SDGsなNEWスポットが三重に登場! VISON[ヴィソン]の行う食品ロス削減って?
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本来食べられるにもかかわらず廃棄されている食品、いわゆる「食品ロス」の量はどれくらいか知っていますか?現在、世界で生産されている食品の約3分の1(13億トン)が捨てられています。日本の「食品ロス」の量は2018年度で600万トン*。
日本政府は2030年には、家庭および食品関連事業者から発生する食品ロス量を2000年度比で半減するという目標を定めています。
(*:環境省 報道発表「我が国の食品廃棄物等及び食品ロスの発生量の推計値(平成30年度)の公表について」(令和3年4月27日発表)より)
7月20日、三重県中南勢にある多気町に、東京ドーム24個分もの敷地面積を持つ日本最大級の商業リゾート施設「VISON[ヴィソン]」がグランドオープンします。グランドオープンに先んじて4月にオープンした「マルシェ ヴィソン」は、海外のマルシェをイメージしたカラフルで新鮮な野菜や果物、とれたての海鮮などが並ぶ産直市場です。ここでは「食品ロスの削減」へ向けた取り組みが実施されています。
その1つが、マルシェ ヴィソンで売れ残った魚や野菜を店舗間連携することで、新しい商品にしてお客様へ提供する仕組みです。
例えば、地元でとれた魚や牡蠣とワインを楽しめるカフェテリア『マーケテリア』では、「地球の未来は今日の食事から」をコンセプトに、マルシェ ヴィソンをプロデュースするミシュランガイド パリ1つ星シェフ手島竜司氏の監修で、マルシェ ヴィソン内で売れ残った野菜を「本日のハタケスープ」として販売、VISON全体の食品ロス削減に取り組んでいます。
明治15年創業の練り物店『新兵衛屋(しんべえや)』では、マルシェ ヴィソンで売れ残った新鮮な魚介類を引き取り、VISON内の工場ですりつぶし、老舗の技術が光る熊野揚げとして販売しています。
今後は形の悪い野菜を農家から引き取り、VISON内レストランで使用するなど、マルシェ ヴィソンの食品ロス削減だけでなく、地域全体の食品ロス削減も行う予定です。
三重の各地からマルシェ ヴィソンに集まる新鮮で美味しい野菜や魚を最後までお客様に楽しんでもらえる仕掛けは、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」に定められている方法12-bを実行し、8つの達成目標のうち、12-3および12-5を達成に向けた活動になっています。
利用者も楽しみながら食品ロス削減に貢献できるリゾート施設VISON。伊勢神宮参拝後に是非立ち寄ってみては?