世界に一つだけの、自分だけのお箸を。|Peatixで出会う、日本の老舗箸工房「銀座夏野」での持続可能なものづくり
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今年1月、国土交通省より、2025年の訪日外国人客数が4000万人を突破し、旅行消費額が過去最高の9兆円超に達したとの発表がありました。
<大臣会見:金子大臣会見要旨https://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin260120.html>
近年、訪日外国人観光客の間では、日本の伝統技術の裏側にある歴史までを肌で感じる「体験型観光」へのニーズが急速に高まっています。
イベント・コミュニティのプラットフォーム「ピーティックス(Peatix)」では、こうした訪日観光客の増加を受け、訪日観光客がスマートフォンやパソコンから日本旅行中のイベントを簡単に発見・予約できる仕組みとして、昨年10月に「Visiting Japan」という独自のサービスをローンチ。
その取り組みの一環として、日本文化の象徴とも言える箸工芸の老舗「銀座夏野」との共創プロジェクトとして、「Ginza Natsuno Chopstick Craft Experience 【銀座夏野 箸作り体験工房】」がスタートしました。


表参道の華やかなメインストリートから一歩入った場所に佇む、国内最大級の箸専門店「銀座夏野」青山店。店内には、日本各地の職人が手がけた3,000種類以上もの箸が整然と並んでいます。
ワークショップ会場に足を踏み入れると、都会の喧騒を忘れさせるような清々しい木材の香りが部屋いっぱいに漂っています。
体験の第一歩は、「箸の顔」とも言える木材選びから。用意されているのは、古来より日本の建築や生活用品を支えてきたヒノキやサクラをはじめとした著名な木材から、パープルハートやスネークウッドといった目新しい木材まで、どれも厳選された天然木ばかりです。


講師の方から、それぞれの木が持つ特性や、日本における箸の在り方についてのお話を伺いながら、一つひとつ異なる木目の表情を眺めていると、自然の恵みを無駄なく大切にする精神が、箸という小さな道具に凝縮されていることに改めて気づかされました。
ここからは、実際にカンナを手に取り、二本の四角い木材を削り出していく作業に移ります。この作業が、想像以上に五感を研ぎ澄ませる没頭の時間でした。最初は力加減が難しく、少しずつ慎重に進めていきましたが、シュッ、シュッという軽快な削り音とともに、硬い木材が薄いリボンのように剥がれ落ちていく感覚は、非常に心地よいものでした。


続いてヤスリを使い、納得のいくまで思い思いの形、細さに木材を削った後は、アマニ油を塗布し、艶出しをします。最後に、好みのテキストを印字してくれる粋なサービスまで。そうして完成した箸はまさに、世界でたった一つの、自分だけの一膳です。


銀座夏野 代表取締役の佐藤氏は、
「日本人は箸を使わない日はない。ここまで身近であるにも関わらず、自分の箸はいつの間にか誰かによってあてがわれている。メガネや靴、洋服などと異なり、自分でこだわって買う、という機会がほとんどないようです。
あまりにも身近すぎるもので、ましてや人の目に晒すものではないからなのではないかと感じています。しかし、自分にとって使いやすいもの、食べやすいものに出会うとその概念は大きく変わります。
個々人のパーソナルな食器があるということは、日本ならではの文化であり、海外からのお客さんにとっては非常に珍しいことです。
だからこそ、自分だけの道具という目線で、少しこだわってみてほしいです。訪日観光客には日本特有の文化を体験し、自国に持ち帰ってほしいと思います。そして、日本人にも日本特有の文化に改めて焦点を当てて、実感していただきたいです。」と話します。
自らの手で日常の道具を作るということは、物を大切にする心を育むとともに、効率性や大量生産が優先される現代において、一つのものを手入れしながら長く使い続ける「愛着」をも育む大切なプロセスです。そしてこれこそが、SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」を体現する、最も身近で豊かなアクションではないでしょうか。
「Visiting Japan」の存在は、こうした貴重な日本文化の体験を、訪日観光客へと橋渡しをしています。日本最大級のイベント・コミュニティプラットフォームである「ピーティックス(Peatix)」の集客力を活かし、多言語対応の予約システムなどを通して、海外からの参加者も楽しめるイベント情報を提供しています。
伝統工芸の現場では「言葉の壁」や「海外への発信力」が課題となることが多いですが、「Visiting Japan」がそのギャップを埋めることで、職人は技術の伝承に集中し、訪日観光客は安心して質の高い文化体験にアクセスすることができる好循環が生まれています。


今回のワークショップを通じて、箸という日本人にとって日々の何気ない道具を通じて、日本の伝統工芸を次世代、そして世界へとつなぐことの計り知れない意義を感じたとともに、日本文化の魅力を世界へ届ける「Visiting Japan」と、伝統を受け継ぐ職人たちが、手を取り合って新しいものを作る日本の伝統工芸との融合が、きっと私たちの暮らしをより豊かで持続可能なものへと変えていくはずです。
自ら削り出した箸でいただく毎日の食事は、これまで以上に温かく、格別な味わいをもたらしてくれることでしょう。
「Ginza Natsuno Chopstick Craft Experience 【銀座夏野 箸作り体験工房】」
https://peatix.com/group/16539770
ピーティックス(Peatix)
https://peatix.com/





