ:広める)
自然を分かち合う機会や場面を増やすことで環境共育に働きかけることができる
・Restore(レストア:復元する)またはReforest(レフォレスト:再植林する)
自然環境の復元や生態系サービスの持続的利用は人類が生きながらえるための重要な要素である
これまでの4Rだけではなく、ここに記載した新たな「R」を意識することで、ゴミとされてきた資源が価値あるものへと変わるかもしれません。