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明日開催予定の東京マラソン2021。2年ぶりの開催に向けた新型コロナ感染症対策や取り組みとは?


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12 つくる責任つかう責任
明日開催予定の東京マラソン2021。2年ぶりの開催に向けた新型コロナ感染症対策や取り組みとは?

この時期になると話題にのぼる、東京マラソン。2022年3月6日、2年ぶりの開催が予定されています。参加者は本番に向けてランナー魂を燃やしているのではないでしょうか。大勢が集まるとなると、どうしても気になるのが新型コロナウイルスの感染症対策。開催に際して、どんな取り組みがなされているのか、見ていきましょう。

どうやったら走れる?エントリー倍率

2年ぶりに開催されることになった東京マラソンですが、2020年は招待選手のみのレースだったため、一般参加は3年ぶりとなります。ランニングコースとしても人気の皇居周りでは、いつでも誰かが走っているほどマラソンブームが定着。その火付け役になったのは、2007年にはじまった東京マラソンでした。マラソン初心者でも1度は走ってみたいと言われている東京マラソンは例年38,000人が走る日本最大の市民マラソンですが、倍率は年々増加傾向にあり、今や10倍を超え、2017〜2019年においては12倍超にもなっています。今大会は、スタート時におけるフィジカルディスタンス(1㎡につき1名)を確保するため、ランナーの定員を38,000人から25,000人に見直されているそうです。

コロナ禍で開催する上での感染対策

ランナーは事前に指定のPCR検査を受けることが義務付けられています。また、ランナーに加えボランティア、大会関係者は大会前後の検温結果や健康状態をアプリ等に入力するよう公式ウェブサイトに記されています。
また、3密を避けるため、当日現地での手荷物預かりを廃止、屋内更衣室から屋外更衣室へ変更となりました。当日はウェーブスタートを導入し、第1ウェーブ9:10、第2ウェーブ9:25、第3ウェーブ9:35と3段階に分けることを予定しており、ランナー同士は1m以上の間隔を確保することが定められています。
事前のPCR検査で陽性が明らかになった参加者には参加費の全額返金及び2023大会への権利移行をするとしています。このように参加者が一致団結して感染対策に努めるスタイルは、今後のウィズコロナの時代におけるニュースタンダードとなっていく可能性もあるのではないでしょうか。     

また、今回の東京マラソン2021では、国際社会が取り組んでいるSDGs目標達成のため、これまでのサステナブルな取り組みに加え、オフィシャルパートナーと共にいくつかの新しい取り組みも行われます。

東レのリサイクル繊維ブランド「&+®(アンドプラス)」でアップサイクル

今大会から新たに、東レ株式会社のリサイクル繊維ブランド&+®(アンドプラス)と連携し、大会当日にランナーに提供した給水(スポーツドリンクや水)のPETボトルが、繊維にリサイクルされ、ボランティアウェア(2024大会予定)に生まれ変わります。

水循環型手洗いスタンドを設置

感染症予防対策のため、10kmフィニッシュエリア・マラソンフィニッシュエリアに水循環型の手洗いスタンドを設置。使用した水の98%以上がその場で循環するため、排水を減らします。

運営車両は環境に配慮した車を使用

大会運営で必要な車両の一部にEV(電気自動車)を使用し、CO2排出量の削減に努めます。

ボランティアウェアは年号表記のないデザインを採用

これまでのボランティアウェアのデザインには年号が記載されていましたが、大会年度に関わらず着用できるよう、年号表記のないデザインが採用とされました。

(イメージ画)

前回大会でボランティアに配付予定だった物品を東京マラソン2021において一部使用

東京マラソン2020で使用予定だったボランティアキャップ等を、東京マラソン2021にて使用します。
※ボランティアウェアについては、東京都医師会に寄贈。
参考:「東京マラソン2020ボランティアウェアの寄贈について

その他にも、「ランナーに提供する給水コップはLIMEX素材を採用」や「東京マラソン2021で製作するフラッグをバッグとしてリユース」するなども行っています。

時代に合わせ様々な変化が求められる昨今、感染予防やサステナブルな取り組みを行うことで、人にも環境にも配慮された東京マラソン2021が間も無く開催されます。まだまだ油断できない状況ですが、多くのランナーが笑顔でゴールできるよう、最善の策が組まれています。ランナー、運営スタッフ、ボランティアスタッフ、応援をする人、それぞれが多方面から力を合わせ一丸となって臨む大会は、今まで以上に熱い気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。


一般財団法人東京マラソン財団公式ウェブサイトはこちら