世界初「植物由来のコロナワクチン」がカナダ人成人に向けて承認
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新型コロナウイルスが流行し、2年が経ちました。
あっという間のようで、やっぱり長かった2年間。人々にとっての「あたりまえ」という固定概念を大きく変えたコロナの動き。そのスピードはなかなか収まることはなく、まだまだ予測不可能な状態です。今も新型コロナウイルスは依然として、人々の悩みの種となっているのではないでしょうか。
しかし、そんな状況の中でも、医学の進歩によって、解決策や予防方法などの選択肢が増えてきました。
そんな世界にまた一つ、朗報が現れました。昨年、待望であったワクチンがついに発明され、日本経済新聞によると、日本では2022年3月16日時点で4,133万4303人の人々が3回目のワクチン摂取完了し(累計接種回数は2億4383万回)多くの人の感染を未然に防いだり、症状を抑えることに成功しました。
ワクチンの投与には賛否両論あるかとは思いますが、こうして選択肢が広がることは大事な一歩でもあります。ワクチン摂取をする人が増えた中、先日、また一つ、画期的なニュースがあがりました。
カナダの製薬会社、Medicagoが発明した植物ベースのワクチン、Covifenzの投与が正式にカナダにて許可されたのです。WHOはこの出来事を「エキサイティングな新たな可能性」と評価しました。
これまで人々が待ち望んでいた、エシカルで動物性成分を含まないワクチン。
植物性であるため感染性がなく、ウイルスが変異することがありません。そのため、低温に保つ必要がなくなり、凍結状態に保つ必要があったこれまでのワクチンと比べると、環境にも優しい状態で保存することが可能になりました。
このCovifenzは、現時点でカナダにて18〜64歳の成人にのみ承認されています。日本をはじめ、アジア、アメリカ、EU圏での投与は現時点で申請段階にあり、これを乗り越えるためにはいくつかの壁があります。
前述しましたが、ワクチンの投与は正解ではなく、人々の一つの選択肢でしかありません。しかし、植物性のワクチンがこうして発明され、一部の国で受け入れられるようになったことは、また一つ、人々の選択肢が増えたことを意味します。
少しでも多く、世界で新型コロナウイルス感染のリスクが減り、世界中の人々の生活がより良いものになることが私たちの課題です。日本でもこのCovifenzの投与が認証される日が来ることを願っています。