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埼玉県深谷市にメディア100人以上が集結!?地元の野菜を無駄なく食べる新施設が話題


この記事に該当する目標
12 つくる責任つかう責任 15 陸の豊かさも守ろう
埼玉県深谷市にメディア100人以上が集結!?地元の野菜を無駄なく食べる新施設が話題

日本の「食」に関する問題、皆さんは意識したことはありますか。
日本では、本来食べることができるのに捨てられてしまう食品の量が年間570万トンにも及びます。(令和元年度推計値)
これは、日本人1人当たり1年間で約45kg、毎日お茶碗一杯分の食料を捨てていることになります。
家庭での食品ロスの原因として、野菜の皮を切りすぎてしまうことや、ヘタや芯は食べられないと思い込んで捨ててしまうといった「知識不足による調理くずや過剰除去」があります。
これらの問題をどう解消すればいいのか分からない、日常生活で実践できる解決策を知りたいという方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな「食品ロス」削減や「地産地消」に寄与する取り組みを体験することができる、5月29日(日)に埼玉県深谷市にオープンしたばかりの「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」という施設をご紹介します。

野菜にときめく、好きになる!5月29日オープン「深谷テラスヤサイな仲間たちファーム」とは

5月28日に農業と観光の魅力を発信する場として「深谷テラスパーク」が、29日に「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」が「花園IC拠点整備プロジェクト」の一環として、オープンしました。
「花園IC拠点整備プロジェクト」とは、市外・県外から人を呼び込み、農業と観光の振興に寄与することを目的として埼玉県深谷市が2015年から始めたプロジェクトです。

全体が大きく「公共ゾーン」と、「民間ゾーン」に分かれており、今回公共ゾーンにオープンしたふたつの施設に加え、2022年秋には民間ゾーンに「ふかや花園プレミアム・アウトレット」も完成予定です。


「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」では、「野菜にときめく、好きになる!みんなの笑顔を育むファーム」をコンセプトに、4つのコンテンツを楽しむことができます。
・メインとなるのが敷地の約3割を占める体験農園で行う収穫体験
・レストランで深谷市や近郊の農家から仕入れた旬の野菜を味わう
・マルシェで珍しい新鮮な野菜を購入
・野菜の魅力を様々な方法で学べる野菜教室

「食を通じて社会に貢献したい」 キユーピーの想いは、SDGsに通じるもの

キユーピーグループは、食を担う事業活動にとどまらず、社会や地球環境への貢献に向けた様々な活動を行っています。

今回オープンした「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」は2012年にキユーピーの新規事業プラン社内公募制度「Try!!Kewpie(現Kewpie Startup Program)」で、初めて採用されたプロジェクトです。

発案者・松村佳代さんが「野菜の魅力を知ってもらいたい!もっと野菜を食べてほしい!」という思いから「Try! Kewpie」に応募。10年の歳月を経て「野菜にときめく、好きになる!みんなの笑顔を育むファーム」というコンセプトを具現化する施設として開業しました。

体験農園とレストラン、五感フル活用で野菜を味わう

皆さんは地産地消という言葉を聞いたことはありますか?
地産地消とは「地元で生産されたものを地元で消費する」という意味で使われています。最近は大型のスーパーマーケットで、地元で採れた野菜のコーナーを目にすることも珍しくないかもしれません。

「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」の体験農園では収穫を体験する前に、ガイドさん誘導の元、今まさにその場で育っている野菜の生育状況を観察する農園ツアーが行われます。
畑では、当日収穫できる野菜以外にも、旬を迎える前の芽が出たばかりの野菜や、花が咲いてこれから実をつける野菜なども観察することができます。
さらに、持ち帰って食べるだけではなく、旬のとれたて野菜をベストな調理方法で無駄なく食べるためのレクチャーが受けられ、「地産地消のおいしいところ」を体験できるコンテンツになっています。

建物内にあるレストランでは、おもに深谷市や近隣の農家などから仕入れた新鮮な野菜を使用した料理を楽しむことができます。
レストランの監修は地産地消を提唱し、野菜の持ち味を生かし切る調理法に定評のある、音羽和紀シェフと音羽創シェフが担当。
あえてグランドメニューを作らずに、旬の地元の野菜たちを主役に、その都度メニューを考案するため、素材本来の優しい味わいを楽しむことができます。

新鮮な野菜・果物がたくさんのマルシェで「無駄なく使う・美味しく食べる」を学ぶ

マルシェでは、おもに深谷市や深谷市近隣の農家から仕入れた新鮮な野菜・果物を50種類以上取りそろえるほか、スイーツなどの加工品を販売しています。
一番の特徴は、販売スタッフが野菜の「一番おいしい食べ方」と「無駄なく使いきる方法」を教えてくれること。
スタッフの中には野菜ソムリエの資格を持っている方もいるので、野菜に関する疑問やおすすめの調理方法など、どんなことでも聞くことができます。

「無駄なく使う・美味しく食べる」を学べる野菜教室

野菜教室では、シェフや野菜ソムリエなどの資格を持った講師の方が、野菜の魅力を様々な方法で教えてくれます。
キャンバスに見立てたお皿に、カラフルな野菜をカットして並べて絵を描くワークショップや、野菜のヘタなど、捨ててしまう部分を使って作ったスタンプでオリジナルのカードづくり、大人向けのセミナー・ランチ会なども予定されています。(「野菜教室」は当面の間開催を見合わせ。開始のお知らせはHPやSNSをご確認ください)

野菜のプロから「地元の野菜を美味しく無駄なく食べる方法」を学ぶことができる「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」。
資源の保護に繋がる「地産地消」や、環境への負荷を減らす「食品ロス軽減」といった問題に対し、キユーピーの「食を通じて社会に貢献したい」という想いが詰まった施設になっています。

東京から約1時間30分程度で行けてしまう、広々とした畑での収穫体験し、野菜教室で野菜の魅力にどっぷりとつかったら、旬の野菜そのものの美味しさを楽しめるレストランで料理を堪能。
最後に、マルシェで旬の野菜や果物を無駄なくおいしく食べられる知識と一緒にお持ち帰りして、お家で味わう。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。


深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム
・住所
埼玉県深谷市黒田字上反54(敷地面積:約17,600m²)
・営業時間
<開門・閉門> 平日9:00〜19:30/土日祝9:00〜20:30
<マルシェ> 平日11:00〜19:00/土日祝9:00〜20:00
<レストラン>平日・土日祝11:00〜18:00 (LO 17:30)
・料金
入園料なし
・アクセス
関越自動車道「花園IC」より車で約4分/秩父鉄道「ふかや花園」駅より徒歩約5分
・駐車場
深谷テラスパークと共用で138台(無料)