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海のゴミで作るアート。『ReHOPE POSTER』赤坂bizタワーで期間限定公開中

海のゴミで作るアート。『ReHOPE POSTER』赤坂bizタワーで期間限定公開中

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  • つくる責任つかう責任
  • 海の豊かさを守ろう
  • 陸の豊かさも守ろう

10月は3R推進月間。3Rとは、リデュース・リユース・リサイクルのこと。
ゴミやアップサイクルなどについては、過去にラジオや記事でもとりあげました!最近では榮倉奈々さんもインスタグラム(@nana_eikura)で海のゴミ拾いに参加されていた様子をアップしていました。自然を感じながら地球にいいことをできる身近な活動が広がってきています。

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今回紹介するのは、徳島県美波町由岐湾内地区の浜に漂着したゴミを拾い集め日本列島を表現した『ReHOPE POSTER』。
10月9日(土)から10月30日(土)までの間、赤坂Bizタワーで期間限定公開中。『ReHOPE POSTER』は、震災前過疎にも負けずに事前復興まちづくりに取り組む美波町と、ゴミや漂流物を使って数々のアート作品を制作してきた現代芸術家・淀川テクニックによって制作されたアート作品です。

美波町は、ウミガメが産卵に訪れる美しい浜辺や海の幸を観光資源として持ち、太平洋に面した自然豊かな町でありながら、過去に大きな津波被害を度々受けている土地でもあります。そして、近い将来の発生が懸念される“南海トラフ地震”でも、最大20m超の津波が発生することが予測されており、津波を恐れ町を出る人も少なくありません。それでも、「震災は発生する前提で、住み続けられるまちづくりをどう考えるべきか」などの事前復興対策や、防災ツーリズムなどの地域活性化に住民や行政、大学が協力して取り組んでいます。

そんな美波町と手を組んだ淀川テクニックは、世界中でゴミをアートに変え、新たな希望の光を灯す希代の芸術家です。ゴミや漂流物などを使い、様々な造形物を制作しています。彼の活動や作品は国内外のテレビ、新聞などのマスメディアで多く取り上げられ、美術の教科書などでも紹介されています。近年では環境に関するイベントに招かれることも多く、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標である、SDGs(Sustainable Development Goals)の12「つくる責任つかう責任」、14「海の豊かさを守ろう」15「陸の豊かさも守ろう」といった目標に取り組んでいる一人でもあります。

『ReHOPE POSTER』は未来へとつながる作品となるように、美波町由岐湾内にある田井ノ浜や由宇の浜をはじめとした、海岸に漂着したゴミを使って、美波町の方々と一緒に制作されました。海のゴミを拾うことで、SDGs14「海の豊かさを守ろう」のターゲット2「海の生態系を保護し、自然の回復力を取り戻そう」の活動に繋がる取り組みです。
また、淀川テクニックによる由岐小学校の子ども達への特別授業が行われました。子どもたちは、授業後に自分で拾ってきたゴミで作品を作ったり、自主的にゴミを集めるなど、授業を通してSDGs12「つくる責任つかう責任」のターゲット2「限りある天然資源を、できるだけ使わずに済むようにしよう」についても理解を深めるきっかけを生み出しています。

作品制作にあたって拾った漂流ゴミはなんと100キロを超えました。ゴミには洗浄と消毒を行っていますが、使用したゴミには一切の着色を行わず、そのままを彩りを活かしています。遠目でもハッキリと分かる青一色の日本列島は、間近にみればゴミがどう活かされているのか発見に富んでおり、日本の島々の細部まで再現されています。さらに周囲の海流を表したゴミたちはピン留めされており、列島が沈みゆくようにも見える幻想的な仕上がりとなっています。

ゴミで作られる美しい芸術作品。ただ美しいだけではなく、SDGsについてなど、何かを考えさせられるきっかけにもなるかもしれません。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

メイキングムービーはこちら

  • [展示期間] 2021/10/09日(土) 〜 10/30(土)
  • [展示時間] 11:00 〜 19:00
  • [展示場所] TBS秋ドラマ展(赤坂Bizタワー SHOPS & DINING アトリウム2F)
  • [入場料] 無料

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