今知りたい！Z世代女子のトレンド1位「純欲メイク」おさえておきたい「台湾コスメ」
アジアンコスメは10年ほど前から韓国コスメが人気を集め、BBクリームやクッションファンデーションなど日本の若者の間でもムーブメントとなったアイテムも多いですよね。そんなアジア発のコスメが注目を集める中、近年大きな話題を呼んでいるのが、台湾コスメ。Z世代女子が選ぶ2022年のトレンド大賞【コスメ・スキンケア部門】1位にもランクインした「純欲メイク」に欠かせない台湾コスメ、なぜこれほどの人気を集めているのでしょうか。（若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.調べ」）
いま話題の「純欲メイク」に相性抜群なのはSDGsな台湾コスメ！
TikTok流行語大賞2022にもノミネートされ、注目を集める「純欲メイク」という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。実はこの純欲メイクは中国圏で人気となり、今では日本や韓国をはじめ多くの地域で人気となっています。幼いあどけなさを残しつつ、艶のある大人っぽさを演出した新しいトレンド。この純欲メイクと相性抜群なのが、台湾コスメです。さらに環境に優しいパッケージや、自然な成分を上手に取り入れた植物由来の商品が多く、環境にも人にも嬉しいのが台湾コスメの魅力です。
「身体や環境を大切にする」台湾文化ならではの発想とは
台湾では、身体にやさしいライフスタイルが昔から取り入れられているそうです。例えば食生活では「温補」という言葉があります。冷えた体を温め、不足しているものを補うという意味で、生姜などの身体をあたためる食材や薬材を食事に使うことで、血液の循環を促し、冷え性や虚弱体質を助けます。薬膳スープやお茶、白湯を積極的に飲んで、自然のものから健康を維持するヒントを得ていくという考え方を持っています。
そんな台湾ならではの文化の中では、ナチュラルメイクを好む人が多数を占めているそう。まず、目元はアイラインを濃く引かずに、アイシャドウで仕上げるのが特徴。シャドウを重ねていくことで、柔らかく自然な印象にするのがポイントです。また、肌は素肌に近いツヤ感をしっかり出し、その透明感の中にあるほんのり赤いヘルシーな頬が好まれています。これが純欲メイクの元祖とも言われる台湾メイクです。
環境にやさしく、ハイクオリティ。台湾コスメでつくる純欲メイク
Pinkoiで買えるSDGsなコスメアイテムを集めてみました。まず、純欲を作る土台となるのがスキンケアです。「娘のように手間を惜しまない」姿勢で、台湾で絶大な信頼を獲得している「daughter」の製品には、台湾・花蓮にいるオーナーのお祖母さんが栽培したヘチマ水を使用しているとのこと。今では自然派スキンケアブランドとして代表的なアイテムとなっています。
次に、アイメイクでは動物愛護を強く支持している「FreshO2」が根強い人気です。専門研究チームが開発した6色のミネラルアイシャドウパレットはアルガンオイル、ホホバオイルなどを使用しています。肌にやさしいのに、丸くて愛らしい目元をつくれる優れものです。
最後に純欲メイクに忘れてはいけないのが、チークです。ぱっと明るい色ではなく、青みピンクなどの落ち着いた色をチョイスします。“he & me”に由来している、ジェンダーレスコスメブランド「heme」のピュアチークは、アジア人の肌色に馴染むコーラル、アース、ローズをベースにしたカラー展開。天然鉱物の微細パウダーを使用しており、パッケージも紙製で環境に配慮した商品となっています。
コスメ以外にも毎日使うものとして優秀なのが、「茶籽堂 chatzutang（チャズタン）」のハンドソープです。台湾の美しい土地で育つ農薬を一切使用しないお茶の実を使用していることで、しっかり洗えるのに潤いのあるしっとりとした洗い上がり。会社としては、お茶農園の保護にも尽くしています。また、「GREENVINES（グリーンヴァインズ）」のリップオイルは、ペルーのゴールデンパッションフルーツシードオイルを使ったピュアリップオイルとして人気です。同社は台湾で3番目に「B Corp(B Corporation)※」認証を受け、5「Best for the World」環境賞を5年連続で受賞。海外とのフェアトレードにも力を入れており、規模の小さい農家やその周りの環境保護などの活動もしています。
※B Corp(B Corporation)…社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度のこと。
台湾コスメは、環境に負担をかけずに選ぶことのできる「サステナブル・ビューティー」として進化をし続けています。美しさの本質は、心も身体も健康であること。そのためには、自分たちが暮らすこの地球も美しく健康である必要があります。このように台湾コスメをはじめとしたオーガニックでナチュラルなアイテムが増えていくと、消費者ひとりひとりがサステナビリティの視点を持って商品を選ぶことが当たり前の社会になっていくことでしょう。
