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プラスチック資源の循環利用へ!コカ・コーラシステムが目指す「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」の実現


この記事に該当する目標
11 住み続けられるまちづくりを 12 つくる責任つかう責任 14 海の豊かさを守ろう
プラスチック資源の循環利用へ!コカ・コーラシステムが目指す「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」の実現

2020年7月に開始されたレジ袋の有料化から1年以上が過ぎ、カバンの中にエコバックを持ち歩くことが日常化しています。また、レジ袋有料化のニュースをきっかけに、海洋プラスチックのごみ問題が地球規模の課題であること、私たちの食生活と健康にも大きく関わってくることを実感した方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、SDGsの目標14『海の豊かさを守ろう』のターゲット14.1「2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。」および目標12『つくる責任、つかう責任』のターゲット12.5「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。」を踏まえた、コカ・コーラシステム※が目指す「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」の実現に向けた取り組みをご紹介します。

※日本コカ·コーラ株式会社、北海道コカ·コーラボトリング株式会社、みちのくコカ・コーラボトリング株式会社、コカ·コーラ ボトラーズジャパン株式会社、北陸コカ·コーラボトリング株式会社、沖縄コカ·コーラボトリング株式会社の6社等構成

世界最大規模の海岸クリーンアップキャンペーンに参加、清掃活動を実施

コカ・コーラシステムは、2021年10月7日(木)~31日(日)の期間、世界最大規模の海岸クリーンアップキャンペーンである「国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup、以下「ICC」)」に参加。全国36か所、総勢約1,100名(パートナー含む)で清掃活動を実施し、ごみ袋491袋分のごみを収集しました。

ザ コカ・コーラカンパニーは、ICCのリードサポーティングパートナーとして世界各国で活動を展開し、日本では2007年にスタート。これまでに琵琶湖や屋久島、宮城県七ヶ浜海岸、茨城県常総市利根川周辺、沖縄県、千葉県釣ケ崎海岸、岩手県盛岡市などで、従業員がボランティア活動を行ってきました。今回の活動は、世界中で同時期(9〜10月)に実施され、共通の方法で海岸ごみのデータを収集することが特長。世界中から集まったデータが蓄積され、世界のごみ問題解決のために活用されます。

そして、今回のICC参加は、清掃活動を運営するパートナー、NPO法人グリーンバードの協力を得て実施。さらにごみ拾いSNS「ピリカ」が採用されました。「ピリカ」は、世界111ヵ国で拾われた「ありがとう」が届く世界最大級のごみ拾いアプリ。2011年に大学の研究室で非公式のプロジェクトとして始まり、様々な環境問題の中でも、一歩目としてごみ(特にプラスチック)の自然界流出問題に注力しています。自身の活動記録を投稿することで、各地で活動するメンバーの連帯感を高め、全国の清掃活動をタイムリーに可視化することができます。

清掃活動見える化ページ

そして街の美化や衛生の観点から、今回のような清掃活動は目標11「住み続けられるまちづくりを」にもつながります。

さらに、100%リサイクルペットボトルやラベルレス容器の取り組みなど通じ、コカ・コーラは持続可能な明るい未来を目指しています。続いて、コカ・コーラシステムが実施する、ペットボトルを「ごみではない資源」として無駄にしない2030年ビジョンをご紹介します。

目標12『つくる責任、つかう責任』
プラスチック資源の循環型社会の実現に向けて~容器のビジョン~

日本のコカ・コーラシステムは、グローバルビジョン「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」に基づき、2018年1月に「容器の2030年ビジョン」を策定、「設計」「回収」「パートナー」の3つを柱とした取り組みを推進しています。

「設計」
1)2030年までにすべてのPETボトルを100%サスティナブル素材に切り替え、新たな石油由来の原料を使用しない容器の完全導入へ
2)「コカ・コーラ」や「い·ろ·は·す」などの主要製品に100%リサイクルPETボトルを拡大
3)「ラベルレス製品」や「1,2,CUBE」(ワン・ツー・キューブ)の導入でプラスチックごみの削減を促進
「回収」
全国の自治体、団体や取引先とともに、PETボトルの回収やリサイクルの啓発、「ボトルtoボトル」の推進に取り組んでいる。
「パートナー」
プラスチック資源の循環型社会の実現に向け、目的意識を同じくするパートナーとの取り組みを積極的に進めている。
日本コカ・コーラ ESGレポートP19参照

SDGs達成に貢献するコカ・コーラシステムのサスティナビリティーフレームワーク

また、コカ・コーラシステムは、2020年に「多様性の尊重」「地域社会」「資源」の3つのプラットフォームと9つの重点課題を特定し、システム共通のサスティナビリティーフレームワークを策定。各領域において事業活動を通じて社会課題の解決を目指すことで、SDGs達成への貢献を目指しています。
コカ・コーラ サスティナビリティー

今回ご紹介したコカ・コーラシステムの取り組みのように、企業がどれだけ努力をしていても、消費者である私たちがごみのポイ捨てを行っていては、海洋プラスチックのごみ問題解決にはなりません。また、生態系に甚大なダメージを与え、ひいては私たち自身の健康にも害を及ぼします。解決への近道は、「ポイ捨てをしない、そしてごみは拾う」。心がけひとつで、最も簡単に始めることができるSDGs活動です。ぜひ、今日から始めてみてはいかがでしょうか。