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コーヒー愛飲者は夏に注意?意外と身近な「カフェイン中毒」とは

コーヒー愛飲者は夏に注意?意外と身近な「カフェイン中毒」とは

#TREND
  • すべての人に健康と福祉を

この7月は、史上最も暑い3週間となり、世界的にも記録的な暑さになっています。学生は夏休みが始まり、今年は旅行などに行く家族も多いのではないでしょうか。
12万年ぶりの暑さと言われ、命に関わる暑さである今、特に気を付けたい熱中症。こまめな水分補給を呼びかけられていることもあり、ペットボトル飲料をコンビニや自販機などで買うことが増えますよね。
実はその水分補給、もしかしたら逆に健康を害してしまう可能性があることはご存知でしょうか?
今回はこれからの季節に気を付けたい、水分補給についてお伝えします。

コーヒーは危険?カフェイン中毒とは

日々の水分補給にはミネラルウォーターやお茶を飲むことが多いかと思いますが、仕事中などにはコーヒーを飲む方も多くいますよね。
眠気覚ましや頭がシャキッとして気合が入るなど、理由はさまざまですが、それはカフェインの作用で眠気の原因となる「アデノシン」という物質をブロックすることによる効果と言われています。業務に力を入れるために、社内にコーヒーメーカーを置いている企業もあります。
エナジードリンクや緑茶にもカフェインが含まれていますが、喉が渇いていると一気にたくさんの量を飲んでしまうこともありますよね。
しかし、それは「急性カフェイン中毒」になる危険性を秘めているかもしれません。
この「急性カフェイン中道」、初期症状としては、動悸がしたり震えが出たりなどで、重い場合には痙攣を起こしてしまう可能性もあるとのこと。通常では一度に取り込める水分量は限られていますが、喉が渇いている状態だと、たくさんの量を一気に摂取できるので、カフェイン自体も摂りすぎてしまう可能性があります。
今のところ、カフェインの作用を弱める薬はありません。もしカフェイン中毒の症状を感じたら、すぐに病院に行くことをおすすめします。

水ならたくさん飲んでもいい?本当は怖い水中毒

カフェインの摂り過ぎは注意が必要なことが分かりましたが、では水分補給なら水を飲めばよいのでは?と思いますよね。
実は、水も摂り過ぎは禁物なのです。
夏の水分補給に加えて、「塩分を摂りましょう」という呼びかけも聞いたことがありませんか?水を飲み過ぎると体内の塩分が薄まってしまい、低ナトリウム血症という状態になってしまう恐れがあります。

水を飲み過ぎて低ナトリウム血症になってしまうことを「水中毒」と呼び、ただでさえ暑くて体力が消耗する夏に、食欲がなくなり免疫が下がった状態になることは危険ですよね。
水中毒はただのどが渇いて飲み過ぎてしまうだけではなく、病気などの要因が原因とされることもあります。
例えば認知症の初期段階で、医師に夏の水分補給を促され、多量摂取してしまうケースや、水を飲むことがやめられなくなる「多飲症」という症状に伴うケースがあるようです。

糖分の過剰摂取も要注意!

また、飲みやすいため一気飲みをしてしまいたくなる、ペットボトル飲料の甘い清涼飲料水。食欲がなくても、ジュースなら飲めるからと購入する方も多いのではないでしょうか。
甘い清涼飲料水には糖分が多く含まれていることがあるため、一時的に糖尿病の様な症状が表れ、健康を害してしまう可能性があります。
これを「ペットボトル症候群」と呼び、ひどくなると意識が低下し、昏睡状態に陥ることも。
このことから、水分補給にはカフェインの含まれていないルイボスティーや麦茶、人間の体液よりも浸透圧が低いハイポトニックというスポーツドリンクなどがおすすめです。

夏を楽しく過ごすために水分補給の知識をつけよう

新型コロナウイルスの規制が緩和され、花火大会やマリンスポーツなど、外で楽しめる行事が多くなった2023年。
せっかく楽しい思い出をつくりに来たのに、体調が悪くなってしまったら悲しいですよね。暑い夏を楽しく過ごすためにも、水分補給に関しての知識をしっかりと身につけて、素敵な時間を過ごしましょう。

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