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内定者研修にもおすすめ!SDGs視点が深まる都内のイベント3選


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10 人や国の不平等をなくそう 12 つくる責任つかう責任
内定者研修にもおすすめ!SDGs視点が深まる都内のイベント3選

6月をもって続々と内定を出す企業も増えてきました。企業担当が主催し、内定者に対して歓迎会や研修イベントを行うことは、期待と不安の気持ちを抱える彼らをケアするためにも重要です。その中でも、会社の取り組みや社風を感じてもらいながらも縦と横の親睦を深めることができる内定者懇親会は、入社意欲を高めることにも繋がることから多くの企業が採用しています。
そこで今回は、10月の内定式に向けて内定者フォローの機会を作りたいと思われている人事担当の皆さま必見!編集部が厳選した、都内で学べる体験スポットをご紹介します。

ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」@竹芝

画像出典:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」公式サイト

2020年の8月にオープンしたダイバーシティをテーマにした体験型ミュージアム「ダイアログ・ダイバーシティミュージアム『対話の森』」では、世代・ハンディキャップ・文化・宗教・民族といった世の中を分断しているたくさんのものを、出会いと対話によってつなぎ、ダイバーシティを体感することができます。現在提供されているプログラムは「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」というテーマのもの。真っ暗闇の中で視覚以外の感覚を使いながら、チームで協力して様々な体験をすることで、人と人との関わりや繋がりの育みや保ち方を体感することができます。日本では1999年に初開催されて以降、のべ23万人が体験しており、コミュニケーション向上、チームビルディング、イノベーション能力向上、リーダーシップ、ダイバーシティ推進の目的で企業研修にも活用されています。性別や年齢、肩書を超えて参加できるこのワークショップは600社を超える企業で導入されています。そしてこの7月からは新たに「地図を持たないワタシ」という対話型ゲームも始まります。目が見えない人や聞こえない人、低身長の人や義足の人など、様々な個性を持ったキャストと参加者が一緒にゲームをクリアしていくことで、お互いの理解を深めることができるこの夏限定の体験企画です。

画像出典:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」公式サイト

内定者研修のポイント
体を動かしながら五感で体感できる研修は、先輩社員も内定者も肩肘張らずに自分らしく参加できるはず。お互いの素の部分を見せることで普段以上に親睦も深まり、座学では得られない満足感がありそうです。ダイバーシティ推進に取り組む企業も、これから取り組みたい企業にもおすすめです。

ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」
住所:東京都港区海岸一丁目10番45号 アトレ竹芝シアター棟 1F
開催時間:11:00~21:00(体験時間は約90分)
参加費:大人3,850円、中高生・大学・専門学生・大学院生:2,750円、小学生:1,650円
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きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?@お台場

画像出典:「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」公式サイト

産業界を始め様々なところで活躍し、今や私たちにとってなくてはならない存在になっているロボット。ひと昔前とは違い、その定義や概念も変わってきました。私たちはロボットに何を求め、これからどう共存していくのか。ロボットと人間の関係性を通し、ロボットとは何か?ではなく、「人間とはなにか?」を問いかけてくれるイベントです。この展示会ではソニーのAIBOやホンダのASHIMO、ソフトバンクのPepperなどお馴染みのロボットから、最新型のヒューマノイドロボットなど、国内展覧会史上最大規模となる約90種、130点の多彩なロボットが集結しています。

その他、様々な理由で外出できない人のための遠隔操作・分身ロボットや、乙武洋匡氏のロボット義足、また、視覚障害者向けの道案内機能付きAIスーツケースなど、障がいと共生するロボットなども展示されていますので、SDGsの原則である「誰一人取り残さない」について考えるきっかけになりそうです。

画像出典:「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」公式サイト

内定者研修のポイント
ロボットについて深く知り、最新技術を体験し、お互いが感じた「人間とはなにか?」を共有し合うことは、新たな気づきに繋がります。答えのないテーマだからこそ、相手の価値観や感性に触れることで、きっと深い共感が生まれることでしょう。ロボットを使った新規ビジネスのアイディア出しなどにも使えそうですね。

特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」
住所:東京都江東区青海2-3-6 日本科学未来館
開催期間:2022年3月18日(金)~8月31日(水)
開催時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
入場料:【19歳以上】2,100円、【小学生~18歳】1,400円、【3歳~小学生未満】900円
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ものにはまわりがある展@渋谷

画像出典:「ものにはまわりがある展 『もの』の『まわり』と出会う14の旅  」

「もの」には、れ生まれた地域・仲間・環境・産業・暮らしなど、それを取り巻く「まわり」があります。何でもすぐに手に入る便利な世の中になる一方で、わたしたちは単に消費・所有するための「もの」ではなく、それによって得られる暮らしや新たな繋がり、また、それがどんな所でどんな材料で、そして誰によって作られたのか「まわり」を重視するようになってきました。今回の企画展では全国の14の「もの」と「まわり」が紹介されています。地域のものづくりや産地のこと、文化や活動を知ることで、改めてものを大事に使うことの大切さや作り手の思いや温もりを感じることができるでしょう。

画像出典:「ものにはまわりがある展 『もの』の『まわり』と出会う14の旅  」

内定者研修のポイント
製造業が「モノからコトへ」とシフトしているように、消費者はそのものの価値ではなく、そこから得られる体験や経験への価値を求めるようになりました。ビジネスを創出する上でも重要となる「まわり」に着目することを内定者にも感じてもらえ、自社の商品やサービスと重ね合わせながら研修を深めることができそうです。また、普段の仕事では感じられない地方の産業や文化といった視点を養うことができるのも素敵ですよね。

ものにはまわりがある展 「もの」の「まわり」と出会う14の旅
住所:東京都渋谷区渋谷2丁目21-1 渋谷ヒカリエ8F d47 MUSEUM
開催期間:2022年5月16日(月)~9月19日(月・祝) 水曜休(祝日の場合は営業)
開催時間:12:00~20:00(最終入場19:30)
参加費:ドネーション形式(来場者が入場料を決める自由料金制)
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コロナも落ち着きを見せ始めた今がチャンス!

ご紹介したイベントやワークショップは難しいものではないながらもSDGsに触れることができ、更にはビジネスにも繋がる内容なので、学生である内定者研修にはピッタリです。会期はいずれも夏休み頃までと長めですので、これからスケジュールを組んでも十分間に合います。ぜひ研修場所の参考にブックマークしてください。


ライター:黒川