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さらなる共生社会の実現を目指す江戸川区が「ともに、生きる。江戸川区プロジェクト!」を2021年11月4日から本格始動


この記事に該当する目標
11 住み続けられるまちづくりを
さらなる共生社会の実現を目指す江戸川区が「ともに、生きる。江戸川区プロジェクト!」を2021年11月4日から本格始動

みなさんは、「SDGs未来都市」をご存知でしょうか?
「SDGs達成のため積極的に取り組む都市」として内閣府地方創生推進室から選定される「SDGs未来都市」は、地方創生を一層促進することを目的として、2018年から導入され、2008年から持続可能な経済社会実現に向けて選定が開始された「環境モデル都市」と「環境未来都市」に加えられる形で運営されています。「SDGs未来都市」の他の2点との違いとしては、SDGsの17の目標と紐づけられた評価軸で選定されていることが挙げられます。

今回は、2021年にこの「SDGs未来都市」にも選定された東京都江戸川区が、区民一人ひとりが「共生社会」に共感し、ともに「共生社会」への行動に繋げていくことを目的として11月4日から開始した、「ともに、生きる。江戸川区プロジェクト!」(通称:ともプロ!)をご紹介いたします。

江戸川区が目指す共生社会への取り組み

江戸川区は、東京の東端に位置する人口約70万人の自治体です。近年は外国人住民も増え、都内自治体では最も多く在住するなど多様性のある区です。
誰にでも分かりやすく、その理念を伝えられる言葉で表現すること、などといった意見を反映し、「ともに生きるまちを目指す条例」を2021年7月に制定しました。障がい者や外国人、環境などすべてを「共生」の対象としたこの条例は、全国でも珍しく先駆的なものでした。
2019年には、ユニバーサルデザインのまちづくり、および心のバリアフリーについて先導的かつ先進的に取り組んでいる自治体として、内閣官房から「先導的共生社会ホストタウン」※に認定され、2021年にはSDGs達成に向け優れた提案を行った自治体として前述の「SDGs未来都市」に認定されました。

※ パラリンピアンとの交流をきっかけに共生社会の実現を図る「共生社会ホストタウン」のうち、特に先導的かつ先進的な取組みを総合的に実施するホストタウンを国が認定する制度。

また、SDGsの理念と共通する「ともに生きるまちの実現」を目指し、さまざまな分野の有識者が専門的見地から助言等を行う会議体「えどがわ未来カンファレンス」が設置されています。
誰もが住みやすく、共存して生きていくことを目的としたこうしたまちづくりは、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」ターゲット11.03「あらゆる住人とその未来を見据えた、計画的な都市開発を」にも貢献するものと言えます。

「ともプロ!」第1弾の取り組み

2021年7月に施行された「ともに生きるまちを目指す条例」の中で描かれている“人・社会・経済・環境・未来”の5つをメインテーマに、江戸川区が目指す共生社会をわかりやすく解説するオリジナル動画を公開しています。
同じ形のようでそれぞれ違うピースが重なり合い、1枚の絵が完成するパズルのように、生き方や考え方などが違う人々が、お互いに認め合い支え合うことができれば「ともに生きるまち」が完成するという物語です。
また、江戸川区が行っている共生社会に向けての取り組みをクイズ形式で紹介するコンテンツ「えどがわ未来クエスチョン!」も公開されています。
誰が観てもわかりやすく楽しく学ぶことができる動画とクイズは、共生社会を目指す江戸川区ならではの新コンテンツとなっています。

また、障害の有無や年齢を問わず誰もがスポーツを楽しめる環境整備にも注力しており、2020年12月からは「東京2020パラリンピック22競技できる宣言」を実施。全国の自治体で初めて東京2020パラリンピックの全22競技の試合やトレーニングを実施・体験することができます。
こうした先駆的な取り組みを今後も行っていくという江戸川区では、「ともプロ!」の発足を皮切りに、さまざまな企画を実施予定とのことです。
江戸川区に移住したくなる人も多くなるのでは?今後もぜひ注目してみてください。


ともに、生きる。江戸川区プロジェクト!