<radiko配信中>使い捨て傘をゼロに!シェアリングサービスで変わる日本の傘の未来
この記事に該当する目標
ニッポン放送で毎週日曜日14時10分からオンエア中のラジオ番組『SDGs MAGAZINE』。パーソナリティは元乃木坂46で現在はファッションモデルや女優としても活躍中の新内眞衣さん。
今回は、傘のシェアリングサービスを運営する、株式会社Nature Innovation Group取締役の黒須さんをゲストにお招きし、目標12「つくる責任つかう責任」についてお届けしました。
傘のシェアリングサービス「アイカサ」はどんなサービスなのか、破棄されてしまう使い捨て傘の現状やその問題点、「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」などについて学ぶことができますので、聞き逃してしまった方はぜひradikoの聴き逃し配信をチェックしてくださいね。
この記事を読んでから聞いてみると、よりお楽しみいただけます。
radiko:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20230702141000
傘のシェアリングサービス『アイカサ』
2018年12月にサービスを開始した日本初の本格的な傘のシェアリングサービス『アイカサ』。突発的な雨にもビニール傘をその都度購入せずに、駅や街中で丈夫でサステナブルなアイカサを借り、雨が止んだ際には最寄りの傘スポットに傘を返却することでエコに貢献しながら手ぶらで便利に移動ができるのが特徴です。
利用料は24時間110円で、月額280円で借りられるプランも。アプリ登録者数は30万人を超え、首都圏をはじめ、関西、愛知、岡山、福岡、佐賀などで展開し、鉄道沿線を中心にレンタルスポットはおよそ950か所あります。
1回の利用でCO2約692gを削減できるアイカサは、2021年に環境省主催のグッドライフアワードで環境大臣賞ユース部門を受賞しています。
日本の使い捨て傘事情と「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」
日本で消費される傘は年間約1.2億本~1.3億本。そのうちの6割にあたる約8,000万本がビニール傘などの使い捨て傘です。実はこの数字は、世界ワースト1位。そのほとんどが自宅に傘がある状態で予期せぬ雨の際に仕方なく購入される傘です。
そんな使い捨て傘をゼロにする取り組みが「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」。大手不動産、J-REIT運用5社のほか、首都圏大手鉄道会社全10社、さらに新パートナーとして関電工、東京ガス、MIRARTHホールディングスも参画しています。
使い捨て傘の大量生産・大量消費・大量廃棄という問題に対して傘のシェアリングサービス「アイカサ」を通して解決に挑むエコプロジェクト。このプロジェクトが目指すのは、カーボンニュートラルの実現と、傘のシェアリングの普及です。
去る6月8日に行われた成果発表会では、環境省サステナビリティ広報大使で、ゴミ清掃員としても活躍するお笑い芸人のマシンガンズ滝沢秀一さんも出演し、梅雨の時期に増えるビニール傘ゴミの廃棄の仕方や傘ゴミの向き合い方についての啓発が行われました。
日本では大きな問題となっている傘の使い捨て。アイカサの普及により、少しずつ未来は変わっていきそうです。
7月2日に放送したラジオ番組「SDGs MAGAZINE」は、radikoにて聴き逃し配信中です。時間が合わず聴き逃してしまった方はぜひ、radikoのタイムフリーで確認してみてくださいね!
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