涼しさが心地よい日も多くなり、もうすぐ秋がやってきますね。みなさん衣替えの準備は順調ですか？
今回は肌寒い季節にも大活躍するジャケットが大人気、時代を先取り100年前からサステナブルな取り組みを行ってきた英国の老舗ブランド「Barbour(バブアー)」が新たに行うプロジェクトを紹介します。

「物に愛着を」　Barbourが提供する新しい価値観

Barbourの歴史は、海の不順な天候の元で働く水夫や漁師に防水性に優れたワックスを染み込ませた生地を提供したことからはじまりました。現在はイギリス王室に認められロイヤルワラントの称号を3つも保有している英国の老舗ブランドとして、日本国内では14店舗展開しています。過酷な条件下で戦う多くのライダーに着用された実績があり、機能性も抜群、かつ普段使いとしても着こなせる点から、100年以上にわたりモノを大事にする精神が受け継がれ、世界各国で愛され続けています。
そんなBarbourには、ちょうど100年前の1921年から続けられているメンテナンスサービスの一つに「RE-WAX」があります。「RE-WAX」とは、商品の着用を重ねて防水性が落ちたワックスドジャケットに再びワックスを塗り込みケアし、機能性を甦らせるサービスです。定期的なケアにより、長きにわたって着用できます。最近ではあえてケアはせず、経年変化を味わいとして楽しんでいるBarbour上級者もいるようです。

ファンションアイテムのロングユースから考えるSDGs

ファストファッションなど、衣服のライフサイクルの短期化により服の大量生産・大量廃棄が問題視されている昨今。100年前からBarbourが推奨してきた”愛着を持った服との関わり方”が、近年アパレル業界のトレンドになってきています。環境省によると、服を生産する過程で大量の農薬が使われることに加え、日本の家庭から廃棄される服の量は年間約48万トン（1日あたり大型トラック130台分）とも言われています。工程を終え廃棄する際にも、環境に多大な影響を及ぼしています。

国連はSDGsの目標12に「つくる責任つかう責任」という項目を掲げ、廃棄物の削減やリサイクルの推進など国や企業、消費者が持続可能な生産と消費をするように変えていくことを目標に挙げました。細分化したターゲット12.5では、「2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」と示されているように、消費者としても一着を長く着るために品質を重視し、価格に見合う価値ある商品を購入することが重要になります。そのような観点からみても、100年も前からモノを大事にする精神を繋いできたBarbourは、時代を先取りしていたといえるのではないでしょうか。

サステナブルな新プロジェクト『Barbour. WAX FOR LIFE』2021年9月1日(水)から順次展開中

RE-WAXの100周年を記念し、モノをいつまでも大事にし、ロングライフでブランドと付き合えるサステナブルなプロジェクト『Barbour. WAX FOR LIFE』が2021年9月1日(水)から主要店舗にて順次展開されています。このプロジェクトでは、ワックスを注入しジャケットを蘇らせる「RE-WAX」、事前に集めたBarbourの古着を修繕、リメイクし、価値ある一着として蘇らせた世界に一着だけの商品を限定販売する「RE-LOVED」、ジャケットに無料で刺繍ができる「MyBarbour」の3つのコンテンツが実施されます。

今回は、Barbourのサステナブルな取り組みを紹介しました。いいものを納得のいく価格で買いたいというのはもちろんのこと、その買い物で環境がよくなるのなら、素晴らしいことですよね。ぜひこの機会に自分なりの1点モノを探しにいってみてはいかがでしょうか？


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