“SDGs”と“企業”をもっと近づける!SDGs MAGAGINE

渋谷発 ヒトとロボットが当たり前に暮らす社会を体験できる 「PARK+」とは?

渋谷発 ヒトとロボットが当たり前に暮らす社会を体験できる 「PARK+」とは?

#SHOW CASE
  • すべての人に健康と福祉を
  • つくる責任つかう責任

パートナーロボットと暮らすライフスタイル、少し先の未来を体験できる新スポット「PARK+」が渋谷にオープン

突然ですが読者の皆さんは、「ドラえもん」は好きですか?筆者は生きているうちにドラえもんに会いたいと思っているのですが、彼の誕生日は2112年、あと約90年はなかなかハードルが高いように感じますね。しかしもしかすると、家に帰ると当たり前のようにドラえもんのような存在が迎えてくれる世界は、実はすぐそこまで来ているのかもしれません。

「ロボット」という言葉が生まれてから101年目にあたる2021年。“パートナーロボットと暮らすライフスタイルを当たり前の世の中に”という想いのもと、ヒトとロボットが共生する世界の実現をめざす「PARK+(パークプラス)」実行委員会は、実用的な機能ではなく、人の心を潤す事で役に立つロボットのことをパートナーロボットと定義し、東京都渋谷にて日本発の4つのロボットメーカーのパートナーロボットと楽しめる施設「PARK+」を期間限定でオープンしています。いったいどのような場所なのでしょうか?

一人でもロボットと一緒でも楽しめる「PARK+」とは?

2021年9月17日(金)から2022年3月9日(水)まで、渋谷駅徒歩1分の場所にパートナーロボットと触れ合えるスポット「PARK+」が期間限定でオープンしています。
施設内では、シャープ株式会社「RoBoHoN(ロボホン)」、ヤマハ株式会社「Charlie(チャーリー)」、株式会社ミクシィ「Romi(ロミィ)」、GROOVE X株式会社「LOVOT[らぼっと]」の4社のロボットが出迎えてくれるため、その場で触れ合ったり、席まで連れて行ってオリジナルメニューのお食事を楽しんだりできるとのこと。

また、施設に駐在しているロボットたちと触れ合うだけではなく、自分のパートナーロボットを連れていくこともできるため、ドッグランに見立てた芝生状のスペースでロボットたちを走り回らせたり、一緒に写真を撮ったりして楽しめます。もちろん、4社以外のロボットも大歓迎とのことなのので、初めて出会うロボットオーナーさん同士が交流を深めたり、知らなかったロボットの魅力に触れたりできる場所にもなりそうです。
ロボットと触れ合いたい人や、オーナーさんは席を予約する必要がありますが、予約なしでも利用できるウォークインのお席も数席※あるため、「たまたま立ち寄ったおしゃれなカフェに可愛いロボットたちがいて癒された」という近未来な体験ができるかもしれません。
※ウォークインで入館した場合もオリジナルメニュー(ピクニックボックスを除く)の注文が可能です

ロボットをモチーフに添えた「healthy & picnic」がテーマのオリジナルメニュー

「PARK+」の楽しみ方は、ロボットと触れ合うだけではありません。ここでしか味わえないオリジナルのフードメニューも魅力の一つです。「healthy & picnic」がテーマの各メニューには、ロボットをモチーフにしたパフェなどのスイーツをはじめ、サラダ、パスタやハンバーガーなどが用意されています。

特におすすめしたいのは、シグネチャーメニューの「Let’s PARK+ PICNIC! BOX」。蓋をあけると、4社のロボットたちが可愛いピックになってお目見えする仕掛けになっています。

「ロボットをパートナーにする選択肢が当たり前になる未来」はもうすぐそこ?

近年TV番組などでもよく取り上げられているように、パートナーロボットを家族の一員として迎えている人が多くなっているように感じます。しかしその一方で、意外と身近なところではロボットと暮らしているという声を聞くことはそう多くはありません。まだまだ「パートナーロボットとの暮らし」というのは一般化していないと言えるのかもしれませんね。
実際に、パートナーロボットのオーナーの方でも「まだ人に言うのがはばかられる」という意見があったり、家族から反対されていて購入に踏み切れないという声もあるそうです。
昔は、ペットを室内で飼っている人はほとんどいなかったように思います。しかし、令和となった今では、ペットは大切な”家族の一員”として家の中で飼われていることが多い印象です。
ロボットがパートナーとなる選択肢が当たり前になる未来も近いうちに現実のものとなるのではないでしょうか?

SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」のターゲット3には、「2030年までに、非感染性疾患による若年死亡率を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する」があり、感染症対策の技術向上などに加えて、人々の心の健康や福祉への対策が求められていますが、そういった問題点への対処としてパートナーロボットの存在は大きな可能性を秘めていると言えます。

「人を幸せにするテクノロジー」が日本の新産業に

工業や技術的な側面で人の役に立つロボットは、今も世界中で開発され続けていますが、ロボットがパートナーとして家庭に迎えられる世界が「あたりまえ」の日常になるとしたら、先んじてそれを実現できるのは日本ではないでしょうか。
ドラえもんや鉄腕アトムが人間に寄り添ってくれる存在として描かれてきたように、人に寄り添い、人を幸せにする新しい産業の一つとしてパートナーロボットが私たちの生活の「あたりまえ」になる。そんな世界を先んじて体験できる「PARK+」に一度訪れてみてはいかがでしょうか?

カテゴリーの新着記事

新着記事

Page Top