若者が自ら“消費者トラブル防止CM”を考える出前授業|東京都×TOKYO MXが開催
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東京都消費⽣活部と 東京メトロポリタンテレビジョン株式会社が、若年層の消費者トラブル未然防⽌を⽬的とした啓発イベント、東京都消費生活総合センター「『STOP!若者の消費者トラブル』CMシナリオ・動画コンテスト 出張キャラバン」 を10⽉2⽇、東京家政学院⼤学で行いました。
イベントにはタレントの長浜広奈さんも登場し、学生たちと一緒に消費者トラブルについて学びました。
若者を狙う悪質商法。その手口と対策を学ぶ
令和4年度の成年年齢引き下げ以降、18歳・19歳の若者が悪質商法のターゲットとして狙われやすくなっています。しかしながらトラブルがあったとき、どうしたらいいかを知らない若者もまだ多くいます。
東京都消費生活総合センター職員の中村さんによると、東京都消費生活総合センターに多い若者からの相談には2つのパターンがあります。


まずひとつが「レスキュー商法」。家の鍵が開かない、ゴキブリやネズミを駆除したい、トイレのトラブルなど、困っているのにつけこまれ、10万円以上の高額請求の被害を受けてしまうものです。中村さんは「よく考えず、慌ててスマホのトップにでてきた業者に依頼をしてしまうと被害に遭いやすい」と注意を呼びかけていました。
そしてもうひとつよくあるのが、エステなどの美容医療関連です。2年縛りの契約で、なかなか予約がとれないため退会しようとすると中途解約ができないようになっている、など、故意につくられたわかりにくい契約書によるトラブルなどが発生しています。
トラブルの内容によっては、契約から7日以内のクーリングオフで解決できることもありますが、通販にはクーリングオフの適応はありません。
通販には、”今しか買えない”、”数量限定”などで購入を煽る、定期購入やまとめ買いがメインの購入方法に設定されているなど、”ダークパターン”が存在するので気をつけましょう。
クーリングオフが 適応する場合以外では、後からお金を取り戻すことは難しいです。パターンを事前に知って注意しておくことが大切です。
若者自身が考える「消費者トラブル防止CM」


現在、東京都では「STOP!若者の消費者トラブル CMシナリオ・動画コンテスト」を開催し、若者のココロに刺さる作品を募集しています。
これは、学⽣⾃⾝が消費者トラブルについて学び、それを防ぐための「CMシナリオ」を⾃ら考えることで、当事者意識を⾼めることを⽬的としています。なお、優秀賞作品はプロの⼿で映像化され、実際に地上波テレビ局(TOKYO MX)でCM放送されます。


この日のイベントは、10⽉16⽇のコンテスト応募締め切りに向けて、学⽣により深く消費者問題を学んでもらい、応募に向けたシナリオ作成を後押しする「出前授業」として企画されました。学生たちは、東京都による「消費者トラブル講座」やTOKYO MXによる「CMシナリオの作り⽅」の解説、コンテストのアンバサダーを務めるタレントの⻑浜広奈さんとのクイズコーナーなどを通じて消費者問題について楽しく学んでいました。
学びを行動につなげる出前授業
消費者トラブルについて知識を得るだけでなく、学生自身がトラブルの事例や対策を学び、それをもとに「どうすれば同世代に伝わるのか」を考え、CMシナリオとして形にする今回の授業。実際の社会課題を題材に、自ら考え、表現し、発信する機会をつくることで、消費者として必要な知識や判断力を身につけるきっかけとなっています。
さらに、優秀作品はプロによって映像化され、TOKYO MXで実際に放送されます。学んだことを自分たちの言葉で発信し、その発信が同世代の消費者トラブル防止にもつながっていく。学びを知識だけで終わらせず、社会への行動へとつなげる、非常に意義のあるものです。
こうした取り組みは、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」ともつながっています。若者自身が学び、考え、消費者トラブルから身を守る力を育むとともに、同世代にもその知識を広げていく。こうした学びの循環が、持続可能な社会づくりにつながっていきます。
執筆/フリーライター Yuki Katagiri





