Louis VuittonがSDGsに特化したスニーカーを発売!変わりゆくファッション業界の在り方とは。
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Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)から先日、ブランドの大きな挑戦であり、これからのブランド価値を変える一歩と言えるアイテムが発売されました。
今回リリースされたスニーカーの名前は「チャーリー」。
こちらのスニーカー、SDGsな靴として、今世界中で話題を呼んでいます。
どのような点が注目ポイントなのかというと…
チャーリーってどんな靴?
ブランド初!ユニセックスアイテム
まず、一つ目のポイントは、メゾン初のユニセックスアイテムであるということ。品のあるフォームに大きなロゴとデザインが特徴的で、性別問わず、また比較的にどんな場面にも対応できるデザインの良さが特徴。その他、機動性や快適性といったブランドとして大切にしている価値観がしっかりと備わっています。
あえてターゲットをニュートラルにして、ルックスを“女性らしさ” “男らしさ”といった性別によって区別しない、現代のムーブメントに合ったユニセックスな製品である点もLouis Vuittonのメゾン史上初。ブランドにとって大きな一歩であると言えそう。
90%以上がサステナブル素材のエコデザイン
また、2つめの大きなポイントと言えば、このスニーカーの90%の素材が、リサイクル・バイオ素材を使用されているということ。
これは、2025年までに、「プロデュースする製品全てにおいてエコデザインプロセスを取り入れる」というブランドが定めたゴールにコミットメントしています。具体的には、スニーカーの重さの50%を占めるソール部分の94%はリサイクルラバーを使用、アッパー部分はとうもろこしベースの再生プラスティックを使用しているとか。
その他、シューレースやタンパッチは100%リサイクル素材を使っていたり、スニーカーのパッケージも元来のものから一新し、環境負荷を最小限に抑えるサステナブル素材を使用していたりと、とことん追求されたエコデザインが魅力的です。
Louis Vuittonは決してサステナブルの道の最先端というわけではありません。例えば他高級ブランドのグッチやバレンシアガにおいても、既にサステナブル素材を用いたスニーカーを販売しています。
これからのファッションの在り方を決めるのは…
衣食住の1つであり、私たちの生活に欠かせないファッションは、業界としても環境負荷が高い分野の一つと言えそう。
それを踏まえて、今SDGsに向けて活性化するハイファッションブランドのサステナブルな取り組みは急速に加速しており、今やファッションは見かけだけではなく、SDGs的要素が必須となりつつあります。
消費者として、各ブランドが取り組む素材、生産過程、包装方法などの見直しをまず知ること。また、それを踏まえて何を身に着けるかという私たちの選択は、ブランド価値に大きく起因すると考えられます。
1人1人がサステナブルな選択を行うことでそれが流行となり、未来のファッションの在り方を更に地球に優しいものへと導いていくのではないでしょうか。