緊急事態宣言も解除され、衣替えの季節がやってきました。クオーレの行った調査によると不要になった衣服を衣替えの時期に断捨離する人は約94％。フリマアプリやネットオークションに出品する人は約46%とされています。
10（ひと回り）、20（ふた回り）の語呂合わせから、10月20日は「リサイクルの日」に制定され、経済産業省含め政府は毎年10月を「リデュース・リユース・リサイクル推進月間（略称：3R推進月間）」と定め、捨てない循環型社会を目指して企業の中でも様々な動きが進んでいます。

メルカリは、「グリーンフライデー」に合わせて、メルカリ初の実店舗「サステなストア」を11月25日(木)から27日(土)までの期間限定で表参道にオープンすることを発表しました。

「グリーンフライデー」は、大型セールが行われる「ブラックフライデー」(11月第4金曜日)へのアンチテーゼとしてサステナブルな消費を促す取り組みで、欧州を中心に広がりを見せています。大量の商品が過剰に生産・消費される「ブラックフライデー」は、主に衣料品の大量廃棄が問題視されており、SDGs目標12「つくる責任つかう責任」をどのようにして果たすべきか検討する企業が増えているのです。

メルカリは、昨年11月に「メルカリ グリーンフライデープロジェクト」を始動し、家で眠っているファッションアイテムの活用を促す「新作ゼロのファッションショー」を行いました。2回目となる今年は、日常生活から身近なサステナビリティを体験してもらうことを目的に、メルカリユーザー参加型の実店舗「サステなストア」を展開。「サステなストア」では、メルカリ利用者が「#サステなストア」のハッシュタグをつけて出品したアイテムの中から、タレント・池田美優さんやスタイリスト・SHOCOさんを始めとするプロジェクトアンバサダーがセレクトした商品や、プロジェクトアンバサダーの私物が販売されます。また、売上金は全て「メルカリ寄付」に登録されている自治体や慈善団体に寄付されるといいます。

10月5日に行われた記者会見で、野辺一也執行役員は「Tシャツ1枚を新たに購入した場合、約20kgのCO2が発生すると言われています。まだ着ることができるユーズドアイテムを選んでいただくことで大きなCO2削減に繋がります。ユーズドアイテムを使用することがファッションとして盛り上がることはもちろん、プロジェクトを通してそれが循環型社会の構築に繋がるということもぜひ認識してほしいです」と誰でも身近なところからサステナブルな選択ができることを語りました。

会場に登場したプロジェクトアンバサダーの池田美優さんは「着なくなった服を友人に譲ったり、再生利用されたTシャツを選ぶようにしている」、スタイリスト・SHOCOさんは「牛乳パックをリサイクルしたり、マイクロファイバーが流れ出ない洗濯ネットを使用している」とすぐに出来る身近なサステナブルアクションを紹介しました。

SDGs目標12「つくる責任つかう責任」ターゲット12.8「持続可能なライフスタイルがどんなものか、みんなで理解しよう」にもあるように、企業だけでなく消費者もモノづくりのサイクルを理解し自分ゴト化していくことが求められています。

フリーマーケットと聞くと、多くの人は「地域の人との交流会」「宝探しの気分で掘り出し物を探せる」「ちょっとしたお小遣い稼ぎになる」などさまざまなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか。使わなくなったモノを捨てない、そもそも”フリーマーケット”・”フリマアプリ”というビジネスモデル自体が、不要になったものを必要としている次の人に繋ぐSDGsへの取り組みであるともいえます。

メルカリはこれまでにも繰り返し使用できる梱包材「メルカリエコバック」、ミスターミニットと提携した「メルカリリペアショップ」、小中学生向けの教育プログラムなど、循環型社会に向けた様々な取り組みを展開してきました。今後も、どのようなサステナブルアクションを発信するのか注目したいですね。

「サステなストア」の来店は事前予約優先制で、11月から予約受付が開始されます。店舗で商品を購入すると、イラストレーター・一乗ひかるさんデザインの「サステなアクション」16種が描かれているエコ風呂敷のプレゼントも。
ぜひ足を運び、ユーズドファッションを楽しみながら身近なサステナブルを体験してみてはいかがでしょうか。


メルカリ サステなストア公式サイト