性別や国籍、人種、年齢にもとらわれない「新・ボーダレスファッション」展示を取材!
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突然ですが、みなさんはいつも服を購入する時にどのような選び方をしていますか?
ウィメンズやメンズ、キッズ、マタニティなどいろいろな商品が揃っている中で、意外といつも決まったフロアにしか行かないという方も多いのではないでしょうか。
SDGs全体の理念として「誰一人取り残さない(leave no one behind)」という考え方があります。誰もが自分らしく輝けるために、ダイバーシティ&インクルージョン・ボディポジティブ・アンコンシャスバイアス等の気づきを発信するプロジェクトを過去記事でも取り上げてきました。服選びにおいても、自分らしさをより楽しめるような動きが広がっています。
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ユニクロなどを展開する株式会社ファーストリテイリングでは、 服を選ぶときの性別や年齢、国籍などのステレオタイプ(固定観念)を壊し、本当の意味で「個人」として独自のスタイルや個性を表現しようという「 UNSTEREOTYPE School 」プロジェクトを実施しています 。
「 UNSTEREOTYPE School 」 は“「服」という身近なモノを切り口に、一人ひとりが無意識に抱いている様々なステレオタイプに気づき、そこに意識的であることで、誰もが自分自身のありたい未来を描ける世界を共創することを目指す”ことをコンセプトとして掲げています。
今回は「UNSTEREOTYPE School」の一環として、株式会社ファーストリテイリングと、実践スクール事業を行い「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとする株式会社バンタンがコラボした、性別、年齢、国籍のステレオタイプを壊す24パターンの新しいボーダレスファッションを提案する「Gradation」の展示についてご紹介します。
2021年7月19日(月)から2021年8月31日(火)までの期間中ユニクロ銀座店12階で展示されている「Gradation」。
バンタンの生徒とファーストリテイリングの社員が一緒に、服におけるステレオタイプについて考えてきた結果、その学びを基に“若い人の服はこうでなきゃいけない”、“男性もレディースの商品を着たいが買いづらい”などといった、性別、年齢、国籍のステレオタイプを壊して、ファッションにおける新しい価値観を提示する展示です。展示されているものは全てユニクロの店舗で販売されている商品を使用しており、 ユニクログローバルIMD(In-Store Merchandising)部の監修のもと制作されました。来店した自身「Gradation」での展示を見てステレオタイプについて考え、より一層ファッションに楽しめる機会を提供しています。
今回の制作に携わったバンタンの生徒は「ファッションは最も身近な自己表現のツールです。展示では24名のモデルを起用し、ファッションを通して互いの違いを認め合い、性別や国籍、年齢を軽やかに乗り越えるイメージを “Gradation” で描きました。アイテムにはウィメンズ、メンズなどすべてユニクロで販売中の商品を使用し自由にミックスさせたので、コーディネートの参考にいていただけると嬉しいです。私たちの “Gradation” から新しい発見をし、より一層ファッションを楽しみましょう」とコメントしていました。
また、株式会社ユニクログローバルインストアマーチャンダイジング部 ディレクターサバティーノ・ジェイソン氏は「人々は、ドグマ(現存する定説)やトレンドに挑戦することによって、初めて本当の意味で『個人』として、独自のスタイルや個性を表現することができます。
そして若者世代は、『ファッションやスタイルとは何か』 を根本から再定義することができる世代です。今回バンタンの生徒の皆さんと、ファッションの歴史に新たな1ページを加えることができてとても嬉しく思います」とコメントされていました。
自分がありたい未来を描く上で、ファッションは毎日を楽しく過ごすパワーをくれるもの。今回の「Gradation」の展示を取材して、子供だから子供っぽい服を着るという価値観に縛られるのではなく、大人っぽい服も着 こなせるという新しいコーディネートや 、スカートはかわいいだけでなく、とてもカッコいい着こなし方もあるのだという発見がありました。この年齢なら、この性別なら、この国の人なら、この職業なら こういう私服なのかもしれない、というバイアスがあったことに気付かされ、ステレオタイプで定められた“らしさ”というものを根本から再定義することができる展示でした 。日頃から私たちの日常に存在する様々な固定観念に目を向けて、年齢、性別、国籍にとらわれない新ボーダレスファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。