選ぶならエコフレンドリーなハンバーガーチェーン店を
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2023年6月9日(金)〜11日(日)の3日間、横浜赤レンガ倉庫にて、日本一のハンバーガーを決定する大会「Japan Burger Championship 2023」が開催されました。
大手ハンバーガーチェーンだけではなく、昨今ユニークでオリジナリティのある店舗も増えてきていますよね。そんなファストフードの鉄板といえるハンバーガー店でも、環境や社会問題の解決にも取り組んでいるのをご存知でしたか?
ここでは特に、ハンバーガー業界の最大手であるマクドナルドの取り組みと、環境に配慮したバーガーを提供してきたモスバーガーの努力に焦点を当ててご紹介します。
マクドナルドのサステナビリティへの取り組み
ファストフードの定番、マクドナルドでは地球にやさしい取り組みを展開しています。その一環として、2025年末までに提供容器や包装を再生可能、リサイクル、認証素材へと変更することを目指しているようです。
2022年10月に、全国の店舗で紙ストローと木製カトラリーの提供が始まりました。これらの原材料にはFSC認証材を使用しています。FSC認証とは、環境や社会に配慮して管理された森林から産出される材料のことで、信頼度の高い認証です。
また、人気メニューであるフィレオフィッシュのパッケージに、「海のエコラベル」と呼ばれるMSC認定が付けられているのを見たことはありますか?この認定は、持続可能な漁業を証明するもので、サステナブルな漁業が行われていることが証明されたアメリカ・ロシア産のスケソウダラを使用していることを意味します。
さらに家族連れにとってのマクドナルドの定番といえば、子供たちに人気のハッピーセット。このおもちゃについても、大幅なプラスチック削減が進められています。リサイクル素材や認証素材を使用した持続可能な素材への移行を目指し、循環型社会の推進に取り組んでいるのです。
これらの取り組みは、地球を守るための国際的な目標であるSDGsと密接に関連しています。特に「つくる責任 つかう責任」や「海の豊かさを守ろう」といった目標に対するマクドナルドの取り組みは、企業が地球の未来に貢献できる良い例と言えるでしょう。
また、環境への取り組みだけでなく、マクドナルドは入院中の家族への支援なども行っています。「青いマックの日」にはハッピーセットを買うだけで、1セット当たり50円がマクドナルドから「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を運営するドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンへ寄付されます。
モスバーガーのサステナビリティへの取り組み
モスバーガーもまた、マクドナルドと同様にサステナビリティへの取り組みを進めている企業の1つです。例として挙げられるのが、代替魚を使った「ソイシーバーガー」。大豆たんぱくを主材料に使用し、魚のフライを再現、タルタルソースも卵不使用の、プラントベースのソースを添えて提供しています。
同様に緑色のパンズが特徴的な「グリーンバーガー」もパティには大豆由来の植物性たんぱくを使用。地球環境と健康への配慮が見られます。
また、モスバーガーは地域食材を使った商品開発にも力を入れています。新型コロナウイルスの影響で出荷量が半減した愛媛県愛南町の養殖真鯛を使った「真鯛カツバーガー」は、地方の生産者を支援するための一手として考案されました。
これらの取り組みは、モスバーガーがSDGsに直接的に貢献している具体的な例と言えます。地方の生産者を支援するという行動は、地方経済の活性化につながると言えるでしょう。また地元で生産された食材を活用することで、長距離輸送によるCO2排出量を削減し、気候変動への影響も抑制します。
「ソイシーバーガー」や「グリーンバーガー」のような植物ベースのメニューは、一般的な肉類の生産に比べてはるかに低い環境負荷で製造が可能。これは「つくる責任 つかう責任」にも寄与し、気候変動緩和にもつながる行動と言えます。 このようにモスバーガーの取り組みは、地方の経済活性化、環境負荷の低減、持続可能な消費行動の推進という、さまざまな面でのSDGs達成に貢献しているのです。
最後に
マクドナルドはファストフード業界の中で、スターバックスに次ぐ売上高を誇る巨大チェーンです。日本ではまだ実施されていませんが、世界に先駆けて脱プラスチックに取り組んでいるフランスでは、マクドナルドでも再利用可能な容器を使用することを義務付けています。 また世界にはハンバーガーの広告をなくそうとする街も存在します。温室効果ガス排出を削減するための取り組みであり、健康や環境に配慮した地域作りの一環と言えるでしょう。