ハリウッド俳優のザック・エフロンが発信する環境保護とは
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ディズニーチャンネルで大ヒットした「ハイスクール・ミュージカル」の主人公役で人気を博したザック・エフロンが今、サステナブルな生活を送っていることをご存じでしょうか?
Netflixのオリジナルドキュメンタリー「ザック・エフロンが旅する明日の地球」を通して、世界各国の持続可能アイデアや生活を取材しています。
「ザック・エフロンが旅する明日の地球」は、昨年2020年7月からNetflixにて配信がスタートしました。シーズン1では8つの国を訪れ、健康で持続可能な生活を求めるべく、各国でのサステナブルな生活様式などを取材しています。
米国のCNNやELLEなどにも取り上げられており、2021年のDayTime Emmy’s Award (日中で放映している番組に対するエミー賞)も受賞しました。
今後のザックの活動に、さらに注目が集まっています。
そんな環境保護活動家であるザックは、Instagramでも私生活の様子などとあわせて活動の様子を発信中。現在ドキュメンタリーのシーズン2に向けてオーストラリアに滞在しているとのこと。 Instagramではカンガルーとの触れ合いや動物を保護する姿、緑について学ぶ姿なども見ることができます。
Netflixオリジナルドキュメンタリーでザックが経験したサステナブル活動の一部をご紹介
彼がドキュメンタリーで訪れた2カ国のサステナブル活動をご紹介いたします。
アイスランド:再生可能エネルギー(エピソード「アイスランド」)
国土全体で激しい地熱活動が見られるアイスランドでは、全ての発電を100%再生可能エネルギーで行っています。
2017年はアメリカの化石燃料を使った発電が63%に対して、アイスランドは0%でした。
地熱発電で懸念されるマグマに含まれるCO2の排出は、水に溶かしそれを地中深くに注入することで鉱化し、環境に無害になるシステムを開発しているそう。SDGsの7番に該当するこの再生可能エネルギーのアイデアが世界中に広がると、温暖化を遅らせることができるかもしれませんね。
ニューヨーク:ホテルの屋上で養蜂箱(エピソード「ロンドン」)
ニューヨークにあるヒルトンミッドタウンホテルでは、約45万匹の蜂が暮らす養蜂箱が設置されているそうです。
実は、人間は蜂がいなければ生態系が壊され生きることが難しいと言われています。蜂が花や木の花粉を運び受粉させることで、私たちが食べている果物や野菜が実るのです。
そんな人間にとって大切な蜂が、近年減少傾向にあるのが現状です。
そんな蜂を守るために、ニューヨークのほかヨーロッパなどでも問題解決に向けて動いています。
また、驚くことに「農園で育つ蜂よりも都会で育つ蜂の方が健康的である」というデータもあるそう。農園で使われる農薬などが蜂に影響し、はちみつにも含まれてしまっているのです。
SDGsの15番「陸の豊かさも守ろう」とあるように、緑を守ることで大気汚染を防ぐだけでなく、人間を守ってくれている生態系全体を守ることができるのではないでしょうか。
日本人の私たちができることとは?
つまり、環境を守るということは、人間を守るということに繋がると言えます。多くの人が豊かな生活を手にすると同時に、私たちの地球は少しずつダメージを受けてしまっているのが悲しい現実です。
そんな中私たちにできることは何でしょうか?
ペットボトル製品の購入を控えることや、街や自然で見かけたゴミを拾うなど、ほんの少しの行動が10年後の私たちの住む地球に影響を与えるのかもしれません。
私たちに、そんな”明日の地球”を考える小さなきっかけを与えてくれる「ザック・エフロンが旅する明日の地球」。ステイホームの時間が増える今、画面を通じてサステナビリティについて考えてみてはいかがでしょうか。
「ザック・エフロンが旅する明日の地球」