いい夫婦の日に贈りたい。妊婦でも食べられる産婦人科医監修のお寿司が発売!
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ある日突然、「今日から10ヶ月間お寿司を食べてはいけません」と言われたらあなたはどう思いますか? 妊娠中はトラブルを避けるために、生魚を控えたほうがいいとされています。
「控えなければいけないときも、お寿司が食べられたら…」ある女性のTwitter投稿が共感を呼び、産婦人科医監修のもと誰もが安心して食べられるお寿司が誕生。その名も「加熱寿司」!
2021年のクラウドファンディングで目標額をはるかに上回る1,113%を達成した商品が、加熱・冷凍技術の導入により新たに生まれ変わり、11月22日(火)“いい夫婦の日”に数量限定で発売されます。「ひるおび!」(TBS)や「Nスタ」(TBS)でも紹介された、注目の「加熱寿司」。なぜここまで支持されているのか、見ていきましょう。
なぜ妊娠中は生ものを控えなければいけないのか
Twitterでの投稿に対し、「妊娠中正に同じことを考えていました!」「男性陣は急に10か月食べられなくなる苦しみを知らない」「つわり期に酢飯がおいしかったので、生魚入っている寿司買えないの悲しかったですね」など、共感の声が多数集まりました。そもそも、なぜ妊娠中に生ものは食べない方がよいのでしょうか。
厚生労働省が発行している「これからママになるあなたへ」というガイドでは、妊娠中に注意が必要な食中毒菌として、リステリア菌の注意を呼びかけています。
<妊娠中は、一般の人よりもリステリア菌に感染しやすくなり、赤ちゃんに影響がでることがあります。リステリア菌は、食品を介して感染する食中毒菌で、塩分にも強く、冷蔵庫でも増殖します。>
同ガイドによると、加熱することでリステリア菌の感染を予防し、生魚や生卵、加熱殺菌していないナチュラルチーズなどは、妊娠中には避けた方がよいと伝えています。これまで当たり前のように食べていた食品が、急に妊娠中の10か月は食べられなくなるというのは、なかなか辛いものではないでしょうか。ただでさえ、体の変化や出産までの不安で気持ちがいっぱいいっぱいになりがちな時に、好きなもので気分を上げられないことに、多くの女性が共感しているようです。
安全性と美味しさを両立!加熱寿司のこだわり
「加熱寿司」の発端となる投稿をした渡邊愛さんは、当時は食品会社に勤務。「『私自身あったら嬉しい』を会社に提案したい」と、社内の男性に理解してもらいたい思いでツイートしリアクションを求めました。結果、約1800リツイート、6800いいねと多くの共感を呼び、「加熱寿司」プロジェクトがスタート。なんと、寿司職人と100回以上の試作を経てプロダクトを作り上げたそう!産婦人科医監修のもと開発した、安全性と美味しさを追求した「加熱寿司」。こだわりのポイントをチェックしてみましょう。
<安全性>
・産婦人科医監修のもと開発
・厚生労働省の「マタニティリステリア菌チラシ」に記載されている加熱基準「中心部分の温度が75°C以上」を満たす
・生ものを扱ったものとは別のまな板・包丁を用意して調理するなど、調理方法を工夫
・液体急速凍結機「凍眠(とうみん)」を採用し、60℃〜10℃の菌が繁殖しやすい温度帯を素早く通過させ、より衛生的に食品を冷凍
・−30℃の液体に漬け込むことで圧倒的なスピードで凍結でき、短時間、且つ安定した温度管理を実現(アニサキスを死滅させるための優位性がある)
<美味しさ>
・寿司職人が、市場から直接、1本1本を目利きして仕入れ。鮮度の高い状態での加熱・冷凍を実現
・寿司職人と100回以上の施策
・クラウドファンディングの声を反映
・液体急速凍結機「凍眠(とうみん)」を採用し、細胞を壊さずネタを原型のまま急速で冷凍し、鮮度・味・見栄えなどの面で高いクオリティを実現
渡邊さんの妊娠中の想いと食品会社勤務での知見が活かされ、妥協のないプロダクトになっているようです。
「加熱寿司」開発者・渡邊愛さんの想い
「妊娠中の方のみならず、生ものが食べられない全ての方のための選択肢となるよう、安全性と美味しさを追及して参ります」と代表の渡邊愛さんは述べています。生ものが食べられないのは妊娠中だけでなく、臓器移植などで免疫抑制剤を服用している人、宗教上食べられない人などたくさん。生ものが食べられない人やその家族、お寿司を愛するすべての人に届けたい、想いの詰まったギフトですね。
妊娠すると突如余儀なくされる多数のNG。生もの・カフェイン・市販薬…。義務教育ではなかなか教わらない細かいことで、誰もが妊娠については初心者のはずです。「はじめて妊娠で生ものがNGと知った」という学生や、「妻の妊娠中は罪悪感があり、コソッと食べたりしたこともあった。妊娠中でも食べられるご馳走の選択肢ができることは本当に良いことだと思う、プレパパに届いてほしい」という男性の声もありました。「加熱寿司」をきっかけに、妊娠に関する理解や、ヘルスケアにまつわるリテラシーの向上にも繋がるコメントが広がっています。
妊婦さんも、妊婦さんを支えあう家族も一緒に美味しく楽しめる「加熱寿司」。これからの活動にも期待が高まります。